職場のLINEグループに入りたくない…入らなくていい。角が立たない断り方と守り方
職場のLINEグループは、入らなくても構いません。
ただ、連絡が回ってこなくなると仕事に支障が出ます。そこだけ先に手当てしてください。
断るなら、「仕事の連絡は、メールか電話でいただけますか」と代わりの手段を出すのがコツです。
入った場合は、通知を切る・アイコンを変えるだけで負担がかなり減ります。
入って数日で、「LINE教えて」と言われた。
断る理由もとっさに出てこなくて、そのまま交換した。
グループに追加されて、通知が鳴り続ける。
休みの日にも、仕事の話が流れてくる。
プロフィールの写真も、全員に見られている。
仕事とプライベートが、混ざってしまった。
この記事は、断り方と、入ったあとの守り方を書きます。
入らない選択は、できます
まず、個人のLINEは、あなたのものです。
会社が用意した連絡手段ではありません。
業務の連絡を、個人の私物のアプリで受ける義務はありません。
ただし、現実にはそこで連絡が回っている職場があります。
だから、断るときは「代わりの手段」をセットで出す必要があります。
| 断るだけ | 代わりを出す |
|---|---|
| 「LINEはやっていなくて」 | 「仕事の連絡は、メールか電話でいただけると助かります」 |
| 相手が困る。結局また聞かれる | 相手も困らない。話がそこで終わる |
右のほうが、断っている感じがしません。
相手が欲しいのは、あなたのLINEではなく連絡がつく手段だからです。
なぜ、こんなに気が重いのか
「グループに入るだけ」なのに、想像以上に負担を感じる人がいます。
理由は、職場の時間が、家まで続いてしまうからです。
| 起きていること | 体への影響 |
|---|---|
| 通知が鳴るたびに、仕事のことを思い出す | 休んでいる時間が、細切れに中断されます |
| 既読をつけるか迷う | 小さな判断が、1日に何度も発生します |
| 返す文面を考える | 勤務時間外なのに、気をつかう作業をしています |
| 見られていると意識する | 自分の私物のアプリが、職場の場所になります |
つまり、気が重いのは気にしすぎだからではありません。
実際に、休む時間が削られているからです。
ここを理解しておくと、断ることへの後ろめたさが減ります。
働く時間と休む時間を分けたいというだけの、当たり前の話です。
入ったばかりだと、とくに断りにくい
入社直後は、相手に合わせたほうが安全だと感じます。
それは自然な感覚です。
ただ、最初に受け入れたことは、あとから変えにくくなります。
だからこそ、いまの時期に返す時間帯だけは決めておいてください。
入るか入らないかより、いつ返すかのほうが長く効きます。
断り方の、具体的な文
「すみません、LINEは家族としか使っていなくて。
お仕事のご連絡は、メールか携帯にいただけると助かります。」
「通知が多いと見落としてしまうので、大事なご連絡はメールでいただけますか。」
(すでに交換している場合)
「グループはすぐに確認できないことが多いので、急ぎの件は個別にご連絡いただけますか。」
1つ目の「家族としか使っていなくて」は、断る理由として角が立ちにくい言い方です。
相手を拒否しているのではなく、もともとの使い方の話になるからです。
・「プライベートと分けたいので」(線を引いていると伝わりすぎます)
・「休みの日に見たくないので」(そう思われても仕方がない、と受け取られます)
・長い理由の説明(説明するほど、交渉の余地が生まれます)
理由は、短いほうが通ります。
それでも断りにくいときは
上司から直接言われると、断るのが難しいことがあります。
その場合は、入ったうえで守るほうが現実的です。
入ってしまっても、負担はかなり減らせます。
| やること | 効き方 |
|---|---|
| そのグループだけ通知を切る | いちばん効きます。見る時間を自分で決められます |
| アイコンを、風景や無地にする | 顔写真やペット、家族の写真は外しておくと安心です |
| 表示名を、苗字だけにする | あだ名やフルネームより無難です |
| ひとこと欄を空にする | プライベートな文が残っていることがあります |
| ストーリーの公開範囲を見直す | 職場の人に見られたくない投稿が流れないようにします |
最初の1つだけでも、体感がまったく変わります。
通知が鳴らなければ、見る時間を自分で決められます。
朝と夕方に1回ずつ確認すれば、仕事の連絡は十分に追えます。
入るときの、最初のひとこと
グループに入ったら、最初に一度だけ挨拶しておいてください。
これがあるだけで、そのあと黙っていても不自然になりません。
入って何も言わないと、既読だけがつく状態になり、気にされます。
休みの日に来たら、どうするか
いちばん負担が大きいのが、これです。
原則は、すぐに返さないことです。
| 内容 | 対応 |
|---|---|
| グループへの一斉連絡 | 翌営業日に確認すれば十分です |
| 個別の業務の質問 | 翌営業日に「休みで気づきませんでした」と返す |
| シフトの確認など急ぎのもの | 短く返す。その場で終わらせる |
| 雑談・写真の共有 | 返さなくて構いません |
やりがちなのが、休みの日にすぐ返してしまうことです。
一度それをすると、休日でも連絡がつく人になります。
最初の数回で、返す時間帯が決まります。
入ったばかりのいまが、いちばん決めやすい時期です。
休みの日に作業を指示される、返信しないと注意される、といったことが続くなら、それは休日が休日になっていない状態です。やり取りの記録(日時と内容)を残したうえで、社内の相談窓口や、各労働局の総合労働相談コーナーに相談できます。
グループで責められるとき
全員が見ている場所で、ミスを指摘されることがあります。
写真つきで送られてくることもあります。
これは、指導のやり方としては適切ではありません。
やることは2つです。
① その場では、短く受けるだけにする
「確認します」「ありがとうございます」で止める。反論はしない
② 記録を残す
画面を保存し、日時と内容をメモしておく
①が大事です。
その場で言い返すと、やり取りが全員に見える形で長引きます。
伝えたいことがあるなら、個別に、または直接会って話してください。
繰り返されるなら、記録を持って相談してください。
人前で繰り返し責められることは、職場のハラスメントに当たるかどうかが問題になる場面です。
連絡が回らない状態だけは、避けてください
断るときに、ひとつだけ気をつけることがあります。
仕事に必要な連絡が届かない状態になることです。
・シフトの変更が伝わっていない
・翌日の集合場所が変わったことを知らない
・全員が知っている前提で話が進んでいる
これは、断ったこと自体が悪いのではなく、代わりの手段を決めていないから起きます。
だから、断るときは必ず上司に一度伝えておいてください。
「グループには入らせていただいていないのですが、
大事なご連絡が漏れないよう、メールか口頭でいただけますか。
こちらからも、朝に確認するようにします。」
最後の一文で、受け身ではないことが伝わります。
そのうえで、自分からも情報を取りに行ってください。
・朝、席に着いたら「今日、共有事項はありますか」と一度聞く
・帰る前に「明日の予定で変更はありますか」と確認する
・掲示板やメールを、決まった時間に見る
この2つの質問だけで、グループで流れる情報のほとんどは拾えます。
職場に馴染めるかが不安なときは、職場の輪に入れないときも読んでみてください。
タイプ別|いま、どれに当てはまるか
□ 誘われたが、まだ返事をしていない
□ 断れる雰囲気はありそう
□ 仕事の連絡は、ほかの手段でも回っている
このタイプは、代わりの手段を出して断ってください。それで終わります。
□ 断りきれずに入った
□ 通知が多くて疲れる
□ 抜けるのは角が立ちそう
このタイプは、抜けずに、通知を切るのがいちばん楽です。
□ 休みの日に、業務の指示が来る
□ グループで繰り返し責められている
□ 返信しないと、勤務中に注意される
このタイプは、記録を残してください。個人の工夫で収まる話ではありません。
よくある質問
Q. 入らないと、連絡が回ってこなくなりませんか
その心配があるなら、先に上司に伝えておいてください。「グループには入らない代わりに、連絡はメールでいただけますか」と言っておけば、回ってこない状態は避けられます。
Q. 仕事用にもう1つアカウントを作るのはどうですか
分けられるなら有効です。ただ、1つの端末で2つのアカウントを使うには制限があるため、実際には手間がかかります。通知を切るだけで足りることが多いです。
Q. すでに入っていますが、抜けてもいいですか
抜けると相手に通知が出るため、角が立ちやすいです。抜けるより、通知を切って見る時間を決めるほうが現実的です。どうしても抜けたいなら、退職や異動のタイミングが自然です。
Q. 自分だけグループに入れてもらえていません
まだ案内が回っていないだけ、ということがよくあります。仕事の連絡が流れているなら、「連絡は何で回っていますか」と確認してください。必要な情報が届かないのは、環境の問題です。
Q. プロフィールの写真を見られるのが嫌です
風景や無地に変えてください。職場で使うなら、そのほうが無難です。見られて困るものは、先に外しておくのが確実です。
Q. 既読をつけずに読む方法はありますか
通知の画面で読む、機内モードにしてから開くなどの方法はあります。ただ、気をつかい続けるくらいなら、通知を切って決まった時間にまとめて見るほうが楽です。
Q. 上司から個人的なメッセージが頻繁に来ます
業務の連絡なら、勤務時間内に返せば十分です。業務と関係のない内容が続き、負担を感じるなら、記録を残したうえで社内の相談窓口に相談してください。
Q. みんな入っているので、自分だけ断るのは気まずいです
「家族としか使っていなくて」と言えば、あなただけの事情として受け取られます。全員と同じである必要はありません。
Q. 会社が用意したチャットなら、入るべきですか
業務用に会社が用意したものなら、入るのが自然です。個人のLINEとは性質が違います。ただ、その場合も通知の設定と、勤務時間外に返さない姿勢は同じように決めておいてください。
Q. 断ったあと、距離を置かれた気がします
最初だけ、そう感じることがあります。日中の挨拶と仕事のやり取りを続けていれば、じきに元に戻ります。連絡手段と、人間関係は別のものです。
Q. 歓迎会の写真が、たくさん流れてきます
返さなくて構いません。全員が反応しているわけではないので、気づかないことにして問題ありません。どうしても気になるなら、一度だけ短く反応しておけば十分です。
Q. 退職するとき、グループはどうすればいいですか
最終出社日のあとに、静かに退出して構いません。挨拶を書くかどうかは自由です。書くなら「短くお礼だけ」で十分です。長い文は不要です。
Q. 家族の写真をアイコンにしていました
職場の人と交換する前に、変えておくことをおすすめします。一度見られたものは戻せません。風景や、何でもない画像にしておくのが無難です。
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連絡がつけば、それで十分です
① 断るなら、「連絡はメールでいただけますか」の一文を用意する
② すでに入っているなら、そのグループの通知を切る
③ アイコンと表示名を、職場向けに見直す
職場のLINEグループは、入らなくても構いません。
断るときは、代わりの連絡手段を出してください。
相手が欲しいのは、連絡がつく手段だけです。
入ってしまった場合も、通知を切るだけで負担は大きく減ります。
休みの日まで指示が来る職場が続くようなら、転職エージェントの選び方も見ておいてください。
※本記事は一般的な情報の解説であり、法的助言ではありません。休日の指示やハラスメントに当たるかどうかの判断は、個別の状況によって異なります。困ったときは総合労働相談コーナー(各労働局)などの公的な窓口にご相談ください。※本記事には広告(PR)を含みます。