転職という選択肢
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退職後にやること完全リスト|健康保険・年金・失業保険の順番

taishokuzenya
結論から
退職後の手続きは、転職先が決まっているかどうかで、やることが激変します
決まっている人:書類を集めて次の会社に出すだけ。ほぼ何もしません。
決まっていない人健康保険・年金・失業保険の3つを自分でやります。
とくに健康保険は退職から14日以内が目安なので、先に動いてください。
はじめにお読みください
この記事は、退職後の手続きを一般的に解説したものです。法的助言・税務助言ではありません。
保険料の額・提出期限・必要書類は、お住まいの市区町村や加入している健康保険組合によって異なります。
実際の手続きの前に、必ず各窓口でご確認ください。
2026年8月時点の情報です。免責事項もあわせてご確認ください。

辞めることは決まった。

でも、辞めたあと何をすればいいのか分からない。

保険証は返すらしい。

年金はどうなるのか。

市役所に行くのか、ハローワークなのか。

この記事では、退職後にやることを、順番どおりに並べます

上から順にやれば終わります。

まず、これだけ答えてください
Q. 転職先は決まっていますか

→ 決まっている:この記事の「①受け取る書類」だけ読めば十分です。残りは次の会社がやってくれます。

→ 決まっていない健康保険・年金・失業保険を自分で手続きします。全部読んでください。

→ 少し空いてから入社する:空白期間の分だけ、健康保険と年金の手続きが必要になります。

①退職時に受け取る書類(全員共通)

まず、これがないと何も始まりません。

会社から受け取るものを確認してください。

受け取る書類
1. 離職票(失業保険の手続きに使う)
 → 転職先が決まっているなら不要。決まっていないなら必ず請求してください

2. 雇用保険被保険者証(次の会社に提出する)

3. 源泉徴収票(年末調整や確定申告に使う)
 → 最後の給与が確定してから発行されるので、退職日には出ないことがあります

4. 年金手帳または基礎年金番号通知書(会社に預けている場合)

5. 健康保険資格喪失証明書(国民健康保険に入るときに使う)

会社に返すものも整理しておきます。

健康保険証、社員証、鍵、貸与されたパソコンや携帯、制服、名刺。

健康保険証は、退職日を過ぎたら使えません

返し忘れると、あとで医療費の返還を求められることがあります。

離職票は「言わないと出ない」ことがあります
退職の手続きのときに、「離職票をお願いします」と明確に伝えてください
転職先が決まっていない人にとっては、これがないと失業保険の手続きができません
発行までには通常10日〜2週間ほどかかります。
届かない場合は会社に催促し、それでも動かないならハローワークに相談してください。

②健康保険(転職先が決まっていない人)

いちばん急ぐのがこれです

退職した翌日から、会社の健康保険は使えなくなります。

何もしないと、無保険の状態になります

選べる道は、大きく3つです。

A:国民健康保険に入る

住んでいる市区町村の窓口で手続きします。

退職から14日以内が目安とされています。

保険料は、前年の所得をもとに計算されます

つまり、収入がゼロになっても、去年の所得で請求が来ます

ここで驚く人がとても多いところです。

B:前の会社の健康保険を任意継続する

一定の条件を満たすと、退職後も前の会社の健康保険を続けられる制度があります。

ただし、会社が負担していた分も自分で払うため、在職中の倍近くになることがあります。

申請の期限は、退職日の翌日から20日以内とされています。

国民健康保険の14日より短く、この20日を過ぎると、任意継続は選べなくなります

保険料の額は加入していた健康保険組合によって違うので、退職前のうちに問い合わせて、国民健康保険と比べておいてください

C:家族の扶養に入る

配偶者や親が加入している健康保険の扶養に入れる場合があります。

収入の条件があるので、家族の勤務先に確認してもらってください

保険料の負担がないので、条件を満たすならこれがいちばん軽いです。

どれを選ぶか迷ったら
① まず家族の扶養に入れるかを確認する(負担ゼロ)
② 入れないなら、国民健康保険と任意継続の保険料を両方出してもらって比べる
 ・国民健康保険の額 → 市区町村の窓口
 ・任意継続の額 → 加入していた健康保険組合

どちらが安いかは人によって逆転します。前年の所得が高い人ほど、任意継続のほうが安くなる傾向があります。

③年金(転職先が決まっていない人)

会社を辞めると、厚生年金から外れます。

その後は、国民年金に切り替える手続きが必要です。

窓口は、市区町村です。

健康保険の手続きと同じ日にまとめてできます

保険料を払うのが難しい場合は、免除や納付猶予の制度があります

黙って払わないでいるのと、申請して免除されるのとでは、将来受け取る額への影響が変わります

収入がない期間があるなら、窓口で相談してください

辞める前に、手続きの見通しを立てる ▶
退職代行の料金・流れも確認できます

④失業保険(転職先が決まっていない人)

離職票が届いたら、ハローワークで求職の申込みをします。

ここで気をつけたいのが、起点が「退職日」ではなく「ハローワークに行った日」だということです。

行くのが遅れるほど、受給も後ろにずれます。

自己都合の場合、待期7日間のあとに給付制限があるので、実際の振り込みは退職から2〜3ヶ月後になります。

金額や日数の詳細は、失業保険は自己都合だといつからにまとめました。

⑤住民税と、確定申告

見落とされやすいのがこの2つです。

住民税

会社員のときは、給与から天引きされていました。

退職すると、自分で払うことになります

住民税も、前年の所得をもとに計算されます

退職した年の分が、翌年に請求されます。

収入がない時期に、去年の分の請求が届く

ここが、退職後にいちばん家計を圧迫するところです。

退職前に必ず見ておく数字
①国民健康保険料(前年所得で決まる)
②国民年金保険料
③住民税(前年所得で決まる)

この3つは、収入がゼロでも払う必要があるお金です。
貯金で何ヶ月もつかを計算するときは、この3つを生活費に足してください
入れずに計算して、あとで足りなくなる人がとても多いところです。

確定申告

年内に転職して、次の会社で年末調整を受けるなら、自分で申告する必要はありません

前職の源泉徴収票を出すだけです。

年をまたいで無職の場合は、自分で確定申告をすると、払いすぎた税金が戻ることがあります

国民年金や国民健康保険を払った分も、控除の対象になります。

スケジュール例(退職から1ヶ月)

実際にいつ何をするのか、時系列で並べておきます。

転職先が決まっていない人の例です。

退職日まで
・離職票を請求すると伝える
・貸与品を返す準備をする
・家族の扶養に入れるか確認する

退職の翌日〜14日以内
・市区町村の窓口へ
・国民健康保険と国民年金を同時に手続き
(任意継続を選ぶなら、健康保険組合へ期限内に申請)

退職から10日〜2週間ごろ
・離職票が届く
・届いたらすぐハローワークへ

その後
・初回説明会に出席
・4週間に1度の認定日に通う
・住民税の納付書が届いたら払う

市区町村の窓口は、1回行けば健康保険と年金がまとめて終わります

必要なものを1回で揃えて、二度手間にしないことが大事です。

持ち物は、行く前に電話で確認してください
必要な書類は市区町村によって少し違います。
一般的には、健康保険資格喪失証明書・本人確認書類・マイナンバーが確認できるもの・印鑑などが必要になります。
足りずに出直すのがいちばんの時間の損です。電話1本で防げます。

転職先が決まっている人がやること

ここまで読んで不安になった人もいるかもしれませんが、次が決まっているなら、ほとんど何もしません

やることは1つです。

書類を集めて、次の会社に出す

次の会社に出すもの(一般的な例)
・雇用保険被保険者証
・年金手帳または基礎年金番号通知書
・源泉徴収票(前職の分)
・マイナンバーが確認できるもの
・給与振込先の口座情報

会社によって必要なものが違うので、入社前に一覧をもらってください

退職日と入社日が空かない場合、健康保険も年金も次の会社が手続きします。

自分で市役所に行く必要はありません。

ただし、1日でも空くと、その期間の手続きが必要になることがあります

例えば3月31日退職、5月1日入社なら、4月分は自分で国民健康保険と国民年金に入ります

入社日の調整をするときは、ここも計算に入れてください。

辞める前に決めておくと、あとが楽なこと

手続きは辞めたあとの話ですが、準備は辞める前にしかできません

3つだけ挙げます。

1. 退職日を月末にするかどうか

社会保険の扱いは、退職日が月末かどうかで変わることがあります

月末退職と、月の途中での退職では、その月の保険料の負担が変わる場合があります。

大きな額ではないこともありますが、入社日の都合がつくなら、確認しておく価値があります

2. 有給を使い切ってから辞めるか

有給を消化する場合、使い切った日が退職日になります。

その分、健康保険も年金も後ろにずれます。

進め方は、有給を消化して退職する方法にまとめました。

3. 転職先を決めてから辞めるか

この記事を読んで分かるとおり、決まっていると手続きはほぼゼロです。

決まっていないと、健康保険・年金・失業保険・住民税を全部自分でやります

手間だけでなく、お金の負担も大きく変わります

在職中の転職活動が負担なら、転職エージェントに日程調整を任せる方法があります。

ただし、無理はしないでください
心身に不調が出ているなら、手続きの損得より、離れることが優先です。
保険料や住民税は、免除や分割の相談ができる場合があります。
働けなくなってからでは、選択肢がもっと減ります

お金の見通しを、先に立てる

退職後の手続きでいちばん怖いのは、思っていたより出ていくお金が多いことです。

収入はゼロ。

でも、国民健康保険・国民年金・住民税は請求されます。

しかも、健康保険と住民税は前年の所得で計算されます

去年しっかり働いていた人ほど、請求額が大きくなります。

退職前に出しておく3つの数字
①国民健康保険料(市区町村の窓口で試算してもらえます)
②国民年金保険料(月額はほぼ決まっています)
③住民税(去年の納税額が目安になります)

この3つを足したものが、無収入でも毎月出ていくお金です。
生活費に足して、貯金で何ヶ月もつかを計算してください。

お金の不安が中心なら、辞めたいけどお金がないときの記事も参考にしてください。

よくある質問

Q. 手続きはどこに行けばいいですか

市区町村の窓口:国民健康保険・国民年金・住民税。この3つは同じ日にまとめてできます。ハローワーク:失業保険。健康保険組合:任意継続を選ぶ場合。

Q. 14日を過ぎてしまいました

過ぎても手続きはできます。ただし、保険料はさかのぼって請求されます。また、手続き前に病院にかかるといったん全額を自己負担することになります。気づいた時点ですぐ窓口へ行ってください。

Q. 退職代行を使った場合、書類はどうなりますか

郵送でのやりとりになるのが一般的です。離職票や源泉徴収票の請求まで対応してもらえるかを、申し込み前に確認してください。書類が届かないと、失業保険の手続きが始まりません。

Q. 有給を消化してから辞める場合、いつが退職日ですか

有給を使い切った日が退職日になります。最終出社日ではありません。健康保険や年金の切り替えは、この退職日を基準に考えてください。

Q. 会社が書類を送ってくれません

まず催促してください。それでも届かない場合、離職票はハローワーク、源泉徴収票は税務署に相談するという方法があります。一人で待ち続けないでください。

やることリスト(保存版)

転職先が決まっていない人・上から順に
□ 離職票をお願いすると会社に伝える
□ 保険証など貸与品を返す
退職から14日以内:市区町村で国民健康保険+国民年金
 (先に家族の扶養に入れるか確認する)
□ 離職票が届いたら、すぐハローワークへ
□ 住民税の納付書が届いたら払う
□ 年をまたいで無職なら、確定申告

転職先が決まっている人
□ 書類を集めて次の会社に出す(それだけです)

退職後の手続きは、難しくはありませんが、期限があります

とくに健康保険は、空白のままにすると医療費が全額自己負担になります。

辞めると決めたら、このリストを先に見ておいてください

もし、退職を伝えること自体が難しい状況なら、自分で連絡せずに辞める方法もあります。

その場合も、書類のやりとりまで対応してもらえるかを先に確認してください。

書類のやりとりまで対応してもらえるか確認する ▶
料金・流れ・できることの範囲を確認できます

※本記事は一般的な情報の解説です。保険料の額・期限・必要書類は、お住まいの市区町村や加入している健康保険組合によって異なります。手続きの詳細は各窓口にご確認ください。※本記事には広告(PR)を含みます。

辞めたいのに、動けない夜に。
あなたに合う一歩を、静かに選べます。
退職前夜
この記事を書いた人
退職前夜

新卒で入った会社を、休職を経て辞め、個人事業主として独立しました。「辞めたいな…」と思う夜に、そっと寄り添う記事を書いています🌙

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