転職という選択肢
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新卒で仕事がつらい…でも続けるべき?我慢していいつらさの見分け方

taishokuzenya
新卒で仕事がつらいとき、「つらくても続けるべき」と思い込む必要はありません。
我慢は、美徳ではありません。とくに、心や体に不調が出ているなら、それは「続ける段階」ではなく「自分を守る段階」です。
この記事では、続けるべきつらさと、逃げていいつらさの見分け方を、やさしくお伝えします。

毎朝、布団から出るのがつらい。

会社に向かう足が重い。

でも、新卒で辞めるなんて甘えだ。

みんな耐えているんだから、自分も続けるべきだ。

そう自分に言い聞かせて、限界まで頑張っていませんか。

その真面目さは、本当に立派です。

でも、つらさには、続けていいものと、続けてはいけないものがあります。

まず、その違いを知ってください。

「つらいけど続けるべき」と思ってしまう

新卒のうちは、「すぐ辞めるのは良くない」という空気を、強く感じます。

周りも、世間も、「最低でも数年は」と言う。

だから、つらくても「続けるべき」と思い込んでしまう。

その気持ちは、自然なものです。

でも、その「べき」が、自分を追い詰めていないか、一度立ち止まってみましょう。

最初に、新卒のつらさには2種類ある

大事な前提を、お伝えします。

新卒が感じるつらさには、大きく2種類あります。

ひとつは、成長の途中で誰もが通る、一時的なつらさ。

もうひとつは、心や体を壊しかねない、危険なつらさ。

この2つは、まったく性質が違います。

そして、対処の仕方も、正反対です。

種類①:成長の途中の一時的なつらさ

ひとつめは、慣れていないことからくる、一時的なつらさです。

仕事を覚えられない。失敗が続く。何もできない自分が情けない。

これは、新卒なら、ほとんどの人が通る道です。

数ヶ月から1年ほどで、できることが増え、少しずつ楽になっていきます。

このタイプのつらさは、続けることで報われる可能性が高いものです。

「まだ慣れていないだけ」なら、もう少し続ける価値はあります。

種類②:心と体を壊す危険なつらさ

もうひとつは、時間がたっても、楽にならないつらさです。

むしろ、続けるほど、心と体がすり減っていく。

パワハラ、長時間労働、人格の否定。

こうした環境のつらさは、慣れで解決するものではありません。

続ければ続けるほど、ダメージが蓄積していきます。

このタイプは、「続けるべき」ではなく、「離れるべき」つらさです。

この2つをどう見分けるか

では、自分のつらさが、どちらなのか。

見分けるための、シンプルな問いがあります。

「このつらさは、時間がたてば、楽になりそうか」

慣れの問題なら、少しずつ楽になる見込みがあります。

でも、環境そのものが原因なら、時間では解決しません。

そして何より、心や体に不調が出ているなら、種類を問わず、最優先で守るべきサインです。

あなたのつらさは、あなたにしか分からない

「これくらいで、つらいと言ってはいけない」

そう、自分のつらさを過小評価していませんか。

でも、つらさの大きさは、他人と比べるものではありません。

同じ環境でも、平気な人もいれば、つらい人もいる。

それは、感受性や、これまでの経験が、人それぞれ違うからです。

あなたが「つらい」と感じているなら、それは本物のつらさです。

誰かと比べて、軽く扱う必要は、まったくありません。

「我慢は美徳」という思い込み

日本では、「我慢=えらい」という価値観が、根強くあります。

つらくても歯を食いしばるのが、社会人だと。

でも、これは、ときに危険な思い込みです。

我慢して心を壊しても、誰も責任を取ってはくれません。

本当に大切なのは、我慢することではなく、自分を守りながら働き続けられることです。

逃げないことが目的になって、自分が壊れたら、本末転倒です。

「逃げ癖がつく」より「壊れること」を恐れる

「ここで辞めたら、逃げ癖がつく」

そう心配する人は多いです。

でも、優先順位を間違えないでください。

逃げ癖より、ずっと怖いのは、心や体が壊れてしまうことです。

壊れてからでは、回復に何ヶ月、何年とかかることもあります。

逃げ癖は、次に頑張れば取り戻せます。

でも、壊れた健康は、簡単には戻りません。

守るべきものの順番を、間違えないでください。

もう逃げていいケース(心身のサイン)

次のようなサインが出ているなら、もう十分に頑張っています。

これが出ていたら、離れることを考えていいサイン
  • 夜、眠れない/朝、起きられない
  • 出勤前や日曜の夜に、涙が出る・動悸がする
  • 食欲がない、または食べすぎてしまう
  • 休日も、何もする気が起きない
  • 「消えてしまいたい」と思うことがある

とくに、最後のサインがあるなら、迷わず立ち止まってください。

これは、根性で乗り越えるものではなく、守るべき信号です。

続けたほうがいいケース

一方で、もう少し続ける選択が向いているケースもあります。

続けるのも選択肢、というケース
  • つらさの中心が、「まだ仕事に慣れていないこと」である
  • 心や体には、まだ大きな不調が出ていない
  • 尊敬できる人や、学べることが、職場にある
  • 少しずつでも、できることが増えている実感がある

この場合は、すぐ辞めるより、もう少し様子を見る価値があります。

ただし、「我慢の継続」にすり替わっていないかは、こまめに確認してください。

「石の上にも三年」を鵜呑みにしない

「3年は続けろ」「石の上にも三年」。

よく言われる言葉です。

続けることで見えるものがあるのは、本当です。

でも、それは、健康でいられる範囲での話です。

石の上で、心や体が冷え切ってしまっては、意味がありません。

3年は目安であって、命令ではないのです。

つらさを記録してみる

自分のつらさが、どの程度なのか分からないとき。

一週間ほど、その日の気分を、簡単に記録してみてください。

「今日は何点くらいつらかったか」を、10点満点でメモするだけでいい。

記録すると、波があるのか、ずっと低いままなのかが見えてきます。

たまにつらいだけなら、乗り越えられるかもしれません。

でも、毎日が低空飛行なら、それは見過ごせないサインです。

感覚を「見える形」にすると、判断しやすくなります。

つらいのは、あなたが弱いからじゃない

「こんなことでつらいなんて、自分が弱いだけだ」

そう思っていませんか。

でも、それは違います。

合わない環境なら、誰だってつらくなります。

あなたが弱いのではなく、その環境が、あなたに合っていないだけかもしれません。

魚を陸で走らせて、「お前は遅い」と言うようなものです。

場所を変えれば、見違えるように動ける人は、たくさんいます。

「せっかく入ったのに」に縛られない

「せっかく入った会社なのに、もったいない」

そう感じて、辞める決断ができない人もいます。

でも、入るまでの苦労と、これからの人生は、別の話です。

過去の努力を惜しんで、合わない場所に居続けるのは、もっともったいない。

終わったことに引っぱられず、これからどう生きたいかで、選んでください。

つらい朝を、どう乗り越えるか

とくにつらいのが、出勤前の朝かもしれません。

少しでも楽にするために、できることがあります。

つらい朝を、すこし軽くする工夫
  • 前夜に、朝の準備をすませておく
  • 起きてすぐ、カーテンを開けて光を浴びる
  • 「とりあえず会社の最寄りまで」と、ハードルを下げる
  • どうしても無理な日は、休む勇気を持つ

ただし、これらは応急処置です。

毎朝がつらいなら、根本から環境を変えることも、視野に入れてください。

一度休んでみるという選択

「続けるか、辞めるか」の前に、もうひとつ選択肢があります。

それは、一度しっかり休むことです。

有給を使って、数日でも会社から離れてみる。

疲れ切った頭では、正しい判断はできません。

休んで、すこし回復すると、「本当に辞めたいのか」が見えてきます。

それでも「戻りたくない」と思うなら、その気持ちは本物です。

続けると決めるなら|つらさを減らす工夫

考えた末に「もう少し続ける」を選ぶなら、つらさを減らす工夫もしましょう。

つらさを、少しでも軽くするために
  • 信頼できる先輩や同僚に、悩みを話してみる
  • 上司に、業務量や進め方を相談する
  • 「いつまで頑張るか」の期限を、自分の中で決める
  • 仕事以外に、心の逃げ場(趣味・人)を持つ

終わりの見える我慢は、終わりの見えない我慢より、ずっと楽になります。

誰かに話すだけで、楽になることもある

つらさを、一人で抱え込んでいませんか。

実は、誰かに話すだけで、心が軽くなることがあります。

家族、友人、学生時代の仲間。

社内の人だと話しにくければ、社外の人でいい。

「つらい」と口に出すことは、弱さではありません。

むしろ、自分を守るための、大切な行動です。

身近に話せる人がいなければ、転職エージェントにいまの状況を話してみるのも一つの方法です。

辞める・転職を考えるなら|まず情報を集める

「やっぱり、この環境からは離れたい」

そう思うなら、いきなり辞めるのではなく、まず情報を集めましょう。

新卒でも、第二新卒として、転職は十分に可能です。

若さとポテンシャルは、立派な武器になります。

転職エージェントに相談すれば、自分の市場価値や、合いそうな求人が見えてきます。

(エージェントを比べて選びたい人は、転職エージェントおすすめ3選に整理しています)

無料で、在職中でも使えます。

転職エージェントは、採用が決まった企業から報酬を受け取る仕組みのため、求職者は無料で使えます。

「辞めるしかない」が、「こういう道もある」に変わると、心はぐっと軽くなります。

厚生労働省の調査では、新卒の約3人に1人が3年以内に離職しています。

「新卒で辞めるなんて」という常識は、データの上ではもう昔の話です。

この記事が特に効く人

次に当てはまるなら、読み進めてください。

  • 朝、布団から出るのがつらい日が続いている
  • 「甘えだ」と自分を責めてしまう
  • つらさの原因を、うまく説明できない
  • 相談できる相手が思い浮かばない
ヒント
今夜の一歩:「何がいちばんつらいか」を1行だけメモに書いてください。言葉になったつらさは、対処できるつらさに変わります。

どうしても辞められないときは

「辞めたいのに、言い出せない」ということもあります。

上司が怖い。引き止められる。新卒だから、なおさら言いにくい。

そんなときは、退職代行という手段もあります。

あなたの代わりに、会社へ退職を伝えてくれるサービスです。

「自分の口で言えないなんて」と、自分を責めないでください。

言えないほど追い込まれたなら、頼っていいのです。

一番こわいのは、限界に気づかず続けること

最後に、いちばん伝えたいことを。

つらさを我慢し続けることの、本当の怖さ。

それは、自分の限界に気づけなくなることです。

毎日少しずつすり減っていると、麻痺して、感覚が分からなくなります。

気づいたときには、心や体が動かなくなっている。

そうなる前に、「つらい」と感じている今の自分の声を、大切にしてください。

その声は、あなたを守るための、大事なサインです。

よくある質問

Q. 入社して3ヶ月です。さすがに早すぎますか?

3ヶ月でつらいのは、珍しくありません。慣れの問題なら、もう少し様子を見る価値があります。

ただし、心身に不調が出ているなら、期間に関係なく、休むこと・離れることを優先してください。

Q. 新卒で辞めたら、人生終わりですか?

終わりません。新卒で辞めても、第二新卒として転職する道があります。

若さは武器です。むしろ、合う場所を早く見つけられる可能性が広がります。

Q. 親に「3年は続けろ」と言われます。

心配からの言葉ですが、毎日働くのはあなたです。

心や体のサインがあるなら、それを最優先に、自分で判断してください。

Q. 甘えなのか、本当に限界なのか分かりません。

心身のサイン(眠れない・涙が出るなど)が出ているなら、それは甘えではなく限界のサインです。

一度休んで、回復した頭で考えてみてください。

Q. つらくて、仕事のパフォーマンスも落ちています。

心が消耗すると、集中力も判断力も落ちます。それは怠けではなく、限界が近いサインです。

まずは休み、それでも戻らないなら、環境を変えることを考えてください。

Q. 周りに迷惑をかけたくなくて、辞められません。

その優しさは長所ですが、自分を犠牲にしてまで背負う必要はありません。

あなたが倒れるほうが、結果的に周りへの影響も大きくなります。自分を守ることを優先してください。

おわりに:つらさを、我慢する必要はない

新卒で仕事がつらいとき、無理に「続けるべき」と思い込まなくて大丈夫です。

成長の途中のつらさなら、もう少し続ける価値があります。

でも、心や体を壊すつらさなら、離れることは、逃げではなく、自分を守ることです。

我慢は、美徳ではありません。

つらいと感じている自分の声を、どうか信じてあげてください。

辞めるにしても、続けるにしても、まずは情報を集め、休んで、冷静に。

まずは、相談だけでも。

あなたの心と体が、いちばん大切です。

辞めたいのに、動けない夜に。
あなたに合う一歩を、静かに選べます。
退職前夜
この記事を書いた人
退職前夜

新卒で入った会社を、休職を経て辞め、個人事業主として独立しました。「辞めたいな…」と思う夜に、そっと寄り添う記事を書いています🌙

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