中途入社で名前が覚えられない…全員でなくていい。覚える順番と、忘れたときの聞き方
中途入社で名前が覚えられないのは、当たり前です。
一度に何十人も紹介されて、覚えきれる人はいません。
全員を覚えなくていい。毎日関わる5人から、順番に覚えるだけで十分です。
忘れてしまったら、聞き直せば大丈夫です。
入社初日の朝礼。
部署の人を、一人ずつ紹介してもらった。
でも、5人目あたりから、もう頭に入っていない。
翌日、廊下で声をかけられても、名前が出てこない。
昨日一日教えてくれた先輩の名前の読み方すら、あやふやになっている。
失礼だと思われていないだろうか。
この記事は、名前を覚える順番と、忘れたときの切り抜け方を書きます。
覚えられないのは、あなたのせいではありません
まず、安心してください。
入社したばかりの人が、周りの名前を覚えられないのはごく普通のことです。
| 覚えにくい理由 | 中身 |
|---|---|
| 一度に紹介される人数が多い | 数分で10人、20人と紹介されても、頭に残るのは最初の数人だけです |
| 緊張している | 初日は気を張っていて、人の話を覚える余裕がありません |
| 覚えることがほかにも多い | 仕事の手順、場所、社内ルール。名前はそのうちの一つにすぎません |
| 顔と名前がつながらない | 紹介されたときと、次に会ったときで、印象が違って見えることもあります |
そして、周りもそれを分かっています。
入ったばかりの人が名前を覚えていなくても、失礼だと思う人はほとんどいません。
むしろ、覚えようとしている姿勢のほうが、印象に残ります。
全員を覚えなくていい。覚える順番
いちばん大事なのは、全員を一度に覚えようとしないことです。
毎日関わる人から、順番に覚えていけば十分です。
| 順番 | 覚える人 | いつまでに |
|---|---|---|
| 1 | 直属の上司 | 初日 |
| 2 | 仕事を教えてくれる人 | 初日 |
| 3 | 席が近い人 | 最初の3日 |
| 4 | 総務・事務の人(手続きで何度も関わる) | 最初の1週間 |
| 5 | 同じ部署のほかの人 | 最初の1ヶ月 |
| 6 | ほかの部署の人 | 関わるたびに少しずつ |
1と2は、初日のうちに必ず覚えてください。
ここは、名前を呼ぶ機会がいちばん多い人たちです。
逆に、6のほかの部署の人は、何ヶ月かかっても構いません。
一緒に仕事をする機会ができたときに、自然に覚えていきます。
タイプ別|職場の人数で、覚え方を変える
職場の人数や働き方によって、効く覚え方が少し違います。
自分の職場がどれに当てはまるか、見てみてください。
→ 1週間で全員を覚えるつもりでいい。一人ひとりと一度ずつ話すのがいちばんの近道です
→ 自分の島(席のまとまり)だけに絞る。組織図や座席表を手に入れて、見ながら覚える
→ 勤務表に名前が並んでいれば、その日一緒になった人に丸をつける。2〜3回一緒になると覚えられます
大人数の職場で全員を覚えようとすると、疲れるだけで身につきません。
自分の仕事に関わる範囲だけに絞ってください。
覚えるための、具体的なやり方
記憶力に頼らなくても、仕組みで覚えられます。
① 席の配置図を描いて、名前を書き込む
② 名前の横に、特徴を一言メモする(担当・話し方・よく着ている服の色など)
③ 挨拶のときに、名前を呼ぶ(「〇〇さん、おはようございます」)
④ 社内の組織図・チャット・メールの署名で確かめる
⑤ 帰り道に、今日話した人の名前を思い出す
① 席の配置図がいちばん効く
名前だけ覚えようとすると、なかなか頭に入りません。
でも、「窓側の奥の席の人」というように、場所と結びつけると覚えやすくなります。
メモ帳に、自分の席のまわりの配置を簡単に描いて、名前を書き込んでください。
最初の1週間は、それを見ながら挨拶するだけで、かなり覚えられます。
③ 名前を呼ぶと、相手にも印象が残る
「おはようございます」だけでなく、「〇〇さん、おはようございます」と名前を添える。
これを続けると、自分の記憶に残るうえに、相手にも「覚えてくれたんだ」と伝わります。
名前を呼ばれるのは、誰にとってもうれしいことです。
④ 読み方は、メールの署名で確かめる
名前の読み方が分からない、という人も多いと思います。
そんなときは、社内メールの署名や、社内チャットの表示名を見てください。
ふりがなが書いてあることもあります。
組織図や座席表が共有フォルダにある職場もあるので、一度探してみると早いです。
最初の1週間の、覚える流れ
| 日 | やること |
|---|---|
| 初日 | 上司と教えてくれる人の名前を覚える。席の配置図を描く |
| 2日目 | 配置図を見ながら、近くの席の人に名前を呼んで挨拶する |
| 3日目 | 総務・事務の人の名前を覚える(手続きで関わるので覚えやすい) |
| 4〜5日目 | 部署のほかの人の名前を、配置図で埋めていく |
| 週末 | 配置図を見ずに、何人の名前が言えるか試す |
週末に試して、半分言えれば十分です。
翌週も同じように続けると、2週間ほどで部署の名前はほぼ出てくるようになります。
名前を忘れたときの、聞き方
どれだけ工夫しても、忘れることはあります。
そのときは、正直に聞き直すのがいちばんです。
「すみません、まだお名前を覚えきれていなくて。
もう一度伺ってもよろしいですか。」
入って1〜2週間のうちなら、聞き直しても誰も気にしません。
むしろ、あいまいなまま名前を呼ばずにいるほうが、距離ができてしまいます。
聞き直しにくいときは、周りの人に
何度も話している人の名前を忘れてしまうと、本人には聞きにくいものです。
そういうときは、席の近い人や、教えてくれている先輩にこっそり聞いてください。
「すみません、あちらの方のお名前、なんとおっしゃいましたっけ。」
これは、誰もが一度はやっていることです。
聞かれた側も、「入ったばかりだもんね」と気軽に教えてくれます。
・名前が分からないので、話しかけるのを避ける
・「あの」「すみません」だけで呼び続ける
・うろ覚えの名前で呼んで、確かめない
・覚えていないことを隠そうとして、会話がぎこちなくなる
呼び間違えてしまったら
名前を間違えて呼んでしまうこともあります。
そのときは、すぐに謝って、正しい名前で言い直すだけで大丈夫です。
「失礼しました、〇〇さんですね。
まだ覚えきれていなくて、すみません。」
一度きちんと言い直せば、かえって覚えやすくなります。
間違えた名前は、不思議と記憶に残るものです。
同じ苗字の人が何人もいる職場では、下の名前やあだ名で呼ばれていることも多いです。
周りがどう呼んでいるかを聞いて、それに合わせてください。
自分の名前を、覚えてもらうために
覚えるのと同じくらい大事なのが、自分の名前を覚えてもらうことです。
名前を覚えてもらえると、声をかけてもらいやすくなり、職場になじむのが早くなります。
・話しかけるときに「〇〇です」と名乗ってから話す(最初の2週間)
・名札があるなら、見える位置につける
・メールやチャットでは、署名に名前をはっきり書く
・読み方が難しい名前なら、自己紹介で読み方を一言添える
相手も、あなたの名前を覚えきれていないかもしれません。
名乗ってから話しかけると、相手も助かります。
先輩の名前を忘れて、気にしすぎているとき
一日お世話になった先輩の名前を、翌日思い出せない。
それだけで、ずっと気になって落ち込んでしまう人もいます。
でも、その先輩も、きっと同じ経験をしています。
入ったばかりのころ、誰もが名前で苦労しています。
気になっているなら、明日の朝、自分から聞き直してしまうのがいちばん楽です。
聞いてしまえば、数秒で終わります。
悩んでいる時間のほうが、ずっと長くてつらいのです。
名前より、大事なこと
名前を覚えるのは大事ですが、それよりもっと大事なことがあります。
それは、自分から挨拶することです。
名前が分からなくても、挨拶はできます。
毎朝、自分から明るく挨拶を続けていれば、名前を覚える前に、関係ができていきます。
そして、関係ができてくると、名前は自然に覚えられるようになります。
職場になかなかなじめないと感じるときは、中途入社で馴染めないも読んでみてください。
よくある質問
Q. 1ヶ月たっても、まだ覚えられない人がいます
関わる機会が少ない人なら、それで普通です。毎日話す人の名前を覚えていれば、何も困りません。ほかの人は、仕事で関わるたびに少しずつ覚えていけば十分です。
Q. 紹介されたときの自己紹介は、何を言えばいいですか
名前、前の職場での経験を一言、「ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします」で十分です。長く話す必要はありません。30秒ほどで終えると、聞く側も覚えやすくなります。
Q. 相手は自分の名前を覚えてくれているのに、自分は覚えていません
迎える側は一人を覚えればいいですが、入った側は何十人も覚える必要があります。覚えている量が違って当然です。気になるなら、「皆さんのお名前をまだ覚えきれていなくて」と正直に伝えてください。
Q. マスクをしていて、顔が覚えられません
顔より、声・背格好・担当・席の場所で覚えるほうが早いです。席の配置図に、担当や特徴をメモしておくと、顔がはっきり分からなくても判断できます。
Q. 名前を覚えるのが、もともと苦手です
苦手な人ほど、メモに頼ってください。記憶力ではなく、仕組みで覚えれば十分です。配置図と特徴のメモがあれば、苦手でも困らなくなります。
Q. 歓迎会で、いろいろな人に話しかけられて覚えきれませんでした
歓迎会は、一度にたくさんの人と話すので、覚えきれなくて当然です。翌日、話した人の名前を思い出せる範囲でメモしてください。思い出せなかった人には、次に会ったときに「昨日はありがとうございました」と声をかければ、名前を聞き直すきっかけになります。
Q. 社内チャットで、誰が誰か分かりません
チャットのアイコンや表示名と、実際の顔が結びつかないのはよくあることです。チャットで話した人に会ったとき、「チャットでお世話になっている〇〇です」と自分から名乗ると、相手も名乗り返してくれます。
Q. 名前を覚えていないことを、上司に注意されました
入ったばかりなら、「まだ覚えきれておらず、すみません。今週中に部署の皆さんのお名前を覚えます」と答えれば十分です。期限を自分で決めて伝えると、前向きな印象になります。
Q. 同じ苗字の人が何人もいて混乱します
職場では、下の名前やあだ名、担当で呼び分けていることが多いです。周りが「〇〇さん(下の名前)」「経理の〇〇さん」などとどう呼んでいるかを聞いて、それに合わせてください。
Q. 年上の人を、名前で呼んでいいか迷います
苗字に「さん」をつけて呼べば、どの職場でも失礼にはなりません。役職で呼ぶ習慣がある職場もあるので、最初の数日は周りがどう呼んでいるかを聞いて合わせてください。
Q. 取引先の人の名前も覚えないといけません
社外の人は、名刺やメールの署名で確かめられるので、社内の人より覚えやすいです。名刺の裏に、会った日と話した内容を一言メモしておくと、次に会ったときに思い出せます。
Q. 名前を覚えるより、仕事を覚えるほうが先ではないですか
どちらも大事ですが、名前が分かると、仕事の質問がしやすくなります。「誰に聞けばいいか」が分かるからです。最初の1週間は、仕事と同じくらい名前にも時間を使ってください。
Q. メモを取っているのを見られるのが恥ずかしいです
名前のメモは、手帳やスマホに小さく書いておけば目立ちません。見られても、覚えようとしている人だと好意的に受け取られることがほとんどです。
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覚えるのは、毎日関わる5人から
① 上司と、教えてくれる人の名前を最初に覚える
② 席の配置図を描いて、名前と特徴を書き込む
③ 明日、名前を呼んで挨拶する
④ 忘れたら、正直に聞き直す
中途入社で名前が覚えられないのは、誰にでもあることです。
全員を一度に覚えようとせず、毎日関わる人から順番に。
忘れたら、聞き直せばいい。
1ヶ月後には、気づいたら部署の人の名前が自然に出てくるようになっているはずです。
職場そのものが合わないと感じ始めたら、転職エージェントの選び方も参考にしてください。
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