仕事中に眠い…入ったばかりは疲れやすい。その場でできる工夫と、夜と休みの日の見直し方
入ったばかりの時期に仕事中に眠くなるのは、緊張と疲れがたまっているサインであることが多いです。
その場でできるのは、体を少し動かす、作業を切りかえる、水を飲むといった小さな工夫。
そして何より、夜の睡眠と休みの日の過ごし方を見直すことが大切です。
強い眠気が長く続くときは、ひとりで抱えず医療機関に相談してください。
新しい職場で、がんばろうと思っている。
なのに、午後になるとまぶたが重くて、どうしようもなくなる。
研修中や会議中に、うとうとしてしまったこともある。
「やる気がないと思われたらどうしよう」と、自分を責めてしまう。
この記事は、仕事中の眠気とうまく付き合う工夫を書きます。
入ったばかりの時期は、眠くなりやすい
まず知っておいてほしいのは、入ったばかりの時期は、誰でも疲れやすいということです。
| 疲れがたまる理由 | よくある状況 |
|---|---|
| ずっと緊張している | 人の目や、ミスをしないかが気になる |
| 覚えることが多い | 頭をフルに使い続けている |
| 生活のリズムが変わった | 起きる時間、通勤時間が変わった |
| 夜に気持ちが休まらない | 明日のことを考えて、なかなか寝つけない |
新しい環境では、自分で思っている以上に、心も体もエネルギーを使っています。
眠くなるのは、やる気がないからではなく、がんばっているからこそなのです。
ただ、仕事中に眠ってしまうと困るので、付き合い方の工夫を知っておきましょう。
眠いことで、自分を責めないで
仕事中に眠くなると、「自分はだめだ」と責めてしまう人が多いものです。
周りの人はしゃきっとしているのに、自分だけ眠い。やる気がないと思われているに違いない。
そんなふうに考えると、さらに緊張して、夜も眠れなくなるという悪い流れに入ってしまいます。
でも、眠気は気合いでどうにかなるものではありません。
体が「休みたい」と言っているサインだと受け止めて、休む工夫をするほうがずっと効果的です。
周りの人も、入ったばかりのころは同じように疲れていたはずです。
今は、新しい環境に体を慣らしている途中。そう考えて、自分にやさしくしてあげてください。
その場でできる、眠気の逃がし方
眠気を感じたら、その場でできる小さな工夫を試してみてください。
・席を立って、少し歩く(トイレや、資料を取りに行くついでに)
・冷たい水を飲む
・作業を切りかえる(単調な作業から、手を動かす作業へ)
・背筋を伸ばして、深呼吸する
・顔を洗う、手を冷やす
いちばん手軽なのは、席を立って少し歩くことです。
同じ姿勢で座り続けていると、眠気が強くなりやすいものです。
トイレに行く、コピーを取りに行く、ゴミを捨てに行く。ちょっとした用事で体を動かすだけでも、気分が変わります。
仕事の組み立て方で、眠気を防ぐ
眠気は、仕事の組み立て方でも少し減らせます。
同じ作業を何時間も続けると、頭が慣れてきて眠くなりやすいものです。
そこで、1時間ごとに作業の種類を変えるようにしてみてください。
たとえば、入力作業を1時間やったら、次は資料の整理。その次は、人に確認しに行く。
作業が変わると、頭の使い方も変わるので、眠気が来にくくなります。
ただし、入ったばかりの時期は、自分で仕事の順番を決められないこともあるでしょう。
そんなときは、小さな区切りで立ち上がるだけでも効果があります。
「10件入力したら、一度背伸びをする」など、自分なりの区切りを決めておくと続けやすくなります。
眠気は、職場に慣れるにつれて減っていくことも多いものです。
今は、小さな工夫でしのぐ時期だと考えてください。
眠くなりやすい時間を、先に知っておく
眠気には、来やすい時間帯があります。
| 時間帯 | 工夫 |
|---|---|
| お昼ごはんのあと | 体を動かす作業や、人と話す作業を入れる |
| 午後の中ごろ | 少し席を立つ、水を飲む |
| 長い研修や会議の途中 | メモをとり続けて、手を動かす |
眠くなりやすい時間が分かっていれば、その時間に単調な作業を入れないように工夫できます。
たとえば、お昼のあとは電話をかける、資料を整理する、人に確認に行くなど、動きのある仕事を入れてみてください。
お昼ごはんを食べすぎないようにするのも、ひとつの方法です。
会議や研修で眠くならないために
座って話を聞く時間は、いちばん眠くなりやすい場面です。
会議や研修では、話の要点をメモにとり続けることを意識してください。
手を動かしていると、頭も自然と動き続けます。
質問を一つ考えながら聞くのもおすすめです。「あとでこれを聞こう」と思いながら聞くと、集中が続きやすくなります。
席を選べるなら、前のほうや、話す人から見える位置に座ると、自然と背筋が伸びます。
できることから、ひとつずつ試してみてください。
夜と休みの日の過ごし方を見直す
その場の工夫よりも大切なのが、夜の睡眠と休みの日の過ごし方です。
・寝る時間と起きる時間を、なるべく毎日そろえる
・寝る前のスマホを、少し早めに切り上げる
・休みの日に、寝だめをしすぎない
・休みの日は、予定を詰めこみすぎない
新しい職場に入ったばかりの時期は、休みの日も予定を入れすぎないくらいがちょうどいいです。
平日の疲れを取るための日、と割り切って、のんびり過ごす日を作ってください。
休みの日に昼まで寝てしまうと、月曜の朝がかえってつらくなることもあります。
朝の過ごし方で、日中の眠気が変わることも
日中の眠気には、朝の過ごし方もかかわっています。
起きたら、まずカーテンを開けて、朝の光を浴びるようにしてみてください。
朝ごはんを少しでも食べておくのもおすすめです。何も食べずに出勤すると、午前中から頭がぼんやりしがちです。
通勤のときに、ひと駅分歩いてみる、階段を使ってみるなど、少し体を動かすのもいいでしょう。
どれも小さなことですが、続けているうちに体のリズムが整っていきます。
全部を一度にやろうとせず、できそうなものをひとつだけ選んで試してみてください。
寝つけない夜の、過ごし方
明日の仕事のことを考えて、布団に入ってもなかなか眠れない夜もあるでしょう。
そんなときは、無理に眠ろうとしすぎないことが大切です。
「早く寝なきゃ」と焦るほど、目がさえてしまうものです。
明日の不安が頭をめぐるときは、紙に書き出してみるのもひとつの方法です。
「明日やること」「気になっていること」を書き出すと、頭の中が少し整理されて落ち着くことがあります。
それでも眠れない日が何日も続くなら、ひとりで抱えずに医療機関に相談してください。
眠れないことそのものが、疲れがたまっているサインであることも少なくありません。
居眠りしてしまったとき
気をつけていても、うとうとしてしまうことはあるでしょう。
注意されたら、言い訳をせず、素直に謝るのがいちばんです。
「申し訳ありません。気をつけます。」
(続くようなら)「最近、少し疲れがたまっているようで、生活を見直します。」
眠くなってしまう理由に心当たりがあるなら、上司に正直に伝えておくのも一つの方法です。
「やる気がない」と思われるより、事情を分かってもらえるほうがずっといいからです。
眠気が続くときは、ひとりで抱えない
・しっかり寝ているのに、日中の強い眠気が続く
・大事な場面でも、眠ってしまうことがある
・眠れない、朝起きられない日が続いている
・気分の落ち込みや、体のだるさも続いている
生活を見直しても眠気が続くときは、体や心のサインかもしれません。
自分を責めずに、早めに医療機関に相談してください。
仕事が原因で眠れなくなっているなら、職場の働き方を見直すきっかけにもなります。
タイプ別|いま、どれに当てはまるか
□ 入ったばかりで、緊張が続いている
□ 覚えることが多くて、頭が疲れている
□ 休みの日も、予定を入れすぎている
このタイプは、休みの日にしっかり休むことから始めてください。
□ 寝る時間がバラバラ
□ 寝る直前までスマホを見ている
□ 休みの日に昼まで寝てしまう
このタイプは、寝る時間と起きる時間をそろえることを意識してください。
□ しっかり寝ても、強い眠気が続く
□ 眠れない日が続いている
□ 気分の落ち込みもある
このタイプは、医療機関に相談するのが先です。
よくある質問
Q. 研修中にどうしても眠くなります
メモをとり続けて、手を動かすようにしてみてください。休憩時間には席を立って、少し歩くと気分が変わります。
Q. 眠気覚ましの飲みものに頼ってもいいですか
ときどき飲むくらいなら構いませんが、頼りすぎると夜に眠れなくなることもあります。夕方以降は控えめにしておくと安心です。
Q. 休憩時間に仮眠をとってもいいですか
職場で問題がなければ、短い仮眠はよい方法です。ただ、長く寝すぎるとかえってぼんやりすることもあるので、短めにしておきましょう。
Q. あくびが止まらず、失礼に見えないか心配です
あくびが出そうなときは、手で口元を隠すか、少し下を向くと目立ちにくくなります。人と話しているときは、なるべくこらえて、あとで席を立って深呼吸してみてください。
Q. 仕事がひまで、眠くなってしまいます
手が空いたら、「何かお手伝いできることはありますか」と聞いてみてください。仕事を任されると、眠気も自然と遠のきます。
Q. 眠気を上司に相談してもいいですか
眠気が続いて仕事に影響が出ているなら、相談して構いません。「最近疲れがたまっていて」と正直に伝えれば、仕事の量や時間を調整してもらえることもあります。
Q. 夜勤やシフト勤務で、眠気がつらいです
勤務の時間が変わると、体のリズムも乱れやすくなります。休みの日の寝る時間をなるべく一定にするなど、できる範囲で整えてみてください。つらさが続くなら、医療機関に相談しましょう。
Q. 眠くならないように、お昼を抜いてもいいですか
お昼を抜くと、かえって午後に集中力が落ちてしまうことがあります。食べすぎないように量を調整しつつ、食事はとるようにしてください。
Q. 通勤の電車で寝てしまうのは大丈夫ですか
通勤中の短い仮眠は、休息になることもあります。乗り過ごさないように気をつけつつ、無理に起きていなくても大丈夫です。
Q. 眠くならない人は、何か特別なことをしているのですか
特別なことより、寝る時間をそろえる、休みの日にきちんと休むなど、基本的なことを続けている人が多いです。それに、職場に慣れて緊張がほどけると、自然と眠気が減っていくこともあります。
Q. 眠気のせいで、ミスをしてしまいました
ミスは、早めに上司に報告して、落ち着いて直してください。そのうえで、眠くなりやすい時間に大事な作業を入れないなど、仕事の順番を工夫してみましょう。
Q. デスクワークで、座りっぱなしがつらいです
1時間に一度は立ち上がって、少し歩いたり背伸びをしたりしてみてください。職場で問題がなければ、立って読める資料は立って読むのもひとつの方法です。
Q. 休みの日も眠くて、何もする気になりません
入ったばかりの時期は、休みの日に疲れが一気に出ることがあります。無理に予定を入れず、ゆっくり休んでください。何週間も続くようなら、医療機関に相談してみましょう。
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小さな工夫と、しっかり休むこと
① 眠くなったら、席を立って少し歩く
② お昼のあとは、動きのある仕事を入れる
③ 寝る時間と起きる時間を、なるべくそろえる
仕事中に眠くなるのは、がんばっている証拠でもあります。
小さな工夫と、しっかり休むことで、少しずつ付き合いやすくなっていきます。
新しい職場で疲れを感じているなら、転職して1週間で疲れたときも参考にしてください。
働き方が合わず、疲れが取れない日が続くなら、転職エージェントの選び方も見ておいてください。
※本記事は一般的な情報の解説であり、医学的助言ではありません。強い眠気や眠れない状態が続くときは、医療機関にご相談ください。職場のことで困ったときは、総合労働相談コーナー(各労働局)などの公的な窓口もご利用ください。※本記事には広告(PR)を含みます。