転職という選択肢
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仕事を続けるべきか辞めるべきか|20代が後悔しない判断基準

taishokuzenya
続けるべきか、辞めるべきか。その答えは、感情ではなく「基準」で見えてきます。
我慢して残るべきサインと、動いたほうがいいサインは、実ははっきり分かれています。
そして、どうしても決められないときは、まず「自分の市場価値」を知ることが、迷いをほどく近道です。

会社を辞めたい。でも、本当に辞めていいのか分からない。

続けるべきな気もするし、もう限界な気もする。

考えれば考えるほど、答えが出ない。

そうやって、何ヶ月も、同じ場所で足踏みしていませんか。

この記事では、感情で揺れずに、続けるか辞めるかを判断するための「基準」をお伝えします。

読み終わるころには、あなたの中の答えが、すこし見えているはずです。

「続けるべきか、辞めるべきか」で動けない

続けるか辞めるか。

この二択で固まってしまうのは、とても自然なことです。

どちらにも、メリットとデメリットがあるからです。

辞めれば、つらさから解放されるかもしれない。でも、次が不安。

続ければ、安定はある。

でも、消耗は続く。

この綱引きの中で、ずっと揺れ続けてしまうのです。

まず、迷うのは「ちゃんと考えている」証拠

最初に、ひとつ伝えたいことがあります。

迷えること自体が、あなたが真剣に人生を考えている証拠です。

どうでもよければ、迷いません。

「逃げかな」「甘えかな」と悩むのも、誠実だからです。

だから、迷っている自分を、責めないでください。

そのうえで、迷いを「判断」に変えるための、具体的な基準を見ていきましょう。

感情で決めると、たいてい後悔する

判断の前に、大事な注意点を。

その日の気分や、勢いだけで決めると、たいてい後悔します。

上司に怒られた日は「もう辞める」と思い、褒められた日は「もう少し」と思う。

感情は、毎日揺れます。

だからこそ、感情とは別に、冷静な「基準」を持っておくことが大切なのです。

基準があれば、揺れる日でも、ぶれずに考えられます。

辞めたほうがいいサイン

まず、辞める方向を考えたほうがいいサインです。

次のようなものが続いているなら、それは見過ごせない信号です。

辞めたほうがいいサイン
  • 心や体に、はっきり不調が出ている(眠れない・涙が出る・食欲がない)
  • パワハラやハラスメントがある
  • 何年たっても、得られるスキルや成長が見えない
  • 会社の価値観に、どうしても共感できない
  • 改善をお願いしても、まったく聞いてもらえない

とくに、心と体のサインは、最優先です。

健康を犠牲にしてまで続ける価値のある仕事は、ありません。

もう少し続けたほうがいいサイン

一方で、もう少し続ける選択が向いているサインもあります。

続けるのも選択肢、というサイン
  • つらさが、一時的な繁忙期やトラブルによるものである
  • 部署異動や担当替えで、改善できる可能性がある
  • 学べることが、まだ残っている
  • 人間関係は良好で、不満は条件面だけ
  • 辞めたい理由が、まだ自分でも曖昧

この場合は、すぐ辞めるより、社内で動いてみる価値があります。

ただし、これも「我慢の継続」になっていないかは、こまめに見直してください。

「みんな我慢してる」に、惑わされない

「みんな我慢して働いてるんだから」

そう言われて、自分の限界を押し込めていませんか。

でも、「みんな」が我慢できることと、あなたが我慢できることは、別です。

感じ方の強さも、置かれた状況も、人それぞれ違います。

他人が平気な顔をしていても、その人の中身までは分かりません。

「みんな」を基準にすると、自分の本当の限界を見失います。

あなたの心の声を、他人の物差しでかき消さないでください。

「逃げ」と「撤退」を、見分ける

辞めることを「逃げ」だと感じてしまう人は多いです。

でも、逃げと撤退は、別物です。

何も考えず、ただ目の前から逃げ出すのが「逃げ」。

ダメージが大きくなる前に、理由を持って退くのが「撤退」。

撤退は、立派な戦略です。

「なぜ辞めるか」「次にどうするか」を言葉にできるなら、それは逃げではありません。

辞めたい理由を、紙に書き出してみる

頭の中だけで考えていると、不満がぐるぐる回って、整理がつきません。

一度、紙に書き出してみてください。

「何が」「どれくらい」つらいのか。

書いてみると、意外と「これとこれだけだ」と、輪郭がはっきりします。

そして、その不満が「変えられるもの」か「変えられないもの」かを分けてみる。

変えられるものなら、社内で動く余地があります。

変えられないものばかりなら、それは辞める理由として十分です。

続けるか迷ったら、試したい3つのこと

決めきれないとき、判断を助ける3つの方法があります。

迷いを整理する、3つの問い
  • ① 1年後も同じ毎日が続くとして、それに耐えられるか
  • ② 辞めたい理由は「人・仕事・条件」のどれか(前の記事で紹介した3分類)
  • ③ 親しい人が同じ状況なら、自分は「続けろ」と言うか「辞めろ」と言うか

とくに③は、自分のことだと甘くなりがちな判断を、客観的にしてくれます。

大切な友人に「辞めていいよ」と言うなら、自分にも同じ言葉をかけてあげてください。

「3年は続けろ」を、どう考えるか

「とりあえず3年」という言葉に、縛られていませんか。

3年続けることで、見えるものがあるのは事実です。

でも、それは「健康な状態で続けられるなら」の話です。

心や体を壊してまで守る数字ではありません。

3年は、目安であって、ルールではないのです。

合わない場所での3年より、合う場所での1年が、人を伸ばすこともあります。

一時的な感情か、根本的な問題かを見分ける

判断で大事なのが、この見極めです。

いまのつらさは、一時的なものでしょうか。

それとも、何をしても変わらない、根本的なものでしょうか。

繁忙期や、一時的なトラブルなら、過ぎれば楽になります。

でも、仕事内容や価値観のズレなら、時間では解決しません。

「時間が解決するか」を問うだけで、続けるか辞めるかの輪郭が見えてきます。

続ける・辞めるの前に、自分の市場価値を知る ▶
相談は無料・辞めると決めていなくても使えます

辞める前に、社内で変えられないか試す

辞めるのは、最後のカードでも遅くありません。

その前に、社内でできることがないか、試す価値はあります。

辞める前に試せること
  • 上司に、業務量や担当について相談する
  • 部署異動の希望を出す
  • 働き方(リモート・時短など)を相談する

もちろん、相談できる空気がない職場も、たくさんあります。

試してダメだったなら、「やるだけやった」と、迷いなく次へ進めます。

10年後の自分から、今を見てみる

判断に迷ったら、視点を未来に飛ばしてみてください。

10年後の自分が、今のこの状況を振り返ったとき。

「あのとき、動いてよかった」と思うでしょうか。

それとも、「あのまま我慢しなくてよかった」と思うでしょうか。

多くの場合、人が後悔するのは「動いたこと」より「動かなかったこと」です。

未来の自分の目で見ると、いま何を選ぶべきかが、すこし見えてきます。

お金の現実も、冷静に見ておく

気持ちだけでなく、お金の現実も見ておきましょう。

辞めてから次が決まるまで、収入が途切れる期間があるかもしれません。

生活費が、何ヶ月分あるか。

失業給付は使えるか。

ここを把握しておくと、「辞めたら詰む」という漠然とした不安が、具体的な数字に変わります。

数字が見えれば、感情ではなく現実で判断できます。

「続ける」を選ぶなら、期限を決める

考えた結果、「続ける」を選ぶのも、立派な決断です。

ただし、ひとつだけ。

だらだら続けるのではなく、「期限」を決めてください。

「あと半年やって、変わらなければ動く」というように。

期限があると、同じ「続ける」でも、消耗ではなく、前向きな時間になります。

終わりの見える我慢は、終わりの見えない我慢より、ずっと楽です。

「辞める」を選ぶなら、在職中に動く

「辞める」を選ぶなら、順番が大切です。

辞めてから探すより、在職中に次を探すほうが、断然安全です。

収入が途切れず、心に余裕を持って選べるので、妥協を防げます。

まずは転職エージェントに登録し、求人を見てみる。

「次のあて」が見えてから辞めれば、不安はぐっと減ります。

辞めると決めたら|退職の伝え方も知っておく

辞める方向に決まったら、伝え方も知っておくと安心です。

まずは直属の上司に、繁忙期を避けて、落ち着いて伝えるのが基本です。

理由は「一身上の都合」で十分。すべてを正直に話す義務はありません。

問題は、引き止めです。

「人手不足だから」「君がいないと困る」と、しつこく引き止められることがあります。

その断り方は、退職の引き止めがしつこい…円満に断る方法でまとめています。

どうしても言い出せないときは、退職代行という手段もあります。

どちらにも決められないなら|市場価値を知る

それでも、続けるか辞めるか決められない。

そんなときの、いちばんの近道があります。

それは、「自分の市場価値」を知ることです。

外の世界で、自分がどう評価され、どんな選択肢があるのか。

それを知ると、「辞めるしかない」も「ここしかない」も、思い込みだったと気づけます。

選択肢が見えてはじめて、人は冷静に選べます。

市場価値を知る一番手軽な方法が、転職エージェントへの相談です。無料で、在職中でも使えます。

(エージェントを比べて選びたい人は、転職エージェントおすすめ3選に整理しています)

転職エージェントは、採用が決まった企業から報酬を受け取る仕組みのため、求職者は無料で使えます。

なお、厚生労働省の調査では、新卒の約3人に1人が3年以内に離職しています。

「辞めるか続けるか」で立ち止まること自体、ごく普通のことです。

この記事が特に効く人

次に当てはまるなら、基準で考える価値があります。

  • 「辞めたい」と思い始めて3ヶ月以上たつ
  • 日曜の夜が、毎週重い
  • 辞めたい理由を、まだ言葉にできていない
  • 誰にも相談できないまま考え続けている
ヒント
今夜の一歩:この記事のサインに○×をつけて、○の数を数えるだけ。数字になった迷いは、もう半分整理されています。

判断に、時間をかけすぎない

最後に、ひとつ注意点を。

慎重なのはいいことですが、時間をかけすぎるのも考えものです。

迷っている間も、つらい毎日は続き、若い時間は過ぎていきます。

完璧な答えが出るのを待っていると、いつまでも動けません。

「情報を集めて、期限を決めて、選ぶ」。

この流れで十分です。

迷う時間を、調べる時間に変えるだけで、前に進み始めます。

一番避けたいのは、決められないまま消耗すること

最後に、いちばん伝えたいことを。

続けるのも、辞めるのも、どちらも正解になりえます。

でも、たったひとつ、避けたいことがあります。

それは、「決められないまま、ただ消耗し続けること」です。

迷っている時間が長いほど、心はすり減っていきます。

決めるための材料を、まず手に入れてください。

動き出した瞬間に、止まっていた時間が、また流れ始めます。

一度、しっかり休んでから考える

判断がつかないとき、それは疲れすぎているサインかもしれません。

心と体が消耗していると、視野が狭くなり、悪い方向にばかり考えがちです。

有給を使って、一度しっかり休んでみてください。

数日離れるだけで、見える景色が変わることがあります。

「辞めたい」が、疲れによる一時的なものか、本物かも、休むと見えてきます。

大事な判断は、できるだけ、回復した状態でするのがおすすめです。

よくある質問

Q. 辞めたい気持ちと、もったいない気持ちで揺れます。

「もったいない」は、たいてい他人の物差しです。

その会社で毎日を過ごすのは、あなた自身。市場価値を知り、自分の物差しで判断してください。

Q. 続けるべきか、誰に相談すればいいですか?

社内の人だと、利害が絡んで本音を言いにくいことがあります。

利害のない第三者として、転職エージェントに状況を話してみるのも有効です。

Q. 辞める決心がつきません。

無理に今決めなくて大丈夫です。まず情報を集め、選択肢を見てから決めれば十分です。

決められないのは、材料が足りないだけかもしれません。

Q. 辞めたいけど、次が決まる自信がありません。

だからこそ、在職中にエージェントへ相談し、求人を見てみてください。

「決まる見込み」が分かれば、不安は具体的な見通しに変わります。

Q. 上司に引き止められると、決心が揺らぎます。

引き止めは、よくあることです。事前に断り方を知っておくと、流されにくくなります。

それでもつらいなら、退職代行に任せる選択肢もあります。

Q. 考えても考えても、答えが出ません。

答えが出ないのは、材料が足りないからかもしれません。まず市場価値や求人という事実を、集めてみてください。

おわりに:感情で迷うより、基準で決める

続けるべきか、辞めるべきか。

その答えは、感情の波の中ではなく、冷静な基準の中にあります。

辞めたほうがいいサインと、続ける価値があるサイン。

そして、どうしても決められないなら、市場価値という事実を手に入れること。

それは、辞めるためだけでなく、納得して残るためにも役立ちます。

まずは、相談だけでも。

迷いが、判断に変わる一歩になります。

辞めたいのに、動けない夜に。
あなたに合う一歩を、静かに選べます。
退職前夜
この記事を書いた人
退職前夜

新卒で入った会社を、休職を経て辞め、個人事業主として独立しました。「辞めたいな…」と思う夜に、そっと寄り添う記事を書いています🌙

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