社員旅行に行きたくない…任意なら断って大丈夫。早めに短く、感謝を添える断り方と乗り切り方
社員旅行は、任意参加なら断って大丈夫です。
断るときは、早めに、短い理由で、感謝を添えて伝えるのがいちばん角が立ちません。
「その日は家の用事がありまして。せっかく声をかけていただいたのに、すみません」くらいで十分です。
ただし、業務として参加が決まっている場合は、まず扱いを確かめてください。
社員旅行のお知らせが回ってきた。
行き先も日程も、もう決まっている。「全員参加で」という空気もある。
でも、正直に言うと行きたくない。
休みの日まで職場の人と過ごすのはつらいし、相部屋や宴会を想像するだけで気が重い。
この記事は、社員旅行を角を立てずに断る方法と、行くことになったときの乗り切り方を書きます。
行きたくないと思うのは、おかしくない
まず、社員旅行に行きたくないと思うのは、まったくおかしなことではありません。
| 行きたくない理由 | よくある声 |
|---|---|
| 休みの日がつぶれる | 週末は自分や家族のために使いたい |
| 気をつかって疲れる | 移動中も食事中も、ずっと職場の空気 |
| 相部屋や大浴場が苦手 | ひとりになれる時間がない |
| 宴会や出し物がつらい | お酌や余興を求められる |
| お金がかかる | 積立金やおこづかいの負担 |
とくに入ったばかりの人は、まだ職場の人とそこまで打ち解けていないので、なおさら気が重くなります。
行きたくない気持ちがあるのは、ごく自然なことです。
まず、参加の扱いを確かめる
断る前に、その社員旅行がどういう扱いなのかを確かめておきましょう。
| 扱い | 考え方 |
|---|---|
| 任意参加 | 参加するかどうかは自由。断っても問題ない |
| 業務として参加が決まっている | 研修などを兼ねている場合。仕事の一部として扱われることがある |
| 建前は任意、実際は全員参加 | いちばん悩ましい。空気をよく見て判断する |
お知らせに「任意」「希望者」と書かれていれば、断って問題ありません。
一方で、会社の指示で参加が義務になっている場合は、仕事の一部として扱われることがあります。
扱いが分からないときは、幹事や上司に「参加は任意ですか」と聞いてしまうのがいちばん早いです。
断るか迷っているときの、考え方
行きたくない気持ちと、「行ったほうがいいのかも」という気持ちの間で揺れている人もいるでしょう。
迷ったときは、行った場合と行かなかった場合を、紙に書き出してみてください。
行った場合は、職場の人と話すきっかけができるかもしれません。でも、休みの日がつぶれて、疲れが残るかもしれません。
行かなかった場合は、自分の時間を守れます。でも、旅行の話題に入りにくいと感じる日があるかもしれません。
書き出してみると、自分がどちらを大切にしたいかが見えてきます。
どちらを選んでも、間違いではありません。
大切なのは、自分で決めたと思えることです。周りの空気だけで決めると、あとで後悔しやすくなります。
まずは、お知らせをよく読むところから始めましょう。
角を立てずに断る伝え方
任意参加なら、早めに、短く、感謝を添えて断ってください。
「社員旅行のお誘い、ありがとうございます。
あいにくその日は家の用事がありまして、今回は参加を見送らせてください。
せっかく声をかけていただいたのに、すみません。」
ポイントは3つです。
① 早めに伝える(予約や部屋割りの前に)
② 理由は短く(「家の用事」「先約」で十分)
③ 感謝を添える(「声をかけていただいたのに」)
理由を細かく説明する必要はありません。
むしろ、理由を長く話すほど、言い訳のように聞こえてしまいます。
「行きたくないから」と正直に言う必要もありません。「都合がつかない」で十分です。
断る連絡は、どの方法でするか
断るときの伝え方は、職場の申し込み方法に合わせるのが自然です。
申し込みが紙やシステムなら、「不参加」に丸をつけて、幹事にひと言添えるだけで十分です。
幹事から直接声をかけられたなら、その場か、その日のうちに口頭で伝えましょう。
返事を先延ばしにすると、「参加するものだと思っていた」と言われ、かえって断りにくくなります。
迷っているなら、「確認して、明日までにお返事します」と期限を決めて伝えておくと安心です。
断ることに、罪悪感を持たなくて大丈夫です。
任意の行事に参加するかどうかは、あなたが決めていいことです。
よく使われる断る理由
| 理由 | 使いやすさ |
|---|---|
| 家の用事がある | ◎ 詳しく聞かれにくい |
| 前から決まっていた予定がある | ◎ 日程が早く分かったときに使いやすい |
| 家族の世話がある | ◯ 子どもや親の事情があるなら自然 |
| 体調に不安がある | ◯ 乗り物酔いなど、事実があれば伝えやすい |
どの理由でも、うそを重ねすぎないことが大切です。
あとで話がかみ合わなくなると、かえって気まずくなってしまいます。
「家の用事」のように、詳しく聞かれにくい理由を選ぶと安心です。
断ったあとの、気まずさを残さないコツ
断ったあと、「悪く思われていないかな」と気になる人も多いでしょう。
気まずさを残さないためには、旅行の前後のちょっとした振る舞いが大切です。
旅行の前は、準備を進めている幹事に「準備、大変ですね。ありがとうございます」と声をかけてみてください。
行かない人からのねぎらいは、意外とうれしいものです。
旅行のあとは、「楽しかったですか」「どこが良かったですか」と聞いてみましょう。
行った人は、話したいことがたくさんあるものです。聞き役に回るだけで、自然に会話に入れます。
お土産をもらったら、「ありがとうございます。おいしくいただきます」と笑顔で受け取れば十分です。
こうした小さな振る舞いで、「行かなかった人」ではなく「感じのいい人」として受け止めてもらえます。
断りにくい空気のときは
建前は任意でも、実際はほぼ全員が参加している職場もあります。
そんなときは、一部だけ参加するという方法もあります。
「1日目の夕方には帰らないといけない用事があるので、途中まで参加させてください。」
「宴会だけ参加させていただくことはできますか。」
全部を断るより、「参加したい気持ちはある」と伝わるので、角が立ちにくくなります。
日帰りの部分だけ参加して、泊まりは断るという人も少なくありません。
行くことになったときの、乗り切り方
どうしても断れず、参加することになった場合もあるでしょう。
・話しやすい人の近くにいる
・自由時間は、少しひとりになる時間を作る
・宴会では、無理に盛り上げ役をしない
・お酒が苦手なら、最初からソフトドリンクにしておく
・「仕事の一部」と割り切って、がんばりすぎない
自由時間に「ちょっと散歩してきます」とひとりになるのは、まったく失礼ではありません。
ずっと周りに合わせていると、疲れて帰ってから寝込んでしまいます。
社員旅行は、ほどほどに楽しめれば十分です。
旅行先でのお金のこと
行くことになった場合、お金の心配もあるでしょう。
旅行の費用は会社が出してくれても、移動中の飲み物やお土産代、自由行動の食事代は自分持ちになることが多いです。
事前に「どのくらい持っていけばいいですか」と、前に参加したことのある人に聞いておくと安心です。
お土産は、家族や自分の分だけで十分です。職場の人へのお土産は、一緒に行っているので必要ありません。
参加をしつこく求められるとき
・任意のはずなのに、断ると強く責められる
・参加しないと評価を下げると言われる
・旅行先で、お酌や余興を無理にさせられる
こうした状態が続くなら、上司や社内の相談窓口に相談してください。
任意の行事への参加を強く求められ続けるのは、行きすぎです。
毎年あるなら、断り方を決めておく
社員旅行が毎年の恒例行事になっている職場もあります。
毎年悩まないためには、自分なりの方針を決めておくとラクです。
たとえば、「日帰りの行事には参加して、泊まりは断る」と決めておく。
あるいは、「宴会だけ顔を出す」と決めておく。
方針が決まっていれば、毎年同じように伝えればいいので、悩む時間がぐっと減ります。
周りも、「あの人はいつもそうだから」と受け止めてくれるようになっていきます。
タイプ別|いま、どれに当てはまるか
□ お知らせに「任意」と書かれている
□ 毎年、参加しない人もいる
□ 日程がまだ先
このタイプは、早めに短く断るだけで大丈夫です。
□ ほぼ全員が参加している
□ 入ったばかりで、顔を覚えてもらいたい気持ちもある
□ 泊まりや宴会だけがつらい
このタイプは、一部だけ参加する方法を考えてみてください。
□ 「全員参加」と言われている
□ 研修を兼ねていると言われた
□ 断ると評価に響くと言われた
このタイプは、参加の扱いを確かめてから判断してください。
よくある質問
Q. 入ったばかりで断ると、印象が悪くなりませんか
早めに感謝を添えて断れば、そこまで悪い印象にはなりません。旅行以外の場面で、ふだんのあいさつや仕事をきちんとしていれば十分です。
Q. 積立金を払っているのに、行かないのはもったいないですか
積立金の扱いは会社によって違います。参加しない場合に返金されるかどうか、担当の人に確かめておきましょう。
Q. 行かなかった人は、あとで何か言われますか
ほとんどの場合、何も言われません。旅行の話題が出たら「楽しそうでしたね」と聞き役に回れば、自然に会話に入れます。
Q. お土産は、行かなかった人にも配られますか
職場によっては、行かなかった人にもお土産が配られることがあります。受け取ったら「ありがとうございます」とお礼を伝えれば大丈夫です。
Q. 相部屋がどうしてもつらいです
幹事に「いびきがひどくて」「寝つきが悪くて」など、相部屋を避けたい事情を早めに相談してみてください。追加料金でひとり部屋にできることもあります。
Q. 断ったら、幹事に理由をしつこく聞かれました
「家のことで、どうしても外せなくて」と同じ理由を繰り返せば大丈夫です。詳しく説明する必要はありません。それでもしつこい場合は、上司に相談してください。
Q. 旅行の費用は、会社が全額出してくれるそうです
費用が会社持ちでも、任意参加なら断って構いません。「せっかくの機会なのにすみません」と感謝を添えて伝えましょう。
Q. 社員旅行の日は、出勤扱いになりますか
会社によって扱いが違います。任意参加の旅行は、休日の行事として扱われることが多いです。一方、参加が義務になっていて、研修などを兼ねている場合は、仕事として扱われることもあります。気になるときは、担当の人に確かめてください。
Q. 上司から「来てくれるよね」と念を押されました
任意参加なら、「ありがとうございます。あいにくその日は家の用事がありまして」と同じように伝えて大丈夫です。一部だけ参加できるなら、それを伝えるのもよいでしょう。
Q. 行きたくない理由を正直に言ってもいいですか
「大人数での旅行が苦手で」と正直に伝えても構いません。ただ、職場によっては引き止められることもあるので、「家の用事」など短い理由のほうが話が早く済むことが多いです。
Q. 社員旅行に行かないせいで、仲間はずれにされないか心配です
旅行に行かなかっただけで、仲間はずれになることはまずありません。ふだんのあいさつや仕事でのやり取りのほうが、ずっと大切です。
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早めに、短く、感謝を添えて
① お知らせを見て、参加が任意かどうか確かめる
② 任意なら、早めに短く断る
③ 断りにくいなら、一部だけ参加する方法を考える
社員旅行は、任意なら断って大丈夫です。
早めに、短く、感謝を添えれば、角を立てずに済みます。
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※本記事は一般的な情報の解説であり、法的助言ではありません。社員旅行が業務として扱われるかどうかは、参加の強制の有無など個別の事情によって判断が異なります。困ったときは総合労働相談コーナー(各労働局)などの公的な窓口にご相談ください。※本記事には広告(PR)を含みます。