転職という選択肢
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仕事がつらくて泣いてしまう…転職より先に、確かめてほしいこと

taishokuzenya
先に、いちばん大事なことを
泣いてしまうのは、心が弱いからではありません
感情を抑える力が、一時的に足りなくなっているだけです。

眠れない・食べられない・涙が止まらない日が続いているなら、この記事を読むより先に、医療機関や公的な相談窓口に連絡してください。
こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)は、お住まいの自治体の相談窓口につながります。

職場のトイレで泣いた。

帰りの電車で、気づいたら涙が出ていた

家に着いた瞬間に、声を出して泣いた。

そんな日が、何度もある

でも周りは普通に働いていて、自分だけおかしいのかと思う

この記事は、そういう状態の人に向けて書きます。

まず、休んでいい状態かもしれません

先に、いまの状態を確かめてください

この中に当てはまるものがありますか
2週間以上、眠れない日が続いている
食欲がない、または食べすぎてしまう
朝、体が動かない
休みの日も何も楽しめない
動悸・頭痛・腹痛が続いている
消えてしまいたいと思うことがある

当てはまるものがあるなら、まず医療機関に相談してください。
心療内科・精神科のほか、かかりつけの内科でも構いません
会社に産業医がいれば、そこでも相談できます。

これは、転職より先に確かめることです。

体調を崩したまま転職活動をしても、いい判断はできません

この記事の後半に相談先をまとめましたので、必要ならそちらだけ読んでください。

なぜ、泣いてしまうのか

理由が分かると、自分を責めずに済みます

涙は、我慢の量が限界を超えたときに出るものです。

起きていること中身
感情を抑え続けている職場では平気なふりをする。抑えた分が、あとで出てきます
疲れがたまっている睡眠が足りないと、感情のコントロールが効きにくくなります
逃げ場がない「辞められない」と思っているほど、追い詰められます
誰にも言えていない言葉にできないものは、別の形で出てきます

どれも、性格の問題ではありません

状況の問題です。

同じ人でも、環境が変われば泣かなくなります。

「みんな我慢している」は、比較になりません

周りが平気に見えるのは、見えないところで処理しているからです。

あるいは、あなたと違う仕事をしているからです。

同じ職場でも、担当する業務も、関わる人も違います。

比べる条件がそろっていません。

今日、できること

大きなことは、いまはしなくて構いません

今日やること(小さいものだけ)
今夜、早く寝る(判断力は睡眠で戻ります)
明日、休めるなら休む(有給でも欠勤でも)
何がつらいのかを、一言だけ紙に書く

転職のことは、今日は考えなくていいです。

②が、いちばん効きます

「休むほどではない」と思うかもしれませんが、泣いている時点で、休む理由としては十分です。

体調不良と伝えて構いません。

体調がすぐれないため、本日はお休みをいただきます。
ご迷惑をおかけし、申し訳ありません。

理由を詳しく説明する必要はありません。

涙が出る場面を、書き出してみてください

体調が少し戻ったら、これをやってみてください

「仕事がつらい」は大きすぎて、どうすればいいか分かりません

でも、場面まで下ろすと、対処できることが出てきます

いつ、涙が出そうになりますか

・朝、家を出る前
・特定の人と話したあと
・ミスを指摘されたとき
・帰りの電車の中
・日曜の夕方
・何もない休日の昼間

場面が特定できると、原因の見当がつきます。

いつ出るか考えられること
特定の人と話したあとその人との関係が中心。異動で解決することもあります
朝・出勤前職場全体への拒否感。環境の問題である可能性が高い
日曜の夕方明日への不安。よくある形ですが、続くなら要注意
何もない休日仕事と関係なく気分が沈んでいる。医療機関に相談してください
いつでも・理由がない同上。体調として扱ってください

下2つに当てはまるなら、職場の話ではありません

転職を考える前に、体調を診てもらってください

休んでも変わらないなら、環境の問題です

1〜2日休んで気持ちが戻るなら、疲れが原因です。

休みを取りやすくする工夫で、しばらくは持ちます

でも、休み明けにまた同じところに戻るなら、話が変わります。

環境の問題である可能性が高いサイン
休日の夕方から気持ちが沈む
特定の人・特定の業務を思い出すと涙が出る
休んだ翌日、行くのがもっと怖くなる
連休のあとほど、つらい

この場合、あなたが変わっても解決しません

がんばり方の問題ではなく、その場所との相性の問題だからです。

休職という選択肢も、あります

「休む」と「辞める」のあいだに、もう一つ選択肢があります

休職です。

医師の診断書があれば、一定期間、籍を置いたまま休める制度です。

休職を考えていい状態
数日休んでも回復しない
医師から休養を勧められた
辞めたいが、次を探す気力もない
収入が止まると生活できない

最後の項目が大きいです。

辞めると収入がゼロになりますが、休職なら傷病手当金などの制度を使える場合があります

条件や金額は加入している健康保険によって変わるので、会社の担当部署か、加入先の健康保険組合・協会けんぽに確認してください

休職の可否は、会社の制度によります
法律で義務づけられた制度ではないため、就業規則に定めがあるかどうかで変わります。
まず就業規則を確認するか、人事に「休職制度はありますか」と聞いてください。

違いは休職か退職か迷うときにまとめました。

辞めるしかないと思い込まないでください。

選択肢は、「続ける」と「辞める」の2つではありません

やってしまいがちで、逆効果なこと

つらいときにやりがちですが、悪化します
もっと頑張って追いつこうとする(疲れが増えるだけ)
誰にも言わずに耐える(限界まで気づかれません)
お酒で紛らわせる(眠りが浅くなり、翌日さらにつらくなります)
休日に予定を詰める(休養になりません)
SNSで同じ状況の人を探し続ける(共感は一瞬で、消耗が残ります)

とくに1つ目です。

つらいのは能力不足のせいだと思って、もっと働こうとしてしまう

でも、涙が出るのは働きすぎのサインであることが多いです。

足すのではなく、減らしてください。

減らし方の例

仕事を減らす
「いまの業務量では手が回りません。どれを優先すべきかご指示いただけますか

予定を減らす
休日の約束を1つ断る。寝る時間を確保する

情報を減らす
寝る前にスマホを見ない。転職サイトも見ない

3つ目も大事です。

つらいときに求人を眺め続けると、行動していないのに消耗だけ増えます

相談できる場所

一人で抱えないでください。

公的な相談窓口(無料)
こころの健康相談統一ダイヤル 0570-064-556(お住まいの自治体の窓口につながります)
働く人の「こころの耳」相談(厚生労働省・電話/メール/SNS)
各都道府県の精神保健福祉センター
総合労働相談コーナー(各労働局・ハラスメントや労働条件の相談)

いずれも無料です。相談した内容が、あなたの同意なく会社に伝えられることはありません(労働局に助言・指導やあっせんを申し出た場合は、会社への連絡を伴います)。

「相談するほどではない」と思うかもしれません。

でも、そう思う人ほど限界まで我慢しています

電話1本で、話を聞いてもらえます

ハラスメントが原因の場合
暴言・過剰な叱責・無視といった扱いを受けているなら、記録を取ってください
いつ、誰に、何を言われたか(メモで十分)
・可能なら録音

相談するときに、記録があるかどうかで対応が変わります
総合労働相談コーナー(各労働局)で、無料で相談できます。

明日、行けそうにないとき

朝になって、体が動かないことがあります

そのときに使える連絡文を、先に用意しておいてください

つらい朝に、文章を考える力は残っていません

当日の朝に送る(メール・チャット)
体調がすぐれないため、本日はお休みをいただきます。
ご迷惑をおかけし、申し訳ありません。

数日休みたいとき
体調が回復せず、〇日まで療養させていただきたく存じます。
医療機関を受診し、あらためてご報告いたします。

詳しい理由は書かなくて構いません。

「体調不良」で足ります。

聞かれたら、そのとき考えれば間に合います

電話が怖いなら、メールで構いません

声を出すのがつらい日があります。

多くの職場では、メールやチャットでも受け付けられます

電話が原則の職場でも、「体調不良で声が出ない」と書けば通ります

今夜のうちに、下書きだけ作っておいてください
スマホのメモに、上の文章をコピーしておく。

それだけで、明日の朝が少し楽になります。
「休めない」と思っている理由の一つは、その場で言葉を作らなければならないことだからです。

よくある質問

Q. 何科に行けばいいか分かりません

心療内科か精神科です。違いを気にしなくて構いません。予約が取りにくい場合は、かかりつけの内科でも相談できます。必要なら紹介してもらえます。会社に産業医がいれば、そこも入口になります。

Q. 診断書をもらったら、辞めさせられませんか

診断書を出したことを理由に解雇されることは、通常ありません。むしろ、休職や配置転換の根拠になります。不利益な扱いを受けた場合は、総合労働相談コーナー(各労働局)で無料相談できます

Q. 家族に心配をかけたくありません

言いたくないなら、無理に言わなくて構いません。ただ、誰か一人には話しておいてください。家族でなくても、公的な相談窓口でも十分です。一人で抱えている状態がいちばん危ないです。

Q. 病院に行くほどではない気がします

判断は、医師がします。「行くほどか」を自分で決めなくて構いません。違えば「大丈夫です」と言われるだけです。行って損をすることはありません。

Q. 会社に知られたくありません

自分で医療機関に行く場合、会社に伝わることはありません。公的な相談窓口も同じです。産業医に相談する場合は、どこまで会社に共有されるかを先に確認してください。

Q. 上司に「メンタルが弱い」と言われました

それは、言った側の問題です。体調の不調を性格の問題として片づけるのは、いまの職場管理では適切な対応とされていません。そう言われる環境にいること自体が、つらさの原因である可能性があります。繰り返されるなら、総合労働相談コーナー(各労働局)で無料相談できます。

Q. 泣いたことを、周りに気づかれた気がします

気づかれていても、多くの人は触れないでいてくれます。説明も謝罪も必要ありません。気にしているのは、たいてい自分だけです。それより、泣くほどの状態が続いていることのほうを見てください。

Q. 職場で泣いてしまいました

気まずいと思いますが、周りは思っているほど気にしていません。説明する必要もありません。「体調が悪くて」で十分です。それより、泣くほどの状態になっていることのほうが大事です。

Q. 辞めたいけれど、生活があります

わかります。ただ、いま決めなくて大丈夫です。先に休んで、体調が戻ってから考えても遅くありません。お金の不安については仕事を辞めたいけどお金がないときにまとめました。

Q. 休んだら、戻りにくくなりませんか

1〜2日なら、ほとんど問題になりません。体調不良で休む人は普通にいます。長期になりそうなら、休職という選択肢もあります。違いは休職か退職か迷うときにまとめました。

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妻子持ちで仕事がつらい
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内定が出たのに嬉しくない

泣けるのは、まだ感じられているということです

今日やること(1つでいい)
今夜、早く寝る
明日休めるなら、休む
③ つらければ、0570-064-556 に電話する

転職のことは、体調が戻ってからで間に合います。

泣いてしまう自分を、情けないと思わないでください

感情が動くのは、まだ壊れていない証拠です。

本当に危ないのは、何も感じなくなったときです。

だから、泣けているうちに手を打ってください

手を打つというのは、転職することではありません。

まず、休むことです。

そして、誰かに話すことです。

環境を変えるかどうかは、その後で決めれば間に合います

もし体調が戻って、それでも同じ場所には戻れないと感じたら、そのときに選択肢を見てください

進め方は転職エージェントの選び方にまとめました。ただし、いまは急がなくて大丈夫です。

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相談は無料・在職中でも・相談だけの利用もできます

※本記事は一般的な情報の解説であり、医学的助言や法的助言ではありません。心身の不調が続く場合は、必ず医療機関にご相談ください。こころの健康相談統一ダイヤル 0570-064-556(お住まいの自治体の相談窓口につながります)。※本記事には広告(PR)を含みます。

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退職前夜
この記事を書いた人
退職前夜

新卒で入った会社を、休職を経て辞め、個人事業主として独立しました。「辞めたいな…」と思う夜に、そっと寄り添う記事を書いています🌙

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