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後輩を置いて辞めるのが申し訳ない…背負いきれなくていい。辞めるまでに渡せる5つ

taishokuzenya
結論から
後輩を置いて辞めるのが申し訳ないのは、あなたが責任感のある先輩だったからです。
でも、後輩の職場での人生を、あなたが最後まで背負い続けるのは現実的ではありません。
できるのは、辞めるまでに、渡せるものを全部渡していくこと。
それができれば、申し訳なく思う必要はありません。

辞めると決めた。

次の職場も決まった。

それなのに、後輩の顔が浮かぶと、気持ちが重くなる。

自分が抜けたら、あの子に仕事が全部回っていく。

理不尽な上司から、これまでは自分が盾になってきた。

自分だけ逃げるようで、申し訳ない。

この記事は、その申し訳なさとの向き合い方と、辞めるまでに後輩のためにできることを書きます。

申し訳ないと感じるのは、こんなとき

後輩に対して申し訳なさを感じる理由は、人によって少しずつ違います。

申し訳なさの中身よくある状況
仕事が後輩に集中する人手が足りない職場で、自分の分がそのまま後輩に回る
盾がいなくなるきつい上司や取引先から、これまで自分が後輩を守ってきた
自分が育ててきた一から仕事を教えてきた。まだ一人立ちしきれていない
相談相手がいなくなる職場の悩みを聞いてきたのは自分だけだった
自分が連れてきた自分が誘って入った後輩を、置いていくことになる

どれも、あなたが後輩を大事にしてきたからこそ生まれる気持ちです。

どうでもいい相手なら、ここまで悩みません。

それでも、あなたが背負いきれるものではない

少し厳しく聞こえるかもしれませんが、大事なことを書きます。

後輩の職場での人生は、後輩自身のものです。

あなたがいつまでもそばにいて、守り続けるのは現実的ではありません。

たとえ今回残ったとしても、いつか、どちらかが異動したり辞めたりする日は来ます。

そして、職場の人手不足や、理不尽な上司の問題は、会社が解決すべきことです。

一人の先輩が、自分の人生を犠牲にして埋め続けるものではありません。

あなたが辞めることで、会社がやっと人を増やしたり、体制を見直したりすることもあります。

あなたが無理をして支え続けていたことで、かえって問題が見えにくくなっていたのかもしれません。

後輩は、思っているより大丈夫なことが多い

先輩から見ると、後輩はいつまでも頼りなく見えるものです。

でも、人は役割を任されると、驚くほど変わります。

あなたがいるあいだは、後輩はあなたに頼っていられました。

あなたがいなくなれば、後輩は自分で考え、自分で動くようになります。

最初は大変でも、それは後輩が一人前になるための時間です。

あなた自身も、頼れる先輩がいなくなったときに、ぐっと成長した覚えがあるのではないでしょうか。

後輩にも、同じことが起きる可能性は十分にあります。

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辞めるまでに、後輩に渡せるもの

申し訳なさを、行動に変えてください。

辞めるまでの期間で、後輩に渡せるものはたくさんあります。

後輩に渡せる5つ
① 手順書:あなたが頭の中でやっていたことを、紙に残す
② 相談先:あなたの代わりに相談できる人を、一緒に決めておく
③ 上司への橋渡し:後輩が困りそうなことを、上司に先に伝えておく
④ 苦手な仕事の練習:あなたがいるうちに、後輩に一度やってもらう
⑤ 「困ったら連絡していい」:辞めたあとの逃げ道を一つ残す

① 手順書は、後輩が読んで分かるように

手順書は、後輩に一度読んでもらってから完成です。

書いた本人には分からない穴が、読んだ人には見えます。

「ここが分からない」と言われたところを直せば、あなたがいなくても回る手順書になります。

② 相談先を、一緒に決めておく

後輩がいちばん困るのは、「誰に聞けばいいか分からない」ことです。

あなたの代わりに聞ける人を、後輩と一緒に決めて、その人にも一言お願いしておくと安心です。

③ 上司に、先に伝えておく

あなたが辞めたあと、後輩に仕事が集中しそうなら、それを上司に伝えておいてください。

上司に伝えるときの一言
「私が抜けたあと、〇〇の業務が〇〇さんに集中しそうです。
人の配置や、仕事の分け方をご検討いただけると助かります。」

言わなければ、上司は気づかないかもしれません。

最後にあなたが言っておくことが、後輩を守る最後の盾になります。

④ 苦手な仕事は、いるうちに一度やってもらう

後輩が苦手にしている仕事を、あなたが隣にいるうちに一度やってもらってください。

失敗しても、あなたがその場で直せます。

あなたがいなくなってから初めてやるのと、一度でもやったことがあるのとでは、後輩の気持ちがまったく違います。

⑤ 「困ったら連絡していい」を一つだけ残す

辞めたあとに、何でも相談に乗ると約束する必要はありません。

ただ、本当に困ったときの逃げ道として、連絡先を一つ残しておくと、後輩は心強く感じます。

連絡先を渡すときの一言
「仕事のことは〇〇さんに聞いてね。
でも、どうしてもしんどくなったときは、話くらいは聞けるから。」

仕事の質問は職場の人へ、気持ちの話はあなたへ。

線を引いて渡しておくと、あなたの新しい生活も守れます。

後輩に伝えるときの、順番と言い方

後輩には、全体の発表の前に、個別に伝えるのがおすすめです。

発表で初めて知ると、後輩は「どうして先に言ってくれなかったんだろう」と感じます。

後輩に伝えるときの一言
「〇〇さんには、先に伝えておきたくて。
〇月で辞めることになったんだ。
辞めるまでに、困らないように引き継ぎはちゃんとしていくから、一緒にやろうね。」

ポイントは、「一緒にやろうね」で終わることです。

辞めることを告げるだけでなく、辞めるまでの時間を一緒に使うことを伝えると、後輩は安心します。

上司から「まだ言わないで」と言われている場合は、先に上司に一言断ってください。

後輩に言わないほうがいいこと
・「この会社はもうダメだから」(残る後輩の居場所を否定することになります)
・「〇〇さんも早く辞めたほうがいい」(後輩の決断を代わりにすることになります)
・「本当は辞めたくないんだけど」(後輩が自分を責めてしまいます)
・「次の職場に一緒に来ない?」(職場とのトラブルのもとになります)

後輩が、つらい職場に残ることになる場合

いちばん気がかりなのは、後輩がつらい思いをしている職場に、一人で残る場合だと思います。

あなたが辞めても、後輩を見捨てたことにはなりません。

ただ、いくつかの道があることだけは、伝えておいてください。

後輩に伝えておけること
・困ったことは、日付と内容をメモに残しておくといい
・社内に相談窓口があれば、その存在を伝えておく
・社外にも、総合労働相談コーナー(各労働局)など無料で相談できる場所がある
・辞めることも、一つの選択肢としてあっていい

最後の項目は、勧めるのではなく、選択肢として知っておいてもらうだけで十分です。

決めるのは、後輩自身です。

申し訳なさで、残るかどうか迷ったら

後輩のことを考えるうちに、「やっぱり残ったほうがいいのでは」と迷い始める人もいます。

その迷いが、どちらから来ているのかを確かめてください。

残る理由が「後輩のため」だけに当てはまる
□ 自分の仕事や職場には、もう前向きな気持ちがない
□ 辞めると決めた理由は、何も解決していない
□ 残ったら、また同じことで悩む気がする
残る理由が「自分のため」にも当てはまる
□ 辞める理由が、ここ最近で解決しつつある
□ 後輩のことを抜きにしても、この仕事を続けたい気持ちがある
□ 次の職場に、少し迷いが出てきていた

上に当てはまるなら、後輩のために残るのはやめたほうがいいと思います。

後輩のために残った先輩が、半年後に限界を迎えて辞めると、後輩はもっと大きな負担を抱えることになります。

下に当てはまるなら、もう一度、自分のために考え直す価値があります。

いずれにしても、決める主語は「後輩」ではなく「自分」にしてください。

辞めたあとの、関わり方

辞めたあとも、後輩との関係は続けられます。

ただし、関わり方には少し気をつけてください。

関わり方考え方
近況を聞く・食事に行く◎ 後輩の気持ちの支えになります
仕事の愚痴を聞く◯ 聞くだけにして、職場の人を一緒に悪く言わない
仕事のやり方を細かく教える△ 職場の情報に関わるので、基本は職場の人に聞いてもらう
毎日のように相談に乗る✗ あなたの新しい生活が回らなくなります

あなたにも、新しい職場での生活が始まります。

後輩のことを気にかけつつも、自分の新しい毎日を優先してください。

それが、長く関係を続けるコツです。

よくある質問

Q. 後輩に「辞めないで」と言われました

寂しさと不安から出た言葉です。「そう言ってもらえてうれしい、ありがとう」と受け取ってください。そのうえで、「辞めるまでに困らないようにしていくから」と伝えれば十分です。決めたことを変える必要はありません。

Q. 後輩が一人で仕事を回せるとは思えません

あなたがいるあいだは、あなたに頼れるので、本来の力が見えにくくなっています。一度、あなたがいない前提で仕事をしてもらってください。思っていたより回せることもあります。回せなければ、その分を上司に伝えておけば大丈夫です。

Q. 自分が辞めたら、後輩も辞めてしまいそうです

もしそうなっても、それは後輩自身の選択です。あなたの退職がきっかけになったとしても、あなたの責任ではありません。後輩が辞めるなら、それは後輩にとってもその職場が合っていなかったということです。

Q. 人が足りないからと、退職日を延ばしてほしいと言われました

人手不足は、会社が解決すべき問題です。延ばすかどうかはあなたが決めることで、無理に応じる必要はありません。後輩のために少しだけ延ばすなら、いつまでかを日付で決めてから応じてください。

Q. 後輩に泣かれてしまいました

寂しさと不安が混じった涙です。「ありがとう」と受け取って、残りの期間で一緒に引き継ぎを進めてください。一緒に手を動かす時間が、後輩の不安をいちばん和らげます。

Q. 後輩にだけ、本当の退職理由を話してもいいですか

職場の悪口になるような理由は、控えたほうが無難です。後輩はこれからもその職場で働きます。「次にやりたいことが見つかって」など、後輩が職場で話しても困らない言い方にしておくと安心です。

Q. 辞めてから、後輩の相談にどこまで乗ればいいですか

気持ちの話を聞くのは、無理のない範囲で続けて構いません。仕事の中身の相談は、基本的に職場の人に聞くよう促してください。あなたが答えすぎると、後輩が職場で相談先を作る機会がなくなってしまいます。

Q. 申し訳なさで、辞めることを後悔しそうです

辞めると決めた理由を、紙に書き出してみてください。その理由が変わっていないなら、決断は正しいままです。申し訳なさは、後輩への引き継ぎで少しずつ軽くなります。

Q. 後輩のほうが先に辞めたいと言っていました

後輩が辞めたいと思っていたなら、あなたの退職は背中を押すきっかけになるかもしれません。ただ、それを止めるのも勧めるのも、あなたの役目ではありません。後輩が相談してきたら、話を聞いて、決めるのは本人だと伝えてください。

Q. 最終日に、後輩に何か渡したいです

手紙を一枚渡す人もいます。仕事で助けられたことや、これからも応援していることを、短く書けば十分です。高価な贈り物より、言葉のほうが長く残ります。

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① 後輩に渡せる5つのうち、1つを始める
② 後輩が困りそうなことを、上司に伝える
③ 全体の発表の前に、後輩に個別に伝える

後輩を置いて辞めるのが申し訳ないのは、あなたが後輩を大事にしてきた証拠です。

でも、後輩の未来まで、あなたが背負う必要はありません。

手順書を残し、相談先をつくり、上司に伝えておく。

そこまでやった先輩を、後輩は恨んだりしません。

むしろ、いつか後輩が誰かの先輩になったとき、あなたのやり方を思い出すはずです。

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※本記事は一般的な情報の解説であり、法的助言ではありません。ハラスメントや不利益な扱いについては、総合労働相談コーナー(各労働局)などの公的な窓口にご相談ください。※本記事には広告(PR)を含みます。

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新卒で入った会社を、休職を経て辞め、個人事業主として独立しました。「辞めたいな…」と思う夜に、そっと寄り添う記事を書いています🌙

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