20代の転職、ベストタイミングはいつ?後悔しない見極め方
ただ、後悔しないためのコツは1つだけあります。それは、「辞めてから探す」のではなく、「在職中に動き始める」こと。年齢・ボーナス・求人が増える時期は二の次です。まずは情報を集めるところから、気軽に始めて大丈夫です。
「今、転職していいのかな」
「もう少し続けてからのほうがいい?」「それとも、早く動いたほうがいい?」
そう迷って、このページを開いたのではないでしょうか。
せっかく動くなら、タイミングを間違えたくないですよね。
その慎重さは、とても大切です。
この記事では、20代の転職で「いつ動くのがいいのか」を、できるだけ具体的に、やさしくお伝えします。
20代の転職、結論は「動くなら早いほうがいい」
まず、いちばん大事なことからお伝えします。
20代の転職は、迷っているなら多くの場合、早く動き始めたほうが有利です。
理由はシンプルで、20代は「若さ」そのものが最大の武器だからです。
30代以降の転職は「即戦力(すぐ成果を出せるスキル)」が求められます。
でも20代は、スキルよりも「意欲」と「これからの伸びしろ」で評価されます。
これを、ポテンシャル採用と言います。
そして、この「伸びしろ」の評価は、年齢が上がるほど少しずつ下がっていきます。
だから、迷っている時間が長いほど、選べる選択肢は静かに減っていくのです。
「まだ何もスキルがない」と焦らなくて大丈夫。20代の今は、その焦りすら「これから伸びる人」の証として、企業に好意的に見てもらえる時期です。
それでも「時期」を選ぶなら、3つの目安
「動くなら早く」が大前提。
そのうえで、あえて時期を選ぶなら、目安は3つあります。
① ボーナスをもらってから
賞与(ボーナス)は、支給日に在籍していることが条件の会社がほとんどです。
もらえるはずのボーナスを捨てて辞めるのは、もったいないですよね。
夏(6〜7月)や冬(12月)の支給を受け取ってから動く、というのは、損をしないための賢い選び方です。
② 求人が増える時期に合わせる
企業の採用が活発になる時期は、だいたい決まっています。
- 1〜3月:4月入社に向けた採用。1年で最も求人が増える時期
- 8〜10月:下期(10月)入社に向けた採用。2番目に多い時期
この時期は求人の数も種類も増えるので、選択肢が広がります。
逆に言えば、この波に乗るには、その1〜2ヶ月前から準備を始めるのが理想です。
③ 今の仕事が「一区切り」ついたとき
担当したプロジェクトが終わった、ひとつの業務をやり切った。
——そんな区切りは、転職にいいタイミングです。
「ここまでやりました」と職務経歴書に書ける実績になりますし、引き継ぎもしやすく、円満に辞めやすいからです。
一番大事なのは「在職中に始める」こと
時期の目安をお伝えしましたが、それ以上に大事なのが「在職中に動き始める」ことです。
なぜなら、「辞めてから探す」と、心に余裕がなくなるからです。
収入がゼロになる不安、早く決めなきゃという焦り。
その状態では、「本当はもっといい会社があったのに、焦って妥協してしまった」という失敗が起きやすくなります。
一方、在職中なら、毎月の給料がある安心感の中で、納得いくまで会社を選べます。
「ここは違うな」と思えば、断る勇気も持てます。
「辞めてから探す」は、20代の転職でいちばんもったいない動き方です。
まずは働きながら、情報だけ集め始めてください。
「逃げの転職」になっていないかだけ確認しよう
もう1つだけ、確認しておきたいことがあります。
それは、今の気持ちが「ただ逃げたいだけ」になっていないか、です。
今の不満から逃げることだけが目的だと、次の会社でも同じ不満にぶつかりやすいからです。
とはいえ、「逃げ」と「環境を変える勇気」は、まったく違うものです。
見分け方はシンプルで、「次に何をしたいか」を一言でも言えるかどうか。
「人間関係から逃げたい」だけでなく、「もっと落ち着いて働ける環境で力を出したい」と言い換えられるなら、それは前向きな転職です。
うまく言葉にできなくても大丈夫。その「言い換え」を一緒に整理してくれるのが、次に紹介する転職エージェントです。
タイミングを逃さないために、今できること
「動くなら早く」「在職中に」と言われても、いきなり応募するのはハードルが高いですよね。
そこでおすすめなのが、まず転職エージェントに登録だけしておくことです。
転職エージェントは、無料で使えて、在職中でも利用できます。
登録したからといって、すぐ転職しなければいけないわけではありません。
たとえば、MyStyle転職のような転職エージェントに登録しておくと、今の自分にどんな求人があるのか、どれくらいの年収が狙えるのかを、教えてもらえます。
(エージェントを比べて選びたい人は、転職エージェントおすすめ3選に整理しています)
転職エージェントは、採用が決まった企業から報酬を受け取る仕組みのため、求職者は無料で使えます。
「まだ転職するか決めていない」段階でも、自分の市場価値を知っておくだけで、心の準備が大きく変わります。
いざ「動こう」と思ったときに、ゼロから始めるのと、すでに情報がある状態とでは、スピードがまったく違います。
20代前半と後半で、戦略は少しだけ変わる
同じ20代でも、前半と後半で、企業の見方は少しだけ変わります。
20代前半(〜25歳ごろ)は、ほぼ「ポテンシャル」だけで評価されます。
未経験の職種に挑戦しやすいのも、この時期の特権です。
20代後半(26〜29歳ごろ)になると、ポテンシャルに加えて「これまでの経験」も少し見られるようになります。
今の仕事で得たことを、自分の言葉で説明できると強いです。
とはいえ、どちらも「若さ」が武器であることは変わりません。
「もう20代後半だから」と諦める必要は、まったくありません。
むしろ、少しの経験がある分、後半ならではの強みもあります。
転職活動は、何から始めてどれくらいかかる?
「動くなら早く」と言われても、実際どう進むのか、イメージがわかないと不安ですよね。
ざっくりした流れは、こうです。
- ① 転職エージェントに登録する(無料)
- ② キャリア面談で、希望や不安を伝える
- ③ 自分に合う求人を紹介してもらう
- ④ 応募して、書類選考を受ける
- ⑤ 面接(たいてい1〜2回)
- ⑥ 内定・条件の交渉
そして、登録から内定までの目安は、だいたい2〜3ヶ月です。
つまり「4月に新しい会社へ」と思うなら、年明けには動き始めている計算になります。
思っているより、準備には時間がかかります。
だからこそ、迷っているうちから、登録だけでも先にしておくのが効いてくるのです。
在職中の転職活動を、無理なく進める3つのコツ
働きながらの転職活動は大変そうに見えますが、コツをおさえれば両立できます。
① 面接は「平日の夜・休日・オンライン」を使う
今は、オンライン面接に対応してくれる企業がとても増えました。
平日の終業後や、休日を使えば、今の仕事を休まずに進められます。
② 応募する求人は、数より質でしぼる
やみくもにたくさん応募すると、在職中は時間が足りなくなります。
本当に合いそうな求人だけにしぼるほうが、結果的にうまくいきます。
この「しぼる」作業を手伝ってくれるのが、エージェントです。
③ 日程調整は、エージェントに任せる
面接の日程調整は、地味ですが大きな手間です。
ここをエージェントに任せてしまえば、あなたは面接の中身だけに集中できます。
在職中なら「もしダメでも、今の会社がある」という安心感の中で動けます。この余裕が、焦った妥協を防ぎ、いい判断につながります。
20代の転職で「やってはいけない」3つのこと
タイミングと合わせて、避けたい動き方も知っておきましょう。
この3つを外すだけで、転職の失敗はぐっと減ります。
① 勢いだけで、後先を考えずに辞める
「もう無理!」と勢いで辞めてしまうと、次が決まる前に収入が止まり、焦って妥協しがちです。
辞めたい気持ちが強いときほど、辞表より先に、まず情報収集から始めてください。
② 最初の1社だけを見て、決めてしまう
はじめに内定が出た会社に、ほっとして飛びついてしまう。
これもよくある失敗です。
比べる相手がいないと、その会社が自分に合っているのか、判断できません。
最低でも数社は見比べましょう。
③ 在職中に何も動かず、ただ悩み続ける
「辞めようかな、どうしようかな」と悩むだけで、何ヶ月も過ぎてしまう。
これが、いちばんもったいない時間です。
悩んでいる間も、あなたの20代は進んでいきます。
悩むより、まず情報を集めるほうへ、小さく一歩を踏み出してください。
よくある質問
Q. 入社1年未満で転職するのは不利ですか
A. 「第二新卒」として、むしろ需要があります。
卒業から3年以内の若手は、基礎的なビジネスマナーがありつつ、柔軟に育てられる人材として歓迎されます。
ただし、辞める理由を前向きに伝えられることが条件です。
その伝え方は、エージェントが一緒に整えてくれます。
Q. 何歳までに転職すべきですか
A. 年齢の壁はたしかにありますが、20代なら焦る必要はありません。
大切なのは「何歳までに」より「動くと決めたら早く」です。
25歳でも28歳でも、迷っているなら、今日から情報を集め始めて大丈夫です。
Q. 在職中の転職活動は、会社にバレませんか
A. 平日の夜・休日・オンライン面接を使えば、働きながらでも両立できます。
面接の日程調整は、エージェントがあなたの都合に合わせて進めてくれるので、無理なく進められます。
Q. 転職回数が多いと、不利になりますか
A. 20代なら、過度に心配しなくて大丈夫です。
ただし、それぞれの転職に「自分なりの理由」を語れることが大切です。
理由が一貫していれば、回数そのものは大きなマイナスにはなりにくいです。
Q. 「石の上にも三年」、まず3年は続けるべきですか
A. 「3年」という数字に、絶対的な根拠はありません。
続けて得られるものがあるなら続ける、もう学ぶことがないと感じるなら動く。
年数ではなく、中身で判断して大丈夫です。
Q. 在職中に内定が出たら、いつ退職を伝えればいいですか
A. 内定を承諾し、入社日が固まってから伝えるのが安全です。
一般的には、退職日の1〜1ヶ月半前が目安です。
引き継ぎの期間も考えて、余裕をもって伝えましょう。
「完璧なタイミング」より「動き始めた今」
20代の転職に、誰にとっても完璧なタイミングは存在しません。
でも、「動き始めた時」が、あなたにとってのベストタイミングになります。
焦って今すぐ辞める必要はありません。
まずは働きながら、情報を集めるところから。
その小さな一歩が、半年後・1年後のあなたを、ずっと自由にしてくれます。
「どの転職エージェントを選べばいいか、見比べたい」という人は、こちらの記事もどうぞ。
ちなみに、厚生労働省の調査では新卒の約3人に1人が3年以内に離職しています。
タイミングを考え始めること自体、遅くも早くもない、ごく普通の時期です。
この記事が特に効く「動きどき」の人
次に当てはまるなら、情報収集を始めるタイミングです。
- 3年後の自分を、今の会社で想像できない
- 気づくと求人サイトを眺めている
- 「ボーナスをもらったら」と考え始めている
- 迷い始めてから半年以上たった