転職初日、定時で帰っていい?帰っていい。帰る前のひと声と、最初の1週間の帰り方
転職初日は、定時で帰って大丈夫です。
初日に残っても、できる仕事はほとんどありません。
大事なのは帰る時間より、帰る前のひと声です。
「何かお手伝いできることはありますか」と一度聞いてから帰れば、印象が悪くなることはまずありません。
転職初日の夕方。
時計を見ると、もうすぐ定時。
でも、周りの人はまだ誰も帰る様子がない。
自分の仕事は、特に何もない。
このまま帰っていいのか、みんなが帰るまで待つべきなのか。
初日から「やる気がない人」と思われたくない。
この記事は、初日の帰り方と、最初の1週間の退勤のコツを書きます。
初日は、定時で帰っていい理由
結論から言うと、初日は定時で帰るのが自然です。
| 理由 | 中身 |
|---|---|
| 初日にできる仕事がない | 何も教わっていない状態で残っても、周りに気をつかわせるだけです |
| 会社も初日の残業は想定していない | 手続きや説明で一日が終わるように組まれていることがほとんどです |
| 周りも、帰ってくれたほうが楽 | 残っていると、「何か仕事を渡さないと」と相手が気にします |
| 疲れは翌日に響く | 初日は想像以上に疲れています。2日目に備えて休むほうが大事です |
とくに3つ目です。
新人が残っていると、周りは「何かやることを探してあげないと」と気にしてしまいます。
あなたが帰ってくれると、周りも自分の仕事に集中できます。
残ることが、かえって相手の負担になることもあるのです。
帰る前のひと声が、いちばん大事
帰る時間より、どう帰るかで印象が決まります。
黙って帰るのと、ひと声かけてから帰るのとでは、受け取られ方がまったく違います。
① 定時の10分ほど前に、教えてくれた人か上司に「何かお手伝いできることはありますか」と聞く
② 「今日は大丈夫」と言われたら、机の上を片づける
③ 定時になったら「お先に失礼します。明日もよろしくお願いします」と言って帰る
①がポイントです。
聞かれた側は、「気づかえる人だな」と受け取ります。
そして、ほとんどの場合「今日はもう大丈夫だよ、お疲れさま」と返ってきます。
これで、胸を張って帰れます。
帰るときの挨拶
「今日はありがとうございました。
お先に失礼します。明日もよろしくお願いします。」
周りの人に(全体へ)
「お先に失礼します。」
周りへの挨拶は、声に出して一言で十分です。
一人ひとりに言って回る必要はありません。
職場によって「お疲れさまです」が決まり文句のこともあるので、周りが何と言って帰っているかを聞いておくと安心です。
帰るまでに、済ませておきたいこと
定時で帰るために、夕方までに片づけておきたいことがあります。
これが残っていると、帰るタイミングを逃しやすくなります。
□ 提出する書類を、すべて渡したか
□ パソコンやアカウントの設定で、残っているものはないか
□ 今日紹介された人の名前を、メモしたか
□ 明日の出社時間と、最初にやることを確認したか
4つ目は、とくに大事です。
明日の朝、何時にどこへ行けばいいか分からないと、夜のあいだずっと落ち着きません。
明日の予定を聞いてから帰る
「明日は何時に、どちらに伺えばよろしいですか。
最初にやることがあれば、教えていただけると助かります。」
この一言を「何かお手伝いできることはありますか」と一緒に聞けば、帰る前の声かけが自然に終わります。
明日の予定が分かっていれば、家でも落ち着いて過ごせます。
書類がまだ揃っていない場合は、「〇〇は届き次第お持ちします」と伝えておけば大丈夫です。
あなたの職場は、どちらのタイプですか
初日は定時で帰っていいとして、2日目以降はどうか。
それは、職場の空気によって少し変わります。
初日のうちに、次のどちらに当てはまるか見ておいてください。
□ 定時になると、何人かは普通に帰っていく
□ 「お先に失礼します」に「お疲れさま」と返ってくる
□ 上司も、早く帰る日がある
□ 面接で聞いた残業時間と、実際の様子が合っている
□ 定時を過ぎても、ほとんど誰も帰らない
□ 帰る人がいると、少し空気が変わる
□ 上司が最後まで残っている
□ 面接で聞いた話より、明らかに遅くまで働いている
上のタイプなら、2日目以降も定時で帰って問題ありません。
下のタイプでも、最初の1週間は定時で帰っていいと考えてください。
まだ仕事を任されていない時期に残っても、できることはないからです。
残るかどうかを考えるのは、自分の担当の仕事ができてからで十分です。
最初の1週間の、退勤のコツ
2日目からも、基本は初日と同じです。
| 時期 | 帰り方 |
|---|---|
| 初日〜3日目 | 定時で帰る。帰る前に「何かありますか」と一度だけ聞く |
| 4日目〜1週間 | 任された作業があれば、区切りのいいところまでやってから帰る |
| 2週間目以降 | 自分の担当が決まってくる。担当の仕事の状況で判断する |
大事なのは、「帰ってはいけない空気」に合わせて、やることもないのに残らないことです。
一度残り始めると、それが「あなたの普通」として覚えられてしまいます。
最初に定時で帰る姿を見せておくと、それが「この人の普通」になります。
仕事が終わっていないときは
任された作業が定時までに終わらないこともあります。
そのときは、黙って残るのではなく、まず相談してください。
「〇〇の作業が、まだ半分ほど残っています。
今日中に終わらせたほうがいいですか、それとも明日の朝に続けてもよろしいですか。」
入ったばかりの人の作業は、明日でいいことがほとんどです。
聞かずに残ると、「急ぎじゃないのに」と思われることもあります。
初日から残業を求められたら
まれに、初日から当然のように残業を求められる職場もあります。
一度くらいなら、様子を見るために付き合ってもいいと思います。
ただ、次のような場合は、注意して見ておいてください。
・面接や求人で聞いた残業時間と、明らかに違う
・残業しても、その時間が記録されていないように見える
・「新人は残るもの」と言われて、毎日遅くまで帰れない
・断ると、強い口調で責められる
これらが続くなら、日付と帰った時間をメモしておいてください。
あとで確認や相談が必要になったとき、記録があると話が早く進みます。
職場の外に相談したいときは、総合労働相談コーナー(各労働局)で無料で相談できます。
入って間もない時期に続けるか迷ったときは、入社1ヶ月で辞めたいに判断の材料をまとめました。
帰り道にやっておくと、2日目が楽になること
職場を出たら、今日のことを長々と振り返らなくて大丈夫です。
ただ、帰り道に3つだけやっておくと、2日目の朝がずっと楽になります。
① 今日覚えた人の名前を、メモで見返す
② 明日の出社時間から、起きる時間を逆算する
③ 今日できたことを、1つだけ思い出す
③は、意外と効きます。
初日は、できなかったことばかりが頭に残ります。
でも、遅刻しなかった、挨拶できた、書類を渡せた。
それだけで、初日としては十分な一日です。
家に着いたら、いつもより早めに寝てください。
2日目は、初日の疲れが出てくる日です。
定時で帰れなかった夜も、気にしすぎない
逆に、帰るタイミングを逃して、ずるずる残ってしまったという人もいると思います。
それも、初日にはよくあることです。
明日から、定時の10分前に「何かありますか」と聞くことだけ決めておけば、次は自然に帰れます。
初日にうまくいかなかったことは、2日目で取り返せます。
初日につまずいた感覚が残っているなら、転職初日にやらかしたも読んでみてください。
よくある質問
Q. 上司より先に帰っても大丈夫ですか
大丈夫です。上司は、あなたと違う仕事を抱えています。帰る前に上司に一声かけていれば、先に帰ることが問題になることはほとんどありません。
Q. 初日に定時で帰ってしまいましたが、まずかったでしょうか
まずくありません。初日は定時で帰るのが自然です。気になるなら、2日目の朝に「昨日はありがとうございました」と挨拶してください。それで十分です。
Q. 研修が早く終わって、定時より前に手が空きました
上司か教えてくれた人に「研修が終わりましたが、ほかに何かありますか」と聞いてください。何もなければ、配られた資料を読み返して定時まで過ごせば十分です。勝手に早く帰るのは避けてください。
Q. 定時後に飲みに誘われました
行けるなら、顔を出すのも関係づくりになります。疲れているなら、「今日は初日で疲れてしまったので、また誘ってください」と断って構いません。最後の一言があれば、次も誘ってもらえます。
Q. タイムカードを押すタイミングが分かりません
職場ごとにルールが違うので、初日に教えてくれた人に確認してください。「退勤の打刻は、片づけの前と後、どちらですか」と聞けば、すぐに教えてもらえます。
Q. 在宅勤務の初日は、どう終えればいいですか
チャットやメールで「本日はこれで失礼します。ありがとうございました」と送ってから終えてください。対面よりも、終わりが見えにくいぶん、ひと言があるかどうかで印象が変わります。
Q. シフト制で、次の人が来るまで帰れない雰囲気です
シフト制の職場では、引き継ぎがあるのが普通です。次の人に一言伝えてから帰るのが決まりになっていることもあります。最初のうちは、先輩が帰るときの流れを見て、同じように動けば大丈夫です。
Q. 「新人なのに早いね」と言われました
冗談半分のことが多いです。気になるなら、翌日から「何かお手伝いできることはありますか」と一度聞いてから帰ってください。それを続けていれば、同じことは言われなくなります。
Q. 派遣で入りました。退勤の挨拶は誰にすればいいですか
派遣先で指示を出してくれる人に「本日はありがとうございました、お先に失礼します」と伝えてください。周りの人には「お先に失礼します」の一言で十分です。派遣元への報告が必要かどうかは、派遣元の担当者に確認しておくと安心です。
Q. 周りが全員残っていて、声をかけるのが気まずいです
それでも、一声かけて帰るほうが印象はいいです。黙って帰ると、「いつの間にかいなかった」と思われてしまいます。小さな声でも構わないので、近くの人に「お先に失礼します」と言ってから席を立ってください。
Q. 2日目も、定時で帰っていいのでしょうか
大丈夫です。最初の1週間は、まだ任される仕事がほとんどありません。初日と同じように、帰る前に一声かけてから帰れば問題ありません。自分の担当ができてきたら、その仕事の状況に合わせて考えてください。
Q. 前の職場は残業が当たり前でした。定時で帰ると落ち着きません
長く残業が当たり前の職場にいると、定時で帰ることに罪悪感を覚える人は少なくありません。でも、新しい職場の普通は、新しい職場で決まります。周りが定時で帰っているなら、それに合わせていいのです。
Q. 初日に疲れすぎて、帰ってから何もできませんでした
それで大丈夫です。初日は、慣れない場所で一日中気を張っていたので、疲れて当然です。家事や準備は最低限にして、今日は休むことを優先してください。
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初日は、帰って休むのも仕事のうちです
① 定時の10分前に「何かお手伝いできることはありますか」と聞く
② 「大丈夫」と言われたら、机を片づける
③ 「お先に失礼します、明日もよろしくお願いします」と言って帰る
④ 家では早めに休む
転職初日に定時で帰ることは、やる気がない証拠ではありません。
むしろ、ひと声かけてから帰れる人は、職場で信頼されやすいです。
初日は、何もしていないようでいて、頭と気持ちはとても疲れています。
帰って休むことも、明日に向けた大事な準備です。
明日も、落ち着いて一日を始められますように。
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