転職という選択肢
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中途入社でミスばかり…知らないからでなく、知っているつもりだから起きます

taishokuzenya
結論から
中途入社でミスが続くのは、能力が落ちたからではありません。
経験があるからこそ起きるミスが、いくつもあります。
とくに多いのが、同じ言葉が前職と別の意味で使われていることによるミスです。
やることは、確認を増やすことではなく「どこを確認するか」を絞ることです。

また間違えた。

前の職場では、こんなことはなかったのに。

新卒なら許されるかもしれない。

でも自分は、経験者として採られている。

謝るたびに、少しずつ削られていく。

この記事は、中途入社に特有のミスから書きます。

経験があるから、起きるミスがあります

未経験の人とは、ミスの理由が違います。

中途特有の原因中身
同じ言葉が、別の意味いちばん多い原因。「見積」「案件」「確定」の指す範囲が会社ごとに違います
前職の手順が手癖で出る考えずにできる作業ほど前のやり方が出ます
「知っている」と思って確認を飛ばす知らないことは聞きますが、知っているつもりのことは聞きません
暗黙のルールを知らないマニュアルに載っていない決まり。破ってから知ります
早く成果を出そうと急ぐ確認の手順を飛ばして、結果的に遅くなります

1つ目と3つ目が、中途入社に特有です。

未経験の人は、そもそも知らないので全部聞きます。

でも経験者は、知っているつもりの部分を聞きません。

だから、そこだけ穴が空きます。

新卒のミスと、見られ方が違います

ここが、いちばんしんどいところだと思います。

新卒のミス中途のミス
周りの受け取り方まだ知らないから仕方ない経験者なのに、と思われる
自分の感じ方できなくて当たり前恥ずかしい・情けない
聞きやすさ何でも聞けるいまさら聞けない空気がある

この差が、悪循環を作ります。

中途入社が陥りやすい流れ
① 経験者だから聞きづらい
② 聞かずに進める
③ ミスする
④ 「経験者なのに」と思われた気がして、もっと聞きづらくなる
⑤ ①に戻る

抜けるところは②です。ミスを減らす工夫より、聞き方を変えるほうが早く効きます。
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確認を増やすのでなく、場所を絞ってください

「全部確認する」は、続きません。

中途入社のミスは、出る場所が決まっています。

ここだけ確認すれば、大半は防げます
① 前職にも同じ名前があった作業(中身が違う可能性が高い)
② 誰かに渡す前の最終形(宛先・体裁・提出先)
③ 数字が入るもの(桁・単位・税込か税抜か)
④ 初めてやる作業の1回目(2回目からは自分でできます)

①がこの記事でいちばん言いたいところです。

「同じ名前、違う中身」リストを作ってください

前職にもあった言葉・作業を見つけたら、その場でメモします。

・「納品」=前職は発送、ここは検収完了まで
・「確定」=前職は上長承認、ここは客先の返信
・「月末」=前職は月末日、ここは最終営業日

この3〜5個を潰すだけで、ミスは目に見えて減ります。

知らない言葉は、誰でも聞きます。

危ないのは、知っているつもりの言葉のほうです。

聞き方も、変えられます

「教えてください」だと、経験者として聞きづらいと思います。

だから、確認の形にしてください。

そのまま使えます

「これは◯◯という理解で合っていますか」
「前職では△△でしたが、こちらではどうされていますか」
「念のため1回目だけ見ていただけますか」

・自分の理解を先に出す(分かっている前提で聞けます)
・「1回目だけ」で回数を限定する(負担が小さく見えます)

自分のミスが、どの種類か分けてください

「ミスが多い」とひとまとめにすると、対策が決まりません。

中途入社のミスは、3つに分かれます。

種類例対策
知らなかった社内ルール・提出先・順番聞けば終わり。同じことは二度起きません
前職と違った同じ言葉・同じ作業の中身が違うリスト化して潰す(この記事の本題)
単純な不注意誤字・桁・宛先仕組みで防ぐ。見直しの型を決める

自分のミスを、この3つに振り分けてみてください。

多くの人は、全部を3つ目(不注意)だと思い込んでいます。

でも実際は、1つ目と2つ目がほとんどです。

つまり、気をつけても減りません。

振り分けると、こうなります
・1つ目が多い → 情報が渡されていない。聞く回数を増やす
・2つ目が多い → 「同じ名前・違う中身」を洗い出す
・3つ目が多い → 疲労を疑う。見直しの型を作る

3つ目ばかりなら、休息が足りていない可能性があります。

ミスしたあとは、速さがすべてです

ミスそのものより、そのあとの動きで印象が決まります。

やること(この順番で)
① すぐ報告する(言いにくい相手ほど早く)
② 事実だけ短く(言い訳を先に言わない)
③ 影響範囲を伝える(誰に何が及ぶか)
④ 次にどうするかを言う
⑤ 原因はあとで整理する(その場では要りません)

①が圧倒的に大事です。

ミスは、時間が経つほど大きくなります。

30分後に言えば直せたことが、翌日には直せなくなります。

そして、報告が早い人は、それだけで信用されます。

見直しの型を、1つだけ決めてください

「気をつける」は、対策になりません。

疲れている日には、気をつける力そのものが落ちるからです。

必要なのは、気力に頼らない型です。

どれか1つだけ決めてください
・送る前に、宛先だけ声に出して読む(誤送信が消えます)
・数字は、指で押さえて2回読む(桁ミスが消えます)
・提出物は、一度閉じてから開き直して見る(見落としが減ります)
・作業の最後に、依頼された文面をもう一度読む(要件漏れが消えます)

全部やろうとすると、1つも続きません。

自分がいちばんよくやるミスに、1つだけ対応させてください。

そして、2週間続けてから次を足す。

なぜ1つずつなのか
見直しの手順を増やすと、時間がかかるようになります。
時間がかかると、忙しい日に飛ばします。
飛ばした日にミスが出て、「やっぱり気をつけないと」に戻ります。

忙しい日でも飛ばさない量にしておくのが、いちばん確実です。

いつ減るのか

時期状態の目安
1か月いちばん多い時期。知らないことが多すぎて、防ぎようがありません
2〜3か月同じ種類のミスが減ります。初めての作業では、まだ出ます
半年ここで大きく減ります。「同じ名前、違う中身」を潰し終わるころ
1年ミスの話をしなくなります

いま1〜2か月なら、いちばん多い時期にいます。

ここが底です。

体に出ているなら、そちらが先です

ミスの工夫より、休むほうが先の状態
・眠れない日が続いている
・出勤前に動悸がする
・ミスを人前で繰り返し責められている
・簡単なことも判断できなくなってきた

疲労が溜まると、ミスは工夫では減りません。
こころの健康相談統一ダイヤル 0570-064-556(各都道府県の相談窓口につながります)
または心療内科・精神科にご相談ください。

周りは、思っているほど数えていません

ミスが続くと、「またか」と思われている気がしてきます。

でも、周りはあなたのミスの回数を数えていません。

覚えているのは、自分だけです。

周りが実際に見ているのは、回数ではありません
・報告が早いか
・同じことを繰り返していないか
・直したあと、次から変えているか

回数より、この3つで評価が決まります。
10回ミスしても全部すぐ報告する人と、3回ミスして隠す人なら、前者のほうが信用されます。

だから、ミスの数を減らそうとしなくて大丈夫です。

減らすべきなのは、報告までの時間です。

謝りすぎないでください

中途入社の人ほど、何度も謝ります。

でも、謝罪が長いと相手の時間を奪います。

しかも、謝るほど「ミスの多い人」という印象が強くなります。

1回謝ったら、あとは対応の話に切り替えてください。

よくある質問

Q. 同じミスを繰り返してしまいます

同じミスなら、原因は注意力ではなく仕組みです。その作業の手順を紙に書いて、見ながらやってください。覚えてからやろうとすると、また出ます。見ながらやるのは、恥ずかしいことではありません。

Q. 前職では優秀だと言われていました

それは本当のことだと思います。ただ、前職での優秀さは、その会社のやり方に習熟していた結果でもあります。同じ状態になるには、ここでも同じだけの時間が要ります。関連:転職先で前任者と比べられる

Q. 怒られるのが怖くて、報告できません

気持ちは分かりますが、遅れるほど怒られます。言いにくいときは、「すみません、失敗しました」より先に事実から入ってください。「◯◯の件で、△△になっています」。事実から入ると、相手も対応から考えられます。

Q. ミスというより、覚えきれていない気がします

量の問題なら転職して覚えることが多すぎるにまとめました。覚える対象を絞る話なので、この記事とは対処が違います。

Q. ミス全般の対策も知りたいです

中途入社に限らない原因の切り分けは仕事のミスが多くて怖いにまとめました。

Q. ミスするたびに、転職しなければよかったと思います

入って数か月なら、ほぼ全員が同じことを思います。前職では慣れていたので、ミスも少なかった。それを能力の差だと感じてしまいますが、習熟の差です。関連:前の職場が忘れられない

Q. 「経験者なのに」と実際に言われました

言われるとこたえますが、言い返さないほうがいいです。代わりに、「まだ御社のやり方を把握しきれていないので、この作業は一度確認させてください」と返してください。謝るのでも反論するのでもなく、次の予防に変えるのが効きます。

Q. ミスが怖くて、手が止まるようになりました

慎重になりすぎると、今度は遅さを指摘されます。悪循環に入る前に、「ここまでは自分で判断してよい」という線を上司に確認してください。線が引かれると、手が動くようになります。

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中途入社で名前が覚えられない
試用期間の評価が怖い
前の会社のやり方が抜けない

経験者だからこそ、空く穴があります

今日やること
① 前職にも同じ名前があった言葉を、3つ書き出す
② その中身が同じか、明日1つだけ確認する
③ ミスしたら、30分以内に報告すると決める

中途入社のミスは、知らないから起きるのではありません。

知っているつもりだから起きます。

だから、全部を確認しようとしなくて大丈夫です。

危ないのは、前職にもあった言葉と作業だけです。

そこを3〜5個潰せば、半年を待たずにミスは減ります。

そして、いま多いのは、あなたが経験者だからです。

未経験なら、そもそも全部聞いていたはずです。

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※本記事は一般的な情報の解説であり、法的・医学的助言ではありません。心身の不調が続く場合は医療機関にご相談ください。こころの健康相談統一ダイヤル 0570-064-556。※本記事には広告(PR)を含みます。

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退職前夜

新卒で入った会社を、休職を経て辞め、個人事業主として独立しました。「辞めたいな…」と思う夜に、そっと寄り添う記事を書いています🌙

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