送別会の会費、主役なのに払う?職場によって違う。請求されたときの受け止め方と確かめ方
送別会の主役は、会費を払わないことが多いものの、決まったルールはありません。
主役も割り勘という職場も、実際にあります。
請求されてモヤモヤしたら、悪意ではなく「その職場のやり方」と考えるのがいちばん楽です。
気になるなら、送別会の前に幹事に一言確認しておけば、当日の気まずさは防げます。
自分のための送別会を、開いてもらった。
ありがたいと思っていた。
ところが、帰り際に幹事から「〇〇さんも、会費お願いします」と言われた。
主役なのに、払うものなのか。
なんだか、送り出されている気がしない。
でも、「主役なのに」と言うのも、気が引ける。
この記事は、送別会の会費と主役の関係を整理して、モヤモヤしたときの受け止め方を書きます。
主役は払わないことが多い。でも、ルールはない
一般的には、送別会の主役は会費を払わないことが多いです。
参加する人たちが、主役の分も含めて会費を出し合う形です。
ただ、これは決まったルールではありません。
職場によって、さまざまなやり方があります。
| よくある会費のやり方 | どんな職場に多いか |
|---|---|
| 主役は無料(参加者で負担) | いちばんよく見られる形 |
| 主役も割り勘 | 少人数の職場、同世代が多い職場、飲み会が気軽な職場 |
| 主役は少なめに払う | 「気持ちだけ」と、主役の分を安くしている職場 |
| 会社が一部を負担 | 送別会の費用を会社が出す習慣がある職場 |
| 主役がお志を出す | 長く勤めた人や、定年退職などで、主役が気持ちを包む慣習がある職場 |
だから、主役が会費を請求されても、それだけで失礼な職場とは限りません。
その職場では、それがいつものやり方なのかもしれません。
請求されて、モヤモヤしたときの考え方
それでも、主役なのに払うのは釈然としないと思います。
そのモヤモヤは、とても自然です。
ただ、次のように考えてみると、少し楽になるかもしれません。
・幹事が、慣れていなかっただけかもしれない
・前に辞めた人も、同じように払っていたのかもしれない
・会費は払っても、送り出そうという気持ちは本物だった
・何より、自分のために時間を取ってくれた人がいた
とくに1つ目は、よくあることです。
送別会の幹事は、若手や後輩が初めて任されることが多いです。
主役から会費をもらうかどうかまで、考えが回らなかっただけのことも多いのです。
悪意があったわけではない、と考えれば、その会のありがたさのほうが残ります。
当日の気まずさを防ぐには、先に確認する
会費のことが気になるなら、送別会の前に幹事に一言確認しておくのがいちばんです。
「送別会、ありがとうございます。
会費はいくらになりますか。当日お渡しするので、教えてください。」
ポイントは、「払うつもりで聞く」ことです。
こう聞くと、主役は無料にするつもりだった幹事なら「〇〇さんはいいですよ」と返してくれます。
払う前提の職場なら、金額が分かって、当日慌てずに済みます。
どちらになっても、気まずくならない聞き方です。
・請求されて、不満そうな顔をする
・「主役なのに払うんですか」とその場で言う
・財布を持ってきておらず、払えない
・あとで同僚に「会費取られた」と愚痴を言う
3つ目のために、送別会の日は、少し多めにお金を持っていくと安心です。
送別会の前に、準備しておくこと
会費のこと以外にも、主役として準備しておくと安心なことがあります。
□ 会費を払えるだけのお金(少し多めに)
□ 最初と最後の挨拶の言葉
□ 帰る時間の目安(二次会に行くかどうか)
□ 花束などをもらったときの持ち帰り用の袋
□ 翌日の予定(あまり詰めすぎない)
送別会では、主役として一言求められることがほとんどです。
その場で考えると、言葉に詰まったり、長くなりすぎたりしがちです。
短い挨拶を、あらかじめ用意しておいてください。
タイプ別|あなたの送別会は、どれに当てはまる?
状況によって、どう振る舞うのが自然かが変わります。
→ 主役は無料のことが多い形です。請求されなければ、お礼だけ伝えれば十分です
→ 割り勘が自然なこともあります。自分から「払いますよ」と言っておくと気持ちよく終われます
→ 主役がお志を包む慣習がある職場もあります。前に辞めた人の例を、上司にそれとなく聞いておくと安心です
迷ったら、「払うつもりで準備しておき、いらないと言われたらお礼を言う」が、いちばん失敗しません。
送別会での、主役の挨拶
主役の挨拶は、短く、感謝を中心にが基本です。
「今日は、私のためにこんな会を開いていただき、本当にありがとうございます。
短い時間ですが、みなさんとお話しできるのを楽しみにしています。」
「今日は本当にありがとうございました。
ここで働けた〇年間は、私にとって大切な時間でした。
みなさんのこれからのご活躍を、心から応援しています。」
辞める理由や、次の職場の話は、挨拶に入れなくて大丈夫です。
聞かれたら、個別の会話の中で短く答えれば十分です。
泣いてしまいそうなら、最後の挨拶はとくに短くしておくと崩れにくくなります。
幹事をする人へ|主役の会費はどうする?
逆に、送別会の幹事を任された立場で、この記事を読んでいる人もいると思います。
主役の会費は、もらわないのが無難です。
| 主役の会費 | 考え方 |
|---|---|
| もらわない | いちばん多い形。参加者の会費に主役の分を上乗せして計算する |
| もらう | 職場の慣習で決まっているなら。事前に主役に伝えておく |
| 迷う | 前回の送別会のやり方を、上司や先輩に聞いて合わせる |
いちばん避けたいのは、当日になって主役に請求することです。
主役からもらうなら、案内の段階で伝えておくと、気まずさが生まれません。
主役からお志をいただいた場合は、会費の足しにするか、二次会の費用にするか、幹事で相談して使って構いません。
その場合は、会の中で「〇〇さんからお心遣いをいただきました」と一言紹介すると、主役の気持ちがみんなに伝わります。
払ってでも、行ってよかったと思える会に
会費を払うかどうかで、送別会の意味が変わるわけではありません。
大事なのは、その時間をどう過ごすかです。
ふだん話せなかった人と、少し話してみる。
お世話になった人に、直接お礼を伝える。
そうした時間があれば、会費を払ったことも、いい思い出の一部になります。
反対に、会費のことばかり気にしていると、せっかくの時間が楽しめなくなってしまいます。
支払いは支払いとして割り切って、最後の時間を楽しむことに気持ちを向けてください。
会費のモヤモヤを、長く引きずらないために
送別会が終わってから、会費のことがずっと気になってしまう人もいます。
「主役なのに」「自分だけ損をした気がする」。
そう感じたら、その金額で何を買ったと考えるかを変えてみてください。
料理や飲み物の代金ではなく、職場の人たちと最後に過ごした時間の代金です。
そう考えると、支払った金額の意味が少し変わって見えてきます。
そして、辞めてしまえば、その職場のお金の習慣とは関わらなくなります。
次の職場では、また新しいやり方があるだけです。
送別会そのものを、断りたいときは
会費の問題もあって、送別会自体を断りたいと感じる人もいると思います。
主役が会費を払う職場なら、負担が大きいことは、断る理由として十分です。
断るなら、早めに、幹事に一度だけ伝えてください。
「お気持ちは本当にうれしいのですが、送別会は遠慮させてください。
最終日にきちんとご挨拶させていただきます。」
送別会の話がそもそも出ない場合については、退職するのに送別会がないにまとめました。
よくある質問
Q. 主役なのに割り勘で払わされました。失礼ではないですか
職場によっては、主役も割り勘が当たり前のこともあります。幹事が慣れていなかっただけのことも多いです。モヤモヤは自然ですが、開いてくれた気持ちのほうを受け取っておくと、後味よく終われます。
Q. 会費を請求されたら、払わないと言ってもいいですか
当日その場で断ると、気まずくなりやすいです。払えない事情があるなら、送別会の前に幹事に相談してください。当日は、請求されたら払っておくのが無難です。
Q. 主役として、お志を包んだほうがいいですか
職場の慣習によります。長く勤めた人や定年退職のときに、主役が気持ちを包む職場もあります。前に辞めた人がどうしていたか、上司や先輩にそれとなく聞いてみてください。慣習がなければ、包まなくて問題ありません。
Q. 会費が高すぎると感じます
主役として払う場合、高いと感じるなら、事前に幹事に確認して、参加を見直しても構いません。負担が大きいなら、一次会だけ参加するという方法もあります。
Q. 結婚退職の送別会で、会費を請求されました
結婚や出産など、お祝いの意味もある退職では、主役は無料にする職場が多いようです。ただ、決まりではないので、請求されたら払っておくのが無難です。気になるなら、仲の良い人にそれとなく聞いてみてください。
Q. 二次会の費用は、主役も払うものですか
二次会は、一次会より気軽な会なので、主役も払うことが多いです。自分から「二次会は払いますね」と言っておくと、周りも気が楽になります。
Q. 送別会のあと、お礼は何かしたほうがいいですか
翌日か最終日に、「送別会、ありがとうございました」と一言伝えれば十分です。幹事には、個別に「準備ありがとうございました」と伝えると、とても喜ばれます。
Q. 会費のことで、同僚と気まずくなりました
お金の話は、あとを引きやすいものです。「気をつかわせてしまってすみません」と一言伝えれば、多くの場合は収まります。辞めるまでの短い期間なので、深追いしないほうが穏やかに終われます。
Q. 会費を払ったのに、主役として気をつかい続けて疲れました
主役は、どうしても周りに気をつかう立場になります。疲れて当然です。翌日は予定を入れず、ゆっくり休んでください。会を開いてもらったこと自体は、ありがたく受け取っておけば十分です。
Q. 会費を払う代わりに、何か持っていったほうがいいですか
会費を払うなら、何か持っていく必要はありません。払わない形の送別会なら、最終日に職場へ小さなお菓子を置いていく人もいますが、義務ではありません。
Q. 送別会の幹事に、お礼を渡したほうがいいですか
言葉でのお礼で十分です。どうしても形にしたいなら、小さなお菓子を個別に渡す程度にとどめておくと、相手も受け取りやすいです。
Q. 会費を払ったことを、上司に伝えたほうがいいですか
伝える必要はありません。上司に伝えると、幹事が注意されることもあります。気になるなら、そのままにしておくのが穏やかです。
Q. 自分の送別会なのに、参加者が少なくて会費が高くなりました
参加人数が少ないと、一人あたりの負担は増えます。来てくれた人は、あなたのために時間をつくってくれた人たちです。少人数でも、その人たちとの時間を大事にしてください。
Q. 会費を払うかどうか、同僚に聞いてもいいですか
前に送別会をした人のことを知っている同僚なら、聞いてみて構いません。「前の送別会のとき、主役の方は会費どうされていましたか」と聞けば、角も立ちません。職場の慣習が分かれば、当日の迷いもなくなります。
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会費より、開いてくれた気持ちを受け取る
① 幹事に「会費はいくらですか」と払うつもりで聞く
② 当日は、少し多めにお金を持っていく
③ 翌日、幹事にお礼を伝える
送別会の主役が会費を払うかどうかは、職場によって違います。
請求されてモヤモヤしても、それは悪意ではなく、その職場のやり方であることがほとんどです。
会費のことより、自分のために時間を取ってくれた人がいたことを、最後の記憶にしてください。
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