転職先の飲み会を断りたい…全部に出なくていい。角の立たない断り方と出る回の選び方
転職先の飲み会は、全部に出なくて大丈夫です。
ただし、入って最初の歓迎会だけは、できれば出ておくと、そのあとが楽になります。
断るときは、「行きたいけれど、今回は」の形にしてください。
断り続けても、日中の関係づくりができていれば、職場で困ることはほとんどありません。
転職して、まだ数週間。
さっそく、飲み会に誘われた。
正直に言うと、行きたくない。
お酒が得意ではないし、知らない人ばかりの席は気をつかう。
毎日仕事を覚えるだけで、もう精一杯。
でも、入ったばかりで断ったら、感じが悪いと思われないだろうか。
この記事は、角の立たない断り方と、出る回の選び方を書きます。
全部に出る必要は、ありません
まず、飲み会は仕事ではありません。
参加するかどうかは、あなたが決めていいことです。
ただ、入ったばかりの時期は、顔と名前を覚えてもらう機会でもあります。
だから、全部に出るか、全部断るかの二択で考えないでください。
出る回を選ぶのが、いちばん無理のないやり方です。
| 飲み会の種類 | おすすめの対応 |
|---|---|
| あなたの歓迎会 | できれば出る。主役なので、断ると準備した人が困ります |
| 部署の歓送迎会・忘年会 | 年に数回なら、出ておくと関係づくりに役立ちます |
| 毎週のように開かれる飲み会 | 全部出る必要はありません。月に一度くらいで十分です |
| 少人数の誘い | 相手との関係で判断。仲良くなりたい人なら出る価値があります |
| 二次会 | 気が進まなければ、一次会で帰って構いません |
この表で考えると、出るのは年に数回で済むことも多いです。
その数回に出ておけば、「付き合いが悪い人」とは思われにくくなります。
歓迎会だけは、出ておくと楽になります
出る回をひとつだけ選ぶなら、自分の歓迎会です。
理由は3つあります。
① 顔と名前を、一度で覚えてもらえる(毎回自己紹介しなくて済みます)
② そのあと断りやすくなる(一度出た人は「付き合いが悪い」と言われません)
③ 誰が話しやすい人か分かる(困ったときに聞きに行ける相手が見つかります)
③が、いちばん実用的です。
仕事で困ったとき、「誰に聞けばいいか」が分かっているかどうかで、毎日の楽さがまったく変わります。
飲み会の席は、その人を見つける場としては、なかなか効率がいい場所です。
だから、歓迎会は「付き合い」ではなく「下見」だと思って出てみてください。
そう考えると、少し気が楽になります。
どうしても歓迎会に出られないとき
体調や家庭の事情で、どうしても無理なこともあります。
そのときは、準備してくれた人に、先に伝えてください。
「せっかく準備していただいたのに、申し訳ありません。
どうしてもその日は都合がつかず、欠席させてください。
日を改めてでも、ぜひご一緒させていただきたいです。」
最後の一行があるかどうかで、印象がまったく変わります。
そして翌日、準備してくれた人に一言お礼を言っておいてください。
「昨日はすみませんでした。ありがとうございました」だけで十分です。
断るときの、基本の形
断り方には、形があります。
① お礼を先に言う:「誘っていただいてありがとうございます」
② 今回は、と限定する:「今回は都合がつかず」
③ 次への一言を添える:「また声をかけてください」
「誘っていただいてありがとうございます。
あいにく今回は予定があって、失礼します。
また声をかけていただけるとうれしいです。」
③があるかどうかで、印象がまったく変わります。
「また誘ってください」と言われると、断られた側も拒否されたとは感じません。
この一言がないと、「行く気がない人」と受け取られて、次から誘われなくなります。
理由は、短く
理由は、詳しく説明しないほうが自然です。
| 使いやすい理由 | 使うときの注意 |
|---|---|
| 予定がある | いちばん無難。詳しく聞かれても「私用で」で十分 |
| 家族の事情 | 家庭がある人なら自然。毎回使うと不自然になります |
| 体調がすぐれない | 使いやすいが、続けると心配されます |
| お酒が飲めない | 正直に言っていい。ただし「飲まなくていいよ」と返されることも |
うそをつきたくないなら、「今日はゆっくり休みたくて」でも構いません。
入ったばかりの時期は、疲れているのが当たり前だと、周りも分かっています。
何度も断ることになったら
毎週のように誘われる職場だと、断り続けることになります。
そのときは、断る理由を毎回変えるより、姿勢を一度伝えておくほうが楽です。
「お誘いありがとうございます。
実はお酒の場があまり得意ではなくて、いつもすみません。
歓送迎会など、大事な会には必ず出ますので。」
「大事な会には出る」と伝えるのがポイントです。
付き合いを拒否しているのではなく、選んで参加していると伝わります。
一度こう言っておくと、次から断りやすくなり、相手も気にしなくなります。
出ると決めたときの、過ごし方
出ると決めたなら、少しでも楽に過ごせる工夫をしておいてください。
・最初に「今日は〇時で失礼します」と伝えておく
・飲めないなら、最初から「お茶で」と頼む
・話題に困ったら、相手に質問する(職場の話・おすすめのお店)
・一次会だけで帰る
1つ目が、いちばん効きます。
先に帰る時間を言っておけば、途中で抜けても誰も引き止めません。
話すのが苦手なら、聞き役に回れば十分です。
職場の人は、あなたのことを知りたいだけなので、短く答えて、相手に質問を返すだけで会話は続きます。
断っても、関係は作れます
飲み会に出ないと、職場で孤立するのではないかと不安になるかもしれません。
でも、関係は日中の時間でも十分に作れます。
| 日中にできること | 効き方 |
|---|---|
| 毎朝、自分から挨拶する | いちばん基本で、いちばん効きます |
| 教えてもらったら、お礼を言う | 「ありがとうございます、助かりました」の一言で印象が変わります |
| 休憩中に少し雑談する | 飲み会より短い時間で、気楽に話せます |
| ランチに一度だけ行く | お酒が苦手でも、お昼なら参加しやすいです |
最後の項目は、飲み会の代わりとしておすすめです。
「お酒は苦手ですが、お昼ならぜひ」と言っておくと、誘い方を変えてもらえることもあります。
職場になじめないと感じるときは、中途入社で馴染めないも読んでみてください。
断ったあと、気まずくならないために
断ること自体より、断ったあとの空気のほうが気になる人は多いです。
やることは、ひとつだけです。
「昨日はすみませんでした。どうでしたか?」
これだけで、気まずさはほとんど消えます。
断った側から話題にすることで、「避けているわけではない」と伝わるからです。
相手が飲み会の話をしてくれたら、少し聞いてください。
それだけで、参加した人とのあいだに薄い共通の話題ができます。
陰で言われていないか、気になるとき
「断ったあと、何か言われているのでは」と不安になることもあります。
ですが、ほとんどの場合、周りはそこまで気にしていません。
自分の参加・不参加を、他人はすぐ忘れます。
もし本当に、断ったことで仕事上の不利な扱いを受けているなら、それは別の問題です。
・飲み会に出ないことを理由に、仕事を回してもらえない
・人前で、参加しないことを何度も責められる
こうしたことが続くなら、日付と内容をメモに残しておいてください。相談するときに、記録があるかどうかで話の進み方が変わります。
相談先は、社内の相談窓口のほか、各労働局の総合労働相談コーナーがあります。
無料で、予約なしで相談できる窓口です。
タイプ別|断って大丈夫な職場か、そうでないか
□ 断っている人がほかにもいる
□ 断ったあとも、普通に話しかけてもらえる
□ 「無理しないで」と言ってくれる人がいる
□ 参加が実質的に決まっている(出欠を取らない)
□ 断った人が、あとで嫌味を言われている
□ 仕事の話が飲み会の場で決まっている
上なら、気にせず選んで参加してください。
下に当てはまるなら、最初の数回は出ておいて、様子を見るほうが無難です。
そのうえで、大事な会だけに絞っていけば、少しずつ断りやすくなります。
それでも強く求められて苦しいなら、その職場が自分に合っているかも含めて考えてみてください。
よくある質問
Q. 入ったばかりで断ったら、印象が悪くなりますか
一度断っただけで悪くなることは、ほとんどありません。お礼と「また誘ってください」を添えれば十分です。ただ、自分の歓迎会だけは、できるだけ出ておくと、そのあとが楽になります。
Q. 歓迎会なのに、会費を取られました
職場によっては、主役も会費を払う形があります。気持ちのいいものではありませんが、その職場のやり方と考えて、払っておくのが無難です。次からは、会費の有無を事前に確認しておくと安心です。
Q. お酒が飲めないのに、飲まされそうで怖いです
最初に「体質的に飲めないんです」と伝えておいてください。いまは無理に飲ませる職場は減っています。それでも強く勧められるなら、席を移る、早めに帰るなどして自分を守ってください。
Q. 断り続けたら、誘われなくなりました
相手が気をつかっているのかもしれません。気になるなら、「最近誘っていただけなくて寂しいです」と冗談まじりに言ってみてください。また誘ってほしいなら、その意思を伝えるのが早道です。
Q. コミュニケーションが苦手で、飲み会が苦痛です
無理に話そうとしなくて大丈夫です。聞き役に回って、相手の話にうなずいているだけでも、場には十分参加しています。苦しくなったら、早めに帰ってください。
Q. 飲み会に出ないと、仕事の情報が入ってきません
それは職場の側の問題でもあります。大事な話が飲み会で決まるなら、上司に「その件は聞いていませんでした」と伝えて、日中に共有してもらうようお願いしてください。
Q. 断ると、上司の機嫌が悪くなります
一度は出て様子を見るか、断り方を丁寧にするかで、和らぐことがあります。それでも不利な扱いを受けると感じるなら、記録を残しておいてください。困ったときは、総合労働相談コーナー(各労働局)で無料で相談できます。
Q. 飲み会代が家計にひびきます
お金の事情は、正直に言いにくいものです。「今月は予定があって」と断っておけば十分です。年に数回の大きな会だけに絞れば、負担はかなり減らせます。
Q. 断ると、昇進や評価に影響しますか
飲み会の参加を評価に使うことは、本来の人事評価のやり方ではありません。ただ、実際に「よく話す人が可愛がられる」職場はあります。気になるなら、飲み会ではなく、日中の報告・相談の回数を増やしてください。評価されるのは、そちらのほうです。
Q. 自分だけ誘われていない気がします
入ったばかりの時期は、気をつかって誘われていないこともあります。参加したい気持ちがあるなら、「今度、機会があれば混ぜてください」と自分から一言伝えておくと、次から声がかかりやすくなります。
Q. 二次会だけ断るのは、失礼になりませんか
失礼にはなりません。一次会の終わりに「今日はここで失礼します。ありがとうございました」と伝えて帰れば十分です。二次会は、もともと行きたい人だけで行くものなので、気にしなくて大丈夫です。
Q. 飲み会の場で、仕事の愚痴に同意を求められたら
その場では、はっきり同意しないほうが安全です。「まだ入ったばかりで分からないことが多くて」と返しておけば、角も立ちません。入ったばかりの人の発言は、思いのほか広く伝わります。
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選んで出れば、それで十分です
① 出る回と断る回を、自分の中で決める(歓送迎会は出る、など)
② 断り方の一文をメモしておく
③ 日中の挨拶とお礼を、いつもより少し丁寧にする
転職先の飲み会は、全部に出る必要はありません。
お礼を言って、「今回は」と断って、「また誘ってください」と添える。
それだけで、断っても関係は壊れません。
職場での関係は、日中の挨拶と、仕事のやり取りでちゃんと作れます。
そこまでして付き合いを求められる職場なら、転職エージェントの選び方も参考に、ほかの選択肢を見ておいてください。
※本記事は一般的な情報の解説であり、法的助言ではありません。不利益な扱いを受けた場合は、総合労働相談コーナー(各労働局)などの公的な窓口にご相談ください。※本記事には広告(PR)を含みます。