転職の面接、結果待ちが不安…遅い=不採用ではありません
結果待ちがしんどいのは、自分にできることが何もないからです。
連絡が遅い=不採用、ではありません。社内の都合で止まっていることのほうが多いです。
目安は1週間〜10日。それを過ぎたら、問い合わせて構いません(文例を後半に置きました)。
面接が終わった。
手応えは、あったような、なかったような。
あれからずっと、スマホを見ている。
通知が来るたびに、心臓が動く。
あの受け答えは失敗だった気がする。
この時間が、いちばんしんどい。
分かります。
結果待ちは、転職活動でいちばん消耗する期間です。
なぜ、待つのがこんなにつらいのか
理由は、はっきりしています。
自分にできることが、何もないからです。
書類なら書き直せます。
面接なら準備できます。
でも、結果待ちだけは、どうにもできません。
人は、コントロールできないことに対していちばん不安になります。
だから、あなたの気が小さいわけではありません。
もう一つ。頭の中で面接を再生してしまう
待っているあいだ、何度もあの場面を思い出します。
そして、思い出すたびに評価が下がっていきます。
「あそこはもっとこう言えばよかった」
「変な顔をされた気がする」
これは、記憶が事実より悪い方向にずれていくためです。
実際の面接は、あなたが思い出しているほど悪くありません。
連絡が来るまでの、実際の目安
まず、普通どのくらいかかるのかを知ってください。
| 経過 | 状況 | やること |
|---|---|---|
| 〜3日 | まだ社内で回っている段階。何も起きていなくて普通です | 何もしない |
| 1週間 | 一般的な目安。ここで来ることが多い | 何もしない |
| 10日 | 遅めだが、珍しくはありません | 問い合わせて構いません |
| 2週間以上 | 何かで止まっている可能性が高い | 問い合わせる |
面接のときに「〇日以内にご連絡します」と言われていたなら、それが基準です。
その期日を過ぎたなら、遠慮なく確認していいと思います。
連絡が遅い=不採用、ではありません
ここが、いちばん誤解されているところです。
遅れる理由は、ほとんどが社内の事情です。
・ほかの候補者の面接が、まだ残っている
・決裁する人が出張・不在
・採用枠や条件を、社内で調整している
・人事の担当者が、単純に立て込んでいる
・不採用の連絡が、後回しにされている
最後の1つだけは、残念な理由です。
ただ、それ以外の4つのほうが圧倒的に多いです。
とくに1つ目。
あなたが1番目に面接を受けていた場合、全員の面接が終わるまで結果は出ません。
これは、評価の高低とはまったく関係ありません。
明確に不採用の人には、機械的に早く連絡が行くことがあります。
迷っている候補者は、他の人と比べるために保留されるからです。
つまり、遅いことを悪いサインだと決めつける根拠はありません。
「合格のサイン」は、あてになりません
待っているあいだ、サインを探してしまいます。
でも、そのほとんどは根拠がありません。
| よく言われるサイン | 実際のところ |
|---|---|
| 面接が長かった=合格 | 面接官が話好きなだけのことがあります。短くても受かります |
| 入社日を聞かれた=合格 | 全員に聞いている会社が多いです。手続き上の確認 |
| 他社の選考状況を聞かれた=合格 | これも定型質問です。スケジュール調整のため |
| 逆質問の時間が長かった=合格 | 時間が余っただけのこともあります |
| 面接官がメモを取らなかった=不合格 | 覚える派の人もいます。判断できません |
| 反応が薄かった=不合格 | 感情を出さない面接官は普通にいます |
つまり、面接の場から結果を読み取ることはできません。
サインを探す時間は、不安を増やすだけで終わります。
面接の場面を思い出しては、ネットで「面接 サイン」と検索する。
検索するたびに、当てはまる不合格サインが見つかります。
書いてある内容が矛盾していることも多く、読むほど不安になります。
調べても、結果は変わりません。
待っているあいだの、過ごし方
やることを決めておくと、考える時間が減ります。
1. 次の応募を止めない
これがいちばん効きます。
1社の結果に気持ちが集中するのは、ほかに動いているものがないからです。
並行して2〜3社動いていれば、1社の結果の重さが自然に下がります。
「本命が決まってから」と考えたくなりますが、その待ち時間がいちばんもったいないです。
2. 面接の振り返りは、1回だけにする
何度も思い出すのは、反省ではなく消耗です。
やるなら、紙に1回書いて終わりにしてください。
・うまく答えられなかった質問
・次に同じことを聞かれたら、どう答えるか
書いてしまえば、頭の中で保持しなくてよくなります。
そして、次の面接でそのまま使えます。
3. 通知を見る回数を、決める
1日中スマホを気にしていると、1日が何度も切り刻まれます。
朝と夜の2回だけ確認すると決めるだけで、かなり楽になります。
連絡は、早く見ても内容は変わりません。
4. お礼メールは、送っても送らなくても構いません
送ったから受かる、ということはありません。
ただ、「何かした」という感覚が、待つ苦しさを少し減らします。
送るなら、面接の翌日までに、短く。
長い文章は、かえって読まれません。
在職中の人は、ここが特にきつい
働きながら待っている人は、負荷が二重になります。
職場では普通に振る舞わなければならないのに、頭のなかは結果のことでいっぱい。
しかも、誰にも相談できません。
連絡を受け取る準備だけしておく
意外と困るのが、就業中に電話が来ることです。
・出られる時間帯を、あらかじめ先方に伝えておく
・出られなかったときは、その日のうちに折り返す
・折り返せる場所を決めておく(外・階段・車の中)
・留守番電話を設定しておく
伝え方は、これで足ります。
恐れ入りますが、ご連絡はメールでいただけますと幸いです。
お電話の場合は、〇時以降であれば出られます。
これを先に伝えておくと、「出られなかったらどうしよう」という不安が消えます。
職場での様子には気をつける
スマホを何度も確認していると、周りは案外気づきます。
転職活動が会社に伝わる原因の多くは、本人の振る舞いです。
気をつけ方は転職活動は会社にバレる?にまとめました。
受からなかった場合、あなたはその職場に残ります。
そのときに評価を落としていると、次に動くまでの期間がつらくなります。
受かった場合も、引き継ぎまでの数ヶ月は同じ場所で働きます。
どちらにしても、いまの仕事を投げ出して得をすることはありません。
問い合わせるときの文例
目安を過ぎたら、確認して構いません。
催促だと思われないか心配になりますが、入社意欲の表れとして受け取られることのほうが多いです。
株式会社〇〇
人事部 〇〇様
お世話になっております。〇月〇日に面接をしていただきました、〇〇 〇〇です。
その節はお忙しい中、お時間をいただきありがとうございました。
恐れ入りますが、選考結果について、現在の状況をお伺いできればと存じます。
お手すきの際にご返信いただけますと幸いです。
引き続きご検討のほど、よろしくお願いいたします。
〇〇 〇〇
電話:〇〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇
ポイントは3つです。
①急かす言葉を入れない ②お礼を先に置く ③入社意欲を最後に添える
「まだでしょうか」「いつになりますか」は使わないでください。
エージェント経由なら、担当者に聞くだけで済みます。
連絡が来ないときの対応は転職エージェントから連絡が来ないときにまとめました。
不採用だったときの、受け止め方
先に書いておきます。
不採用は、能力の否定ではありません。
中途採用で見られているのは、優秀かどうかではなく「いま空いている枠に合うか」です。
・もっと経験年数の合う人がいた
・想定していた年収と合わなかった
・配属予定の部署の年齢構成に合わなかった
・急に募集が止まった(社内の事情)
・実は社内で候補者が決まっていた
どれも、あなたが変えられるものではありません。
だから、1社の不採用から学べることは、実はそれほど多くないです。
ただし、続くときは別です
面接まで進んで何社も落ちているなら、そこには理由があります。
書類は通るのに面接で落ちるなら、受け答えのどこかに原因があります。
書類の段階で落ちているなら、応募先か書類のどちらかです。
切り分け方は書類選考に落ちまくるときにまとめました。
1社なら=縁がなかった。次に進んでください
3社以上続くなら=やり方を見直すサイン
1社ごとに深く落ち込んでいると、本当に見直すべきタイミングで動く力が残りません。
よくある質問
Q. 面接から2週間、連絡も返信もありません
問い合わせても返事がない場合、そのまま連絡が来ないこともあります。不採用の通知を出さない会社が、残念ながら存在するためです。2週間問い合わせても反応がないなら、次に進んでください。そこで待ち続けても、得られるものはありません。
Q. 電話に出られず、折り返したらつながりません
よくあることです。折り返した記録が残るよう、メールも1本送っておいてください。「お電話をいただいたようですが、出られず失礼いたしました。〇時以降でしたら対応できます」で十分です。これで、こちらから連絡したことが形に残ります。
Q. 待っているあいだに、気持ちが冷めてきました
それも大事な情報です。本当に行きたい会社なら、待っているあいだも気持ちは続きます。冷めてきたなら、その理由を書き出してみてください。受かったあとで迷うより、いまのうちに考えておくほうが楽です。
Q. 手応えがなかったのですが、望みはありますか
手応えと結果は、驚くほど一致しません。盛り上がったのに落ちることも、淡々と終わったのに受かることもあります。面接官が事務的なのは、単にそういう進め方の人だっただけのことも多いです。
Q. 問い合わせたら、印象が悪くなりませんか
目安を過ぎてからの1回なら、まず問題ありません。むしろ何も言ってこない人より、意欲があると見られます。ただし何度も送るのは逆効果です。1回送って返事がなければ、1週間空けてください。
Q. 他社の内定に返事をしないといけません
それは、正直に伝えていい事情です。「他社より〇日までに返答を求められている」と書けば、選考を早めてもらえることがあります。駆け引きではなく、事実として伝えてください。
Q. 不採用だったときのことを考えると、怖くて眠れません
結果が出る前から落ちた場合の痛みを味わっているのは、二重に損です。それでも止められないなら、次の応募を1つ進めてください。不安は、考えるのをやめようとしても止まりませんが、別のことをすると自然に薄まります。
Q. 結果待ちのあいだ、在職中の仕事が手につきません
よくあることです。ただ、いまの職場での評価を落とすのは避けたいところです。受からなかった場合、そこに残ることになるからです。結果が出るまでは、いまの仕事を普通に続けてください。
この時間は、必ず終わります
① 面接の振り返りを、紙に1回だけ書く
② 通知を見る時間を、朝と夜の2回に決める
③ 次の応募を1つ進める
③まで進めば、この1社の結果は「全部」ではなくなります。
結果待ちの時間は、何もしていないように感じます。
でも、あなたはすでに、応募して、面接まで進んでいます。
それは、動かなければ起きなかったことです。
結果がどうであれ、面接まで進んだ経験は次に使えます。
聞かれた質問も、答えられなかった質問も、次の会社で同じように出てきます。
だから、この1社で終わりではありません。
そして、待っている時間は、必ず終わります。
明日か、来週か。
いずれにしても、この状態が続くことはありません。
待つあいだに次を進めておけば、どちらの結果が来ても、次の一手があります。
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※本記事は一般的な情報の解説であり、法的助言や医学的助言ではありません。不眠などの不調が続く場合は、医療機関や公的な相談窓口にご相談ください。※本記事には広告(PR)を含みます。