電話の取り次ぎと保留のやり方…覚えるのは3つの型だけ。メモする5つと、分からないときの逃げ方
電話の取り次ぎは、3つの型さえ覚えれば乗り切れます。
①出る「お電話ありがとうございます。◯◯の△△でございます」②保留「少々お待ちください」③不在「ただいま席を外しております」
メモに書くのは、相手の会社名・名前・用件・電話番号・かかってきた時刻の5つ。
分からないことは、保留にして聞きに行って大丈夫です。
職場の電話が鳴るたびに、心臓がどきっとする。
取り次ぎ方も、保留の押し方も、よく分かっていない。
相手の名前を聞き取れなかったらどうしよう、と思うと、なかなか受話器に手が伸びない。
この記事は、電話の取り次ぎの型を、はじめての人向けに書きます。
電話は、場数を踏めば必ず慣れます。
まず覚える、3つの型
「お電話ありがとうございます。◯◯株式会社の△△でございます。」
(3コール以上鳴ってから出たとき)「お待たせいたしました。◯◯株式会社の△△でございます。」
「□□でございますね。少々お待ちください。」
(保留にして、担当者へ)「◯◯社の△△様から、□□の件でお電話です。」
「申し訳ございません。□□はただいま席を外しております。
戻りましたら、折り返しお電話するようお伝えいたしましょうか。」
この3つで、ほとんどの電話は対応できます。
机の近くにメモして貼っておくと、いざというとき安心です。
最初の数回は、うまくいかなくて当たり前
電話は、慣れるまでが本当に大変です。
相手の名前が聞き取れない、保留を押し間違える、伝言をうまくまとめられない。
こうした失敗は、ほとんどの人が通ってきた道です。
長く働いている先輩たちも、最初のころは同じように緊張していました。
大切なのは、失敗しても、次に生かすことです。
聞き取れなかったなら、次は先に「恐れ入ります、お名前をもう一度」と言う準備をしておく。
保留を間違えたなら、操作を確かめておく。
一つずつ直していけば、数か月後には自然に出られるようになります。
メモに書く5つ
取り次ぐときも、伝言を受けるときも、書くことは同じです。
① 会社名
② 相手の名前
③ 用件(分かる範囲で)
④ 電話番号(折り返しが必要なとき)
⑤ かかってきた時刻
この5つがそろっていれば、担当者が困りません。
聞き取れなかったときは、遠慮せずに聞き返してください。
「恐れ入ります。もう一度、お名前をお伺いしてもよろしいでしょうか。」
「申し訳ございません。お電話が少し遠いようです。」
聞き返すのは失礼ではありません。間違って伝えるほうが困ります。
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この5つを書くなら、切り離して渡せるメモが向いています。
担当者の机に置いておけるので、言い忘れが起きません。
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先に準備しておくと、ぐっとラクになる
電話に出る前に、机の上を整えておくと落ち着いて対応できます。
メモ用紙とペンを、電話のすぐ横に置いておく。
社内の内線番号の一覧を、手の届くところに置いておく。
よく電話がかかってくる取引先の名前を、覚えておく。
これだけでも、受話器を取るときの不安がかなり減ります。
先輩がどう応対しているかを、横で聞いてメモしておくのもおすすめです。
実際に使われている言い回しは、本で覚えるより自然に身につきます。
保留のやり方
保留のボタンの場所は、最初に確かめておきましょう。
電話機によって、保留してから内線をかける手順が違います。
入ったばかりのうちに、先輩に一度、実際に操作して見せてもらうのがいちばんです。
・保留は30秒くらいまでを目安にする
・長くなりそうなら、一度戻って「もう少しお時間をいただけますか」と伝える
・保留を解除したら、「お待たせいたしました」から始める
保留にせずに手で受話器を押さえると、周りの声が相手に聞こえてしまうことがあります。必ず保留ボタンを使いましょう。
伝言メモの書き方
伝言を受けたら、担当者に渡すメモを作ります。
書くことは、電話を受けたときにメモした5つと同じです。
それに加えて、誰が受けたか(自分の名前)も書いておきましょう。
あとで担当者が確かめたいときに、聞く相手が分かるからです。
メモは、担当者の机の見えるところに置くか、チャットで送っておきます。
急ぎの用件なら、机に置くだけでなく、直接伝えるか、チャットでも知らせてください。
「お戻りになったら、◯◯社の△△様に折り返しをお願いします」と一言添えると、伝わり方が変わります。
担当者が不在のときの伝え方
| 状況 | 伝え方 |
|---|---|
| 席にいない | 「ただいま席を外しております」 |
| 会議中 | 「ただいま打ち合わせ中でございます」 |
| 外出中 | 「本日は外出しております。◯時ごろ戻る予定です」 |
| 休み | 「本日はお休みをいただいております」 |
社外の人に対しては、自分の会社の人に「さん」や役職をつけずに呼ぶのが一般的です。
「田中部長は」ではなく、「部長の田中は」または「田中は」と言います。
理由を細かく伝える必要はありません。戻る時間と、折り返しの有無を確かめれば十分です。
聞き取れないときの、確かめ方
相手の会社名や名前が聞き取れないのは、よくあることです。
そんなときは、聞こえた範囲を口に出して確かめてみてください。
「◯◯様、でよろしいでしょうか」「△△社の方でいらっしゃいますね」。
相手が訂正してくれるので、正しい名前が分かります。
それでも分からないときは、「恐れ入りますが、もう一度お願いできますでしょうか」を繰り返して構いません。
何度も聞き返すのは気が引けますが、間違えて伝えるほうが迷惑になります。
大丈夫、必ず慣れます。
困ったときは、保留にして聞く
分からないことを聞かれたら、無理に答えようとしないでください。
「申し訳ございません。確認いたしますので、少々お待ちいただけますでしょうか。」
保留にして、近くの先輩に聞けば大丈夫です。
時間がかかりそうなら、折り返しの電話にしてもらいましょう。
「確認してから、改めてお電話を差し上げてもよろしいでしょうか。
お電話番号を伺ってもよろしいですか。」
あいまいな答えをするより、確認してから伝えるほうが、ずっと信頼されます。
自分から電話をかけるときは
取り次ぎに慣れてきたら、次は自分からかける場面も出てきます。
かける前に、話す内容をメモにまとめておきましょう。
相手の名前、用件、聞きたいこと。この3つを書いておけば、慌てずに話せます。
「お世話になっております。◯◯株式会社の△△と申します。
□□様はいらっしゃいますでしょうか。」
相手が不在なら、「では、改めてお電話いたします」と伝えて切るのが基本です。
折り返しをお願いしたいときは、自分の名前と電話番号をはっきり伝えましょう。
お昼の時間帯や、始業直後、終業間際は避けると親切です。
電話が怖いと感じるとき
電話が苦手な人は、実はとても多いものです。
相手の顔が見えず、すぐに答えなければならないので、緊張して当然です。
・よく使う言い方をメモして机に貼る
・メモ用紙とペンを、電話の横に置いておく
・最初の数回は、先輩にそばにいてもらう
・取り次ぎだけでいいと、自分に言い聞かせる
慣れるまでは、取り次ぐだけで十分です。
何度か出ているうちに、自然と体が慣れていきます。
慣れるまでの目安
電話に慣れるまでには、どのくらいかかるのでしょうか。
人によりますが、1か月ほどで手順に慣れ、3か月ほどで落ち着いて出られるようになる人が多いようです。
最初の1週間は、出るだけで精一杯かもしれません。それでも十分です。
2週目からは、名前を聞き取ることに集中してみてください。
1か月たつころには、取り次ぎの流れが体に入ってきます。
焦らず、一回ごとに一つだけできることを増やしていきましょう。
今日、机の横にメモを貼るだけでも、次の一本はずいぶんラクになります。
できることから、ひとつずつ始めてみてください。
タイプ別|いま、どれに当てはまるか
□ 電話には出られるが、言い方が分からない
□ 取り次ぐ相手は分かる
□ メモは取れている
このタイプは、3つの型をメモして貼るだけで十分です。
□ 保留や転送の仕方が分からない
□ 内線のかけ方も分からない
□ 誰に聞けばいいか迷っている
このタイプは、先輩に操作を見せてもらうところから始めてください。
□ 鳴るたびに体がこわばる
□ 電話のことを考えると眠れない
□ 失敗して強く責められた
このタイプは、上司に少しずつ慣れたいと相談してみてください。
よくある質問
Q. 相手の名前が何度聞いても分かりません
「恐れ入りますが、もう一度お願いできますでしょうか」と聞き、それでも分からなければ、「念のため、お名前の漢字を教えていただけますか」と尋ねてみてください。
Q. 営業の電話がかかってきました
職場のルールを確かめておきましょう。多くの職場では、「担当者が不在です」「今は必要としておりません」と伝えて、丁寧に切って構いません。
Q. 何コール目で出ればいいですか
3コール以内が目安とされることが多いです。遅れたときは「お待たせいたしました」と添えれば大丈夫です。
Q. 取り次いだ相手が電話中でした
「申し訳ございません。ただいま別の電話に出ております。終わりましたら折り返しお電話いたしましょうか」と伝えてください。
Q. 電話を切るタイミングが分かりません
相手が切ったのを確かめてから、静かに受話器を置くのが基本です。相手が切らないときは、「失礼いたします」と言ってから静かに置きましょう。
Q. 伝言を伝え忘れてしまいました
気づいた時点ですぐに担当者に伝えて、あわせて謝ってください。相手の会社に折り返しが遅れている場合は、上司に相談して対応を決めましょう。
Q. 方言や早口で、聞き取りづらい相手がいます
ゆっくり話してもらえるよう、「恐れ入ります、少しゆっくりお願いできますでしょうか」と伝えて大丈夫です。聞き取れた部分を復唱して確かめる方法も役立ちます。
Q. 電話中に、相手が怒っていました
まずは落ち着いて話を聞き、「申し訳ございません」と受け止めてください。自分で判断できないことは、「担当の者に代わります」「確認してご連絡します」と伝えて、上司にすぐ相談しましょう。
Q. 英語の電話がかかってきました
対応できる人がいるなら、その人に代わってもらいましょう。誰もいないときは、「Please hold on」などの決まり文句を書いたメモを用意しておくと安心です。職場でよくあるなら、上司に相談して対応を決めておきましょう。
Q. 電話が鳴っても、先輩が出てくれません
入ったばかりの人が出る決まりになっている職場もあります。つらいときは、「まだ慣れていないので、最初は一緒に確認していただけますか」と上司に相談してみてください。
Q. 取り次ぎ先の内線番号が分かりません
保留にして、近くの人に「◯◯さんの内線は何番でしょうか」と聞けば大丈夫です。内線一覧を手元に置いておくと、次から自分で調べられます。
Q. 在宅勤務の人あてに電話がかかってきました
「本日は在宅で業務をしております」と伝えるか、職場で決めた言い方に合わせてください。折り返しの連絡先を聞いて、チャットで本人に知らせる形が多いです。
Q. 電話に出るのが遅れて、注意されました
次からは、鳴ったらすぐ手を伸ばせるように準備しておきましょう。「お待たせいたしました」と添えれば、相手には失礼になりません。
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① 3つの型をメモして、電話の近くに貼る
② 保留と内線の操作を、先輩に見せてもらう
③ 分からないことは、保留にして聞きに行く
電話の取り次ぎは、型を覚えれば乗り切れます。
分からないときは、保留にして聞けば大丈夫です。
電話に出るのが怖いと感じているなら、中途入社で電話に出るのが怖いときも参考にしてください。
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※本記事は一般的な情報の解説であり、法的助言ではありません。電話対応のやり方や決まりは、職場によって異なります。※本記事には広告(PR)を含みます。