歓迎会の挨拶、何を話す?30秒で十分。そのまま使える型と入れなくていいもの
歓迎会の挨拶は、30秒で十分です。
入れるのは3つだけ。①お礼 ②名前と担当 ③これからのお願い。
面白いことも、意気込みもいりません。誰も覚えていません。
不安なら、この記事の文をそのまま覚えていってください。
歓迎会をしてもらえることになった。
ありがたい。ありがたいのだけれど、一言お願いしますと言われた。
何を話せばいいのか分からない。
長すぎても短すぎても気まずい。
当日まで、そのことばかり考えてしまう。
この記事は、そのまま使える文を書きます。
まず、期待されていることを知ってください
あなたの挨拶に、誰も高いものを求めていません。
周りが知りたいのは、次の3つだけです。
| 周りが知りたいこと | 理由 |
|---|---|
| 名前 | 顔と名前を一致させたいだけです |
| 何を担当するか | 自分と仕事で関わるかを知りたいからです |
| 話しかけていい人か | 内容より、表情と声の調子で判断されます |
3つ目が、いちばん大事です。
何を話したかは、翌日には忘れられています。
残るのは、感じの良さだけです。
だから、うまく話そうとしなくて大丈夫です。
ゆっくり、聞き取れる声で話せば、それで足ります。
そのまま使える、30秒の型
「本日は、このような会を開いていただき、ありがとうございます。
◯月◯日から△△部でお世話になっております、□□と申します。
前職では■■をしておりました。
まだ分からないことばかりで、皆さまにご迷惑をおかけすると思いますが、
一日も早く覚えられるよう努めます。
どうぞよろしくお願いいたします。」
これで30秒ほどです。
長さは、これでちょうどいいです。
構成は、次のとおりになっています。
① お礼:開いてくれたことへの感謝
② 名前と担当:所属・名前・前職(一言だけ)
③ これからのお願い:よろしくお願いします
この3つが入っていれば、形としては完成です。
言葉遣いは、自分の話し方に合わせて変えて構いません。
話す内容より、効くこと
挨拶の中身を考えるより、効果が大きいことがあります。
| やること | 効き方 |
|---|---|
| ゆっくり話す | 落ち着いて見えます。早口はいちばん多い失敗です |
| 顔を上げる | 全員を見なくても、一度顔を上げるだけで印象が変わります |
| 最後まで言い切る | 語尾が消えると、自信がないように聞こえます |
| お辞儀をする | 話し終わりの一礼で、きれいに締まります |
4つ目が、意外と効きます。
最後にお辞儀をすると、それだけで拍手が起きます。
話の内容が平凡でも、締まった印象になります。
覚えるのは、最初の一文だけ
全部を暗記しようとすると、途中で止まったときに戻れません。
覚えるのは、出だしの一文だけにしてください。
「本日は、このような会を開いていただき、ありがとうございます。」
この一文が出れば、あとは自然に続きます。
人前で話すのが苦手な人ほど、出だしで詰まるものです。
そこさえ越えれば、大丈夫です。
入れなくていいもの
多くの人が、入れなくていいものを入れようとして悩みます。
| 入れなくていい | 理由 |
|---|---|
| 面白い話・つかみ | すべると、その空気のまま宴会が進みます |
| 大きな意気込み | 「売上を倍に」などは、あとで自分を縛ります |
| 前職の詳しい話 | 比べていると受け取られることがあります |
| プライベートの詳細 | 聞かれたら答えれば十分です |
| 長い経歴 | 覚えられません。前職は一言で足ります |
とくに、面白いことを言おうとしないでください。
入ったばかりの人に、誰も面白さを期待していません。
丁寧であれば、それで十分です。
趣味を1つだけ添えるのは、有効なこともあります。
あとで話しかけてもらうきっかけになるからです。
ただし、一言だけにしてください。
場面ごとの、少しの違い
挨拶を求められる場面は、いくつかあります。
| 場面 | 調整するところ |
|---|---|
| 歓迎会の最初 | 基本の型のまま。30秒で |
| 乾杯の前 | さらに短く。「ありがとうございます。□□です。よろしくお願いします」 |
| 会の終わりに | お礼を中心に。「楽しい時間をありがとうございました」 |
| 入社日の朝礼 | 基本の型と同じ。仕事の場なので、少し硬めに |
| 各テーブルを回るとき | 名前と担当だけ。「□□です。よろしくお願いします」 |
最後の項目を、覚えておいてください。
歓迎会では、席を回って挨拶する場面があります。
そのときは、名前と担当だけで十分です。
一人ひとりに長く話すと、全員に回れません。
当日、緊張したときは
準備していても、その場になると頭が真っ白になることがあります。
・最初の一文だけ、完璧に覚えておく(出だしが出れば、あとは続きます)
・紙を見ても構わない(誰も責めません)
・短く切り上げていい(途中で忘れたら「よろしくお願いします」で締める)
・ゆっくり話す(早口になるのがいちばん多い失敗です)
3つ目を、頭に入れておいてください。
途中で忘れても、締めれば成立します。
「すみません、緊張してしまって。よろしくお願いします」でも、場はむしろ和みます。
失敗して困ることは、ほとんどありません。
挨拶が終わったあと
実は、挨拶より、そのあとのほうが長いです。
会の途中で困らないための、いくつかのことを書いておきます。
| 場面 | 対応 |
|---|---|
| 話題に困った | 相手に聞く(「◯◯さんは、どのくらいこちらに?」) |
| お酒を勧められた | 「あまり飲めなくて」と最初に伝えておく |
| 早く帰りたい | 最初に「◯時で失礼します」と伝えておく |
| 二次会に誘われた | 「今日はここで失礼します」で構いません |
1つ目が、いちばん使えます。
自分が話すより、相手に聞くほうが楽です。
そして、相手も自分の話をするほうが気分がいいものです。
飲み会そのものが苦手なら、転職先の飲み会を断りたいときも読んでみてください。
歓迎会が開かれないときは
歓迎会がない職場も、いまは珍しくありません。
開かれないこと自体に、意味はありません。
・一人だけだと、開きにくい
・そういう習慣が、もともとない
・時期をうかがっているうちに、機会を逃した
・予算や、幹事の担当が決まっていない
嫌われているわけではありません。
詳しくは、中途入社で歓迎会がないときに書いています。
歓迎会がなくても、挨拶の機会は別にあります。
朝礼や、部署のミーティングで一言求められることがあります。
そのときも、同じ型で構いません。
仕事の場なので、「本日から」を「本日より」にするなど、少し硬めにするだけで十分です。
職場の雰囲気がつかめず不安なら、転職エージェントの選び方も見ておいてください。入る前に、社内の雰囲気を聞ける場合があります。
前日までに、やっておくこと
当日の朝に慌てないよう、前の晩に3つだけ準備しておいてください。
・挨拶の文を、スマートフォンのメモに入れておく
・会費を用意しておく(小銭も含めて。集金で崩せないと困ります)
・服装を決めておく(仕事のあとなら、そのままで構いません)
2つ目を、忘れないでください。
会費を集めるとき、お札しかないと両替で手間をかけます。
金額が分からなければ、幹事の人に前日までに聞いておいてください。
服装は、仕事帰りならそのままで問題ありません。
休日に開かれる場合だけ、きれいめの服を選んでください。
迷ったら、幹事の人に「当日の服装はどうしましょうか」と聞けば済みます。
こうした細かいことを前日に片づけておくと、
当日は挨拶だけに集中できます。
タイプ別|いま、どれに当てはまるか
□ 何を話すかが決まらないだけ
□ 人前で話すこと自体は、できる
□ 準備する時間はある
このタイプは、この記事の型をそのまま覚えていってください。
□ 話そうとすると、声が震える
□ 頭が真っ白になった経験がある
□ 当日まで眠れないほど気になる
このタイプは、最初の一文だけ覚えてください。
そして、短く終えていいと自分に許可を出しておいてください。
□ 飲み会自体が苦手
□ 断れるものなら断りたい
□ でも、自分の歓迎会なので断りにくい
自分の歓迎会は、できれば出ておくと、そのあとが楽になります。
その代わり、一次会だけで帰って構いません。
よくある質問
Q. 何分くらい話せばいいですか
30秒から1分です。それ以上は長く感じられます。短すぎても問題ありません。名前とお礼が言えていれば十分です。
Q. 前職のことは、どこまで話しますか
業種か職種を一言だけで十分です。「前職では営業をしておりました」程度にしてください。詳しく話すと、比べていると受け取られることがあります。
Q. 立って話すべきですか
立ったほうが伝わりやすいです。ただ、場の雰囲気によっては座ったままのこともあります。司会の人に「立ったほうがよろしいですか」と聞いておくと安心です。
Q. 紙を見ながら話してもいいですか
構いません。むしろ、途中で詰まるより落ち着いて聞こえます。手元のメモをちらっと見る程度にすると、自然です。
Q. 歓迎会が入社から何か月も経ってから開かれます
内容は同じで大丈夫です。「遅くなりましたが」を頭に添えるだけで自然になります。「このような会を開いていただき」のお礼は変わりません。
Q. 何を言ったか覚えていないほど緊張しました
周りも覚えていません。翌日、普通に挨拶して仕事をすれば、それで終わります。気にしているのは自分だけです。
Q. 趣味を聞かれたときに、話せるものがありません
無理に作らなくて大丈夫です。「最近は家でゆっくりしていることが多いです」で十分です。正直なほうが、かえって話が広がります。
Q. 自分以外にも新しく入った人がいます
内容は同じで構いません。順番が回ってきたら、自分の型どおりに話してください。前の人と似ていても、まったく問題ありません。
Q. 自分の歓迎会なのに、会費を払うよう言われました
職場によっては、主役も会費を払う形があります。気持ちのいいものではありませんが、その職場のやり方と考えるのが無難です。送別会の会費を主役が払うかにも、同じ考え方を書いています。
Q. 挨拶があると、当日まで聞かされていませんでした
その場で振られることもあります。そのときは「ありがとうございます。□□です。まだ分からないことばかりですが、よろしくお願いいたします」の3文で十分です。短くて問題ありません。
Q. お酒が飲めないのですが、乾杯はどうしますか
ソフトドリンクで構いません。乾杯の前に「お茶でお願いします」と頼んでおけば大丈夫です。最初に伝えておくほうが、あとで勧められずに済みます。
Q. 主役なのに、いつ帰っていいか分かりません
一次会の終わりまでいれば十分です。それより早く出たい事情があるなら、最初に幹事へ「◯時で失礼します」と伝えておいてください。
Q. 席を回るとき、どの順番で挨拶しますか
役職が上の方から回るのが一般的です。分からなければ、幹事や隣の人に「どなたからご挨拶すればよいですか」と小声で聞いてください。聞くほうが確実です。
Q. 一言も話せずに終わってしまいそうです
挨拶さえできていれば、あとは聞き役で構いません。うなずいて、相手の話に短く質問を返すだけで十分に参加しています。無理に話そうとしなくて大丈夫です。
Q. 歓迎会の翌日、どう振る舞えばいいですか
会ったときに「昨日はありがとうございました」と一言添えるだけで十分です。幹事をしてくれた人には、個別にお礼を伝えておくと丁寧です。
Q. 挨拶で名前を噛んでしまいました
誰も気にしていません。言い直して続ければ大丈夫です。むしろ、緊張しているのが伝わって、親しみを持たれることのほうが多いです。
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30秒で、十分です
① この記事の型を、自分の名前に置き換えてメモに書く
② 最初の一文だけ、声に出して練習する
③ 途中で忘れたら「よろしくお願いします」で締めると決めておく
歓迎会の挨拶は、30秒で十分です。
お礼、名前と担当、これからのお願い。
この3つだけで、形としては完成しています。
面白いことも、大きな意気込みもいりません。
周りが見ているのは、話しかけていい人かどうかだけです。
職場の人付き合いに不安があるなら、中途入社で馴染めないときも読んでみてください。
※本記事は一般的な情報の解説であり、法的助言ではありません。職場の慣習は勤務先によって異なります。※本記事には広告(PR)を含みます。