試用期間の評価が怖い…見えないから怖い。「何ができれば合格か」を聞くのがいちばん効きます
試用期間の評価が怖いのは、見えないものを想像で埋めているからです。
いちばん効くのは、上司に「何ができていれば合格か」を直接聞くことです。
基準が分かれば、怖さの多くは「やること」に変わります。
試用期間は、あなたが会社を見極める期間でもあります。
入社して、2ヶ月目。
試用期間は、あと1ヶ月で終わる。
でも、自分がどう評価されているのか、まったく分からない。
仕事を任せてもらえない日もある。
ミスをしたとき、上司の顔が少し曇った気がした。
このまま本採用されなかったら、どうしよう。
この記事は、試用期間の不安を減らすための、具体的な動き方を書きます。
怖さの正体は、「分からない」ことです
試用期間が怖いのは、評価の基準が見えないからです。
何ができていればいいのか。
今の自分は、合格ラインに届いているのか。
それが分からないから、小さなことが全部、悪いサインに見えてしまうのです。
| 不安に見えること | 実際によくあること |
|---|---|
| 仕事を任せてもらえない | 教える側の段取りが追いついていないだけ |
| 上司の口数が少ない | もともとそういう人。ほかの人にも同じ |
| ミスを注意された | 新人なら誰でも注意される。一度で評価は決まらない |
| 同期のほうができている気がする | 見えているのは相手の一部だけ。配属や経験も違う |
多くの場合、あなたが感じている不安は、あなたの想像が作っている部分が大きいのです。
だから、いちばんの対処は、見えないものを見えるようにすることです。
いちばん効くのは、上司に基準を聞くこと
評価が気になるなら、上司に直接聞いてしまうのがいちばんです。
聞き方さえ工夫すれば、前向きな人だと受け取られます。
「試用期間が終わるまでに、
どんなことができるようになっていればよいか、目安を教えていただけますか。
足りないところがあれば、早めに直したいと思っています。」
ポイントは、「足りないところを直したい」と添えることです。
評価を気にしているのではなく、成長しようとしていることが伝わります。
答えが返ってくれば、何をすればいいかがはっきりします。
「特にないよ、今のままで大丈夫」と言われれば、それも安心の材料です。
1ヶ月ごとに、確認の時間をもらう
一度聞いて終わりにせず、1ヶ月に一度くらい、短く確認するのがおすすめです。
「月に一度、10分ほどでいいので、
できていること・足りないことを教えていただく時間をいただけませんか。」
定期的に聞いておけば、試用期間の最後に突然何かを言われることがなくなります。
試用期間の、過ごし方の目安
試用期間が3ヶ月の場合、時期ごとに意識することを変えると、焦りが減ります。
| 時期 | 意識すること |
|---|---|
| 1ヶ月目 | 覚えることに集中する。名前・場所・仕事の流れ。成果は求めない |
| 2ヶ月目 | 任された作業を一人でできるようにする。同じミスをしない |
| 3ヶ月目 | 自分から「次はこれをやります」と言えるようにする |
1ヶ月目から成果を出そうとすると、空回りして疲れてしまいます。
いまの時期に合ったことを、一つずつ積み上げてください。
試用期間中に、見られていること
試用期間中に見られているのは、仕事の成果だけではありません。
むしろ、次のような基本の部分が大事にされることが多いです。
・遅刻や欠勤の連絡をきちんとしているか
・分からないことを、そのままにせず聞いているか
・同じミスを繰り返していないか
・周りと協力して仕事をしようとしているか
・教わったことをメモして、覚えようとしているか
どれも、最初からできる必要はなく、努力している姿勢が見えれば十分なものばかりです。
とくに「同じミスを繰り返さない」は、メモを取ることでかなり防げます。
注意されたことを一行で書き留めて、作業の前に見返す。
それだけで、同じ注意を受ける回数ははっきり減っていきます。
上司への報告で、見え方は大きく変わる
同じ仕事をしていても、上司への伝え方で、評価の見え方はかなり変わります。
上司は、あなたの仕事を一日中見ているわけではありません。
だから、何をしていて、どこまで進んでいるかを自分から伝えることが大事です。
①「〇〇の件、ここまで終わりました」
②「〇〇のところで迷っていて、こう進めようと思っています」
③「この進め方で大丈夫でしょうか」
②があると、自分で考えている人だと伝わります。
一日一回、帰る前にこの形で報告するだけで、「この人は任せても大丈夫」という安心を上司に持ってもらいやすくなります。
不安で眠れないときは
評価が気になって、夜も考え込んでしまう人もいると思います。
そんなときは、今日できたことを3つ書き出してから寝てください。
小さなことで構いません。
できなかったことより、できたことに目を向けると、少し気持ちが落ち着きます。
眠れない日が続くなら、無理をせず医療機関に相談することも考えてください。
タイプ別|あなたの不安に、当てはまる対処
→ 「〇〇の作業、一度やらせていただけませんか」と自分から申し出る。任せてもらえない理由を一度だけ聞いてみる
→ ミスの記録をつけて、原因を一つずつつぶす。上司に「こう対策しました」と報告すると、印象が変わります
→ 連絡を丁寧にして、復帰した日に「ご迷惑をおかけしました」と一言伝える。その後の勤務で取り返せます
→ 未経験で採用されたことは、会社も分かっています。覚えたことを見える形にして、上司に共有する
どの場合も、黙って不安を抱えるより、自分から一歩動くほうが評価につながります。
評価を気にしすぎると、かえって損をする
評価が怖いあまり、質問を控えたり、ミスを隠したりしてしまう人がいます。
でも、これは試用期間中にいちばん避けたいことです。
分からないまま進めて大きなミスになるより、早めに聞いて小さく直すほうが、ずっと評価は下がりません。
ミスをしたら、すぐに報告して、どう直すかを一緒に伝える。
「すみません、〇〇を間違えました。すぐに〇〇で直します」。
これができる人は、ミスをしない人より信頼されることも少なくありません。
試用期間は、あなたが会社を見る期間でもある
試用期間というと、会社に見られている期間だと考えがちです。
でも、あなたが会社を見極める期間でもあります。
| 見ておきたいこと | 安心できるサイン |
|---|---|
| 教えてくれる人がいるか | 質問すると、きちんと答えてくれる |
| 評価の伝え方 | できていないことを、理由と一緒に伝えてくれる |
| 働く条件 | 面接や労働条件通知書で聞いた内容と合っている |
| 職場の雰囲気 | ミスをした人を、人前で責め立てる空気がない |
この表で気になるところが多いなら、本採用されるかどうかより、ここで続けたいかどうかを考えてみてください。
合わない会社に無理に合わせ続けるより、早めに次を考えたほうがいいこともあります。
入って間もない時期に辞めるかどうかの判断は、入社1ヶ月で辞めたいにまとめました。
条件や扱いに、不安を感じたら
試用期間中の条件は、会社から受け取った労働条件通知書や雇用契約書に書かれていることが多いです。
期間の長さ、給与、本採用の扱いなどが気になるなら、一度読み返してみてください。
書かれている内容が分からない、説明されたことと違う、と感じたら、会社の人事に確認して構いません。
職場の外に相談したいときは、総合労働相談コーナー(各労働局)で無料で相談できます。
・評価が怖くて、分からないことを聞けなくなる
・無理に残業して、体調を崩す
・同期と比べて、自分を責め続ける
・一人で抱え込んで、誰にも相談しない
よくある質問
Q. 試用期間中に、休んでしまいました
体調不良は誰にでもあります。大事なのは、連絡の早さと丁寧さです。復帰した日に「ご迷惑をおかけしました」と一言伝えて、その後の勤務をきちんと続ければ、取り返せることがほとんどです。
Q. 仕事を任せてもらえないのは、評価が低いからですか
多くは、教える側の段取りや忙しさの問題です。気になるなら、「〇〇の作業を、一度やらせていただけませんか」と自分から申し出てください。任せてもらえない理由が分かることもあります。
Q. 試用期間の終わりに、作文や面談があります
振り返りの場として設けている会社は多いです。試用期間中にできるようになったこと、これから取り組みたいことを、具体的に書けば十分です。上司に確認した評価の基準があれば、それに沿って書くと伝わりやすくなります。
Q. 同期のほうが評価されている気がします
見えているのは、相手の一部だけです。配属や前職の経験も違います。比べるなら、1ヶ月前の自分と比べてください。できるようになったことが、きっと見つかります。
Q. 上司に基準を聞くのが怖いです
「足りないところを直したいので」と添えて聞けば、前向きな相談として受け取られます。聞かずに不安を抱え続けるより、聞いてはっきりさせたほうが、気持ちはずっと楽になります。
Q. 試用期間中に、辞めたくなりました
辞めることも選択肢です。ただ、評価への不安だけで決めると、あとで後悔することがあります。仕事内容や職場の雰囲気が合わないのか、評価が怖いだけなのかを、一度分けて考えてみてください。
Q. 試用期間が延長されると言われました
理由と、延長後に何ができていればいいかを、はっきり聞いてください。できれば書面やメールで確認しておくと安心です。条件について不安があれば、公的な相談窓口にも相談できます。
Q. 本採用になるかどうか、いつ分かりますか
会社によって違います。気になるなら、上司か人事に「試用期間の終わりには、どのような流れになりますか」と聞いておくと安心です。流れが分かっているだけで、不安はかなり減ります。
Q. 前職の経験があるのに、うまくできません
経験があっても、会社が変わればやり方も変わります。最初はできなくて当然です。前職の経験は、会社のやり方を覚えたあとで活きてきます。焦らず、まずはこの会社のやり方を覚えることに集中してください。
Q. 試用期間中に、給料の話を聞いてもいいですか
本採用後の条件について確認するのは、問題ありません。労働条件通知書を見て分からないところがあれば、人事に「本採用後の条件について確認させてください」と聞いて構いません。
Q. 試用期間中に、有給は使えますか
会社の制度や入社からの期間によって違います。使えるかどうかは、就業規則や人事に確認してください。体調不良などで休む必要があるときは、まずは上司に相談するのがいちばん確実です。
Q. 上司が忙しくて、評価を聞くタイミングがありません
朝の始業前や、帰る前の数分など、相手の手が空いていそうな時間に「5分だけよろしいですか」と声をかけてください。難しければ、メールやチャットで「一度ご相談の時間をいただけませんか」とお願いしても構いません。
Q. 評価が気になって、仕事に集中できません
評価のことは、上司に一度聞いたら、しばらく考えないと決めてください。考えても評価は変わりませんが、目の前の仕事に集中すれば、それが一番の評価につながります。
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中途入社で電話に出るのが怖い
転職先でパソコンの操作についていけない
怖さは、「やること」に変えられます
① 上司に「試用期間が終わるまでの目安」を聞く
② 注意されたことを一行でメモして、作業前に見返す
③ 労働条件通知書を読み返して、試用期間の条件を確かめる
試用期間の評価が怖いのは、基準が見えないからです。
聞いて、見えるようにすれば、怖さの多くは「やること」に変わります。
そして、試用期間はあなたが会社を見極める期間でもあります。
評価に怯えるだけでなく、自分がここで続けたいかどうかも、落ち着いて見てください。
合わないと感じたときは、転職エージェントの選び方も参考にしてください。
※本記事は一般的な情報の解説であり、法的助言ではありません。試用期間中の条件や扱いについては、労働条件通知書等をご確認のうえ、総合労働相談コーナー(各労働局)などの公的な窓口にご相談ください。※本記事には広告(PR)を含みます。