退職を伝えたら飲み会に誘われなくなった…外されたとは限らない。寂しさの受け止め方
退職を伝えたあとに飲み会に誘われなくなるのは、外されたからとは限りません。
多くは、辞める人をどう誘えばいいか、周りが迷っているだけです。
寂しいと感じるのは当然です。
気になるなら、自分から小さく誘ってみると、関係はあっさり元に戻ることもあります。
上司に退職を伝えて、しばらくたった。
いつもなら週末の前に声がかかっていた飲み会に、最近はまったく誘われない。
みんなで行ったらしい話を、あとから聞くこともある。
辞めると言った途端に、仲間から外されたのだろうか。
あと少しで辞めるのに、最後にこんな寂しい思いをするなんて。
この記事は、誘われなくなった理由と、残りの期間の過ごし方を書きます。
誘われなくなる理由は、たいていこれです
誘われなくなるのには、いくつかの理由があります。
| よくある理由 | 中身 |
|---|---|
| どう誘えばいいか分からない | 「辞める人を誘っていいのかな」と、周りが遠慮している |
| 職場の話がしにくい | 飲み会の話題は職場のことが中心。辞める人の前では話しにくいと感じる |
| 送別会まで取っておこうとしている | 「最後にちゃんとやるから」と、普段の飲み会には声をかけていない |
| 忙しさに気をつかっている | 引き継ぎや転職の準備で忙しいだろう、と思われている |
| 関係の問題 | 辞めることを快く思っていない人がいる |
いちばん多いのは、1つ目と2つ目です。
飲み会では、どうしても職場の愚痴や、これからの仕事の話が出ます。
辞める人の前でそれを話していいのか、周りも迷っているのです。
あなたを嫌いになったわけではなく、どう接すればいいか分からなくなっていることがほとんどです。
あなたの退職は、周りにとっても小さな出来事ではない
周りの人も、実はあなたの退職をそれぞれに受け止めようとしています。
寂しいと思う人。
頼りにしていた人がいなくなって不安な人。
自分もこのままでいいのかと考え始めた人。
そうした気持ちが、飲み会に誘うという行動を、少しだけ止めていることがあります。
誘われないことを、あなたへの気持ちがなくなった印と受け取らなくて大丈夫です。
むしろ、あなたの存在が職場で小さくなかったからこそ、周りも戸惑っているのかもしれません。
タイプ別|あなたの状況は、どちらに当てはまる?
ただ、まれに関係の問題のこともあります。
職場での普段の様子を、見比べてみてください。
□ 仕事中の会話や挨拶は、いつもどおり
□ 雑談にも、ふつうに入れてもらえる
□ 飲み会のことを、隠す様子はない
□ 送別会の話が、それとなく出ている
□ 仕事中も、明らかに避けられている
□ 挨拶が返ってこなくなった
□ 自分がいるときだけ、話が止まる
□ 退職を伝えてから、態度がはっきり変わった
上に当てはまるなら、飲み会に誘われないのは、周りの遠慮です。
下に多く当てはまるなら、退職への反応として態度が変わっているのかもしれません。
その場合の過ごし方は、退職を伝えたら態度が変わったにまとめました。
寂しいと感じるのは、当たり前です
理由が分かっても、寂しいものは寂しいと思います。
一緒に笑った飲み会の時間が、辞めると決めたとたんになくなる。
それは、自分の居場所が少しずつ消えていくような感覚です。
「気にしない」と自分に言い聞かせなくて大丈夫です。
寂しいと感じるのは、その人たちとの時間が、あなたにとって大事だったからです。
そして、その関係が職場とともにすべて終わるわけではありません。
職場を離れたあとも、本当に続く関係は続いていきます。
自分から、小さく誘ってみる
周りが遠慮しているなら、あなたから声をかけると、あっさり元に戻ることがあります。
いきなり飲み会を開く必要はありません。
ランチやお茶くらいの、小さな誘いがちょうどいいです。
「辞めるまでに、〇〇さんとゆっくりお昼でも行きたいなと思って。
来週どこかで、ご都合どうですか。」
「辞めるまでに」と添えると、相手も誘いやすかったのに誘えなかった気持ちをほどきやすくなります。
相手も、実は「最後に一度くらい」と思っていたかもしれません。
飲み会に行きたいなら、はっきり伝える
飲み会そのものに参加したいなら、その気持ちを伝えてしまって構いません。
「辞めるまでの間も、飲み会があったらぜひ誘ってください。
最後までみなさんとご一緒したいので。」
これを言っておくと、周りは「誘っていいんだ」と安心します。
飲み会以外の、職場での過ごし方
飲み会に誘われなくても、職場での時間はまだ残っています。
その時間の過ごし方で、周りとの関係は十分に保てます。
・朝と帰りの挨拶を、いつもどおり続ける
・休憩中の雑談に、自分から加わる
・引き継ぎのときに、相手の仕事への感謝を一言添える
・お土産やお菓子を、休憩室に置いておく
3つ目は、とくに効きます。
「〇〇さんがいつもこれをやってくれていたので、助かっていました」。
引き継ぎの話のついでに伝えると、照れくささもなく、感謝がまっすぐ伝わります。
飲み会の席よりも、こうした日常の一言のほうが、相手の記憶に残ることも多いです。
誘われた飲み会で、気をつけること
退職が決まってからの飲み会は、いつもと少しだけ気をつけたいことがあります。
・次の職場の良いところを、楽しそうに話しすぎる
・職場への不満を、ここぞとばかりに話す
・お酒の勢いで、本当の退職理由を話す
・残る人に「早く辞めたほうがいいよ」と言う
とくに3つ目です。
お酒が入ると、上司に伝えた理由と違う本音を話してしまいがちです。
その話は、翌日には職場に広まっていると考えてください。
飲み会では、これまでの思い出話と感謝を中心にしておくと、楽しい時間のまま終われます。
残りの期間で、関係を深めておく
辞めるまでの時間は、職場の人との関係を「職場の外でも続く関係」に変えられる最後の期間です。
| やること | なぜ |
|---|---|
| 一対一で話す時間をつくる | 大勢の飲み会より、本音で話せます |
| 仕事以外の話をしてみる | 趣味や休日の話ができる相手は、辞めたあとも続きやすい |
| 個人の連絡先を交換する | 会社のメールやチャットは、辞めたら使えなくなります |
| 最後に、一言お礼を伝える | 言葉にしておくと、関係がきれいに区切れます |
全員とそうする必要はありません。
辞めたあとも会いたいと思える人を、2〜3人思い浮かべてください。
その人たちとだけ、少し丁寧に時間をつくれば十分です。
送別会がない場合は
普段の飲み会に誘われないうえに、送別会の話も出ないこともあります。
いまは、送別会そのものをしない職場も増えています。
あなたが嫌われていたからとは限りません。
その気持ちのやり場については、退職するのに送別会がないにまとめました。
職場が区切りをくれないなら、自分で区切りをつけることもできます。
お世話になった2〜3人と、最後にランチに行く。
それだけでも、十分な区切りになります。
辞めたあとも続く関係の、見分け方
職場の人との関係は、辞めたあとに自然と選別されていきます。
どんな相手なら続きやすいか、当てはまるかどうか見てみてください。
□ 仕事以外の話もしていた
□ 退職を伝えたとき、あなたの次を応援してくれた
□ 飲み会がなくても、仕事中にふつうに話せている
□ 年齢や立場に関係なく、気楽に話せる
当てはまる相手とは、飲み会に誘われるかどうかに関係なく、関係は続いていきます。
逆に、飲み会でしか話さなかった相手とは、辞めたあと自然に距離ができていくことが多いです。
それは寂しいことではなく、職場の関係として、いい形で終わったということです。
よくある質問
Q. 退職を伝える前に、急に飲み会に誘われました
ふつうの飲み会のこともありますが、退職の気配を感じて話を聞こうとしていることもあります。行くなら、退職のことは正式に伝えるまで話さないのが無難です。伝える順番は、上司が先です。
Q. 自分だけ誘われていないことを知って、ショックでした
つらいと思います。ただ、遠慮から誘わなかったというケースがほとんどです。仕事中の態度がいつもどおりなら、関係が悪くなったわけではありません。気になるなら、自分から小さく誘ってみてください。
Q. 上司との飲み会で、退職のことを聞かれそうです
聞かれたら、上司に伝えたのと同じ理由を、短く話せば十分です。お酒の席でも、理由を変えたり足したりしないでください。それ以上聞かれたら、「今日は楽しい話をしましょう」と笑ってかわしても構いません。
Q. 飲み会がないほうが、正直ありがたいです
それも自然な気持ちです。退職前は、引き継ぎや次の準備で忙しい時期です。飲み会がない分、自分の時間に使ってください。最後に挨拶だけきちんとすれば、関係が悪くなることはありません。
Q. 辞めたあとに、元の職場の飲み会に誘われたら
行きたいなら、行って構いません。辞めたあとの飲み会は、在職中より気楽に話せることも多いです。気が進まなければ、「新しい職場が落ち着いたら」とやんわり断れば十分です。
Q. 同期だけの飲み会にも呼ばれなくなりました
同期は、あなたの退職をいちばん複雑な気持ちで受け止めているかもしれません。寂しさや、自分も辞めたい気持ちが混じっていることもあります。一人に声をかけて、ゆっくり話してみると、気持ちが通じることがあります。
Q. 誘われないのは、自分が悪かったのでしょうか
ほとんどの場合、あなたのせいではありません。辞める人をどう誘うかは、周りにとっても難しいものです。自分を責めず、残りの期間を丁寧に過ごすことだけ考えてください。
Q. 最後の日に、みんなで飲みに行きたいです
自分から言い出しても構いません。「最後の日、もしよければ軽く飲みに行きませんか」と声をかければ、応じてくれる人はいます。大きな会にしなくても、来てくれる人だけで十分です。
Q. 飲み会の話を、自分の前で楽しそうにされます
悪気はないことがほとんどです。「楽しそうですね」と軽く返しておけば十分です。気になるなら、「私もまた行きたいです」と一言添えると、次は誘ってもらえるかもしれません。
Q. 誘われないのが寂しくて、仕事に集中できません
辞める前は、ただでさえ気持ちが揺れやすい時期です。寂しさを感じたら、辞めたあとの予定や、新しい職場のことに意識を向けてみてください。職場の外の友人や家族と過ごす時間を増やすのも効きます。
Q. 退職後に、自分から飲み会を開いてもいいですか
構いません。辞めて少しして、落ち着いたころに「久しぶりにご飯でも」と声をかけると、喜んで来てくれる人は多いです。職場の外で会うほうが、在職中より打ち解けて話せることもあります。
Q. 仲の良い同僚にだけ、本音を話してもいいですか
辞めたあとも続く関係なら、少しずつ話しても構いません。ただ、在職中に話すと、ほかの人に伝わることがあります。本音は、辞めてから落ち着いて話すほうが安心です。
Q. 飲み会に誘われないまま最終日を迎えそうです
最終日の挨拶を丁寧にして、お世話になった人に一言ずつお礼を伝えれば、それで十分な区切りになります。飲み会があるかどうかより、最後の姿のほうがずっと記憶に残ります。
Q. 飲み会の代わりに、何か渡したほうがいいですか
必要ありません。どうしても形にしたいなら、最終日に小さなお菓子を置いていく程度で十分です。気持ちは、言葉で伝えるほうがよく届きます。
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① 仕事中の周りの様子が、いつもどおりか確かめる
② 話したい人を一人決めて、ランチに誘ってみる
③ 飲み会に参加したいなら、その気持ちを伝える
退職を伝えてから飲み会に誘われなくなるのは、多くの場合、周りの遠慮です。
寂しさは、そのまま感じていい。
そのうえで、自分から小さく声をかけてみる。
辞めたあとに残るのは、誘われなかった記憶ではなく、最後にどう過ごしたかです。
次の準備がまだなら、転職エージェントの選び方を参考にしてください。
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