仕事の文房具は自分で買う?入る前に買いそろえないでください
入る前に買いそろえないでください。たいていの職場では、仕事で使うものは支給されます。
最初にやるのは買い物ではなく、「備品はどこに言えばいいですか」と聞くことです。
自分で買ったほうがいいのは毎日使う書くもの・手帳・名前を書くものくらい。
私物を持ち込むときは①見た目が浮かない ②共有物と混ざらない ③電気を使わない。この3つを守れば、何も言われません。
支給されないものが多いと感じたら、それは職場の仕組みの話です。
入社が決まって、何をそろえるか考える。
ボールペンくらいは自分で持っていくべきなんだろうか。
でも、会社にあるなら買うだけ無駄になる。
聞くほどのことでもない気がして、なんとなく買ってしまう。
この記事は、誰が買うものなのかの線引きを書きます。
たいていの職場で、支給されるもの
仕事で使うものは、基本的に会社が用意します。
会社の仕事をするための道具なので、当然のことです。
| ほぼ支給される | 職場によって分かれる |
|---|---|
| ボールペン・鉛筆 | 手帳・スケジュール帳 |
| 付箋・メモ用紙 | お気に入りの書くもの |
| はさみ・ホチキス・のり | 印鑑(認印) |
| ファイル・クリアファイル | 卓上の整理用品 |
| マーカー・修正テープ | 電卓(職種によっては支給) |
左側を自腹で買っている場合、それは本来会社が用意するものです。
「みんな自分で買っているから」と思っていても、聞いてみると出ることがあります。
「言わないと出てこない」だけのことが多いです。
支給しない方針なのではなく、誰も頼まないから在庫が置かれていない。
聞いてみると、あっさり出てきます。
最初に聞くのは、この一言
入って数日のうちに、これだけ聞いてください。
「文房具が必要になったときは、どちらに言えばよいでしょうか。」
聞いているのは「くれますか」ではありません。
手続きの場所です。
この形なら、ものをねだっているように聞こえません。
そして、聞くことで3つ分かります。
| 分かること | そのあとどうなるか |
|---|---|
| 頼む相手 | 総務か、庶務の担当か、上司か |
| 頼み方 | 口頭か、注文の仕組みがあるか |
| どこまで出るか | 聞いた流れで、自然に分かる |
入って数日のうちなら、何を聞いても自然です。
この時期を過ぎると、聞きにくくなります。
そして、聞かないまま自分で買う習慣ができてしまいます。
聞いて構いません。
「これまで自分のものを使っていたのですが、備品として頼むこともできますか」
この形なら、これまでのことを責める言い方になりません。
職種によって、必要なものが変わります
事務の仕事を前提に書いてきましたが、職種で必要なものは変わります。
よくあるものだけ、まとめておきます。
| 職種 | 支給されることが多い | 自分で用意しがち |
|---|---|---|
| 事務・内勤 | 文房具一般 | 手帳、書きやすいペン |
| 営業・外回り | 名刺、かばん(会社によっては) | 名刺入れ、持ち歩く筆記具 |
| 医療・介護 | 制服、必要な道具 | 時計、はさみ、ペンライト |
| 製造・現場 | 作業着、安全のための道具 | 軍手、タオル(会社によっては支給) |
| 保育・教育 | 備品、教材 | エプロン、名前を書くもの |
右側は、職場によって支給されることもあります。
「自分で用意するもの」と思い込まずに、一度聞いてみてください。
作業着、手袋、保護のための道具。
こうしたものは、会社が用意する決まりになっている場合があります。
自分で買う前に、必ず総務か上司に聞いてください。
「◯◯は、支給されるものでしょうか。自分で用意するものでしょうか」
どちらか聞く形にすると、ねだっているように聞こえません。
自分で買ったほうがいいもの
一方で、自分で選んだほうがいいものもあります。
線引きは一つです。
合うかどうかで、仕事の結果が変わるもの。
| 自分で選ぶ価値があるもの | 理由 |
|---|---|
| 毎日使う書くもの | 手が疲れる、書きにくいは、一日中続く |
| 手帳・ノート | 自分の書き方に合う形がある |
| 印鑑(認印) | 個人のものとして必要になる場面がある |
| 持ち歩く小さなもの | 外に出る仕事なら、自分の使いやすいもので |
いちばん上だけは、少しこだわる価値があります。
一日に何十回も持つものなので、合わないと地味に疲れます。
ただし、高いものでなくて構いません。
数百円のものでも、自分の手に合っていればそれがいちばんです。
① 太さ(手の大きさに合うか)
② インクの出方(かすれないか、にじまないか)
③ 替えが手に入るか
③がいちばん大事です。気に入っても替えがないと、続きません。
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毎日使う書くものだけは、自分に合うものを選ぶ価値があります。
高いものでなくて構いません。替え芯がどこでも手に入るかだけ見てください。
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入社してすぐ、机に置いておくと楽なもの
支給されるものが分かるまで、数日かかることがあります。
その間だけ困らないように、最小限を持っていくと安心です。
□ ボールペン(黒)1本
□ 小さなメモ帳1冊
□ 認印
□ ハンカチ
これ以上は、いりません。
初日に書類を書く場面があるので、書くものと印鑑だけは持っていってください。
あとは、その日に見て決めれば間に合います。
たくさん持っていって、置き場所がなくて困るほうが困ります。
机がどれくらいの広さかも、行ってみないと分かりません。
私物を持ち込むときの、3つの線引き
ここで注意したいことがあります。
私物を持ち込んで、注意されたという話が実際にあります。
文房具だけでなく、収納用品や卓上のものまで含めてです。
次の3つを守れば、まず言われません。
① 見た目が浮かないもの
職場は、自分の部屋ではありません。
派手な色、キャラクターのもの、大きなもの。
入ったばかりのうちは、目立たないものを選んでください。
慣れてから、周りを見て少しずつ変えれば十分です。
② 共有のものと混ざらないもの
会社のものと自分のものが混ざると、面倒が起きます。
「これ、会社のじゃないの」と言われたり、逆に持ち帰ってしまったり。
目印をつけるか、置き場所を分けてください。
③ 電気を使わないもの
ここは、線がはっきりしています。
電気を使うものの持ち込みは、禁止されている職場が多いです。
火の元や、配線の安全の問題があるからです。
買う前に、必ず確認してください。
聞かずに持ち込んで、その日に片づけることになると、もったいないです。
言い合いにしないでください。
「失礼しました、片づけます」で、その場は終わりです。
そのあとで、「どこまでなら持ち込んで大丈夫でしょうか」と聞いてください。
線が分かれば、次から迷いません。
貸し借りは、どうするか
生の声でよく出てくるのが、これです。
自分のものを、何度も借りていかれる。
断りにくいけれど、戻ってこないこともある。
やり方は2つあります。
| やり方 | どう言うか |
|---|---|
| 共有のものに誘導する | 「あちらに備品のがありますよ」 |
| 貸し出し用を1本置く | 安いものを1本、貸す用にしておく |
2つ目が、いちばん平和に終わります。
自分が使うものとは別に、貸す用のものを1本だけ用意しておく。
なくなっても困らないものなので、気にしなくて済みます。
断る言葉を考えるより、これが早いです。
自分の大事なものを守りたいなら、見えるところに置かないのも手です。
引き出しに入れておけば、そもそも借りられません。
自分で買った分は、戻ってくるのか
すでに自分で買ってしまった場合の話です。
少額のものは、あとから精算してもらうのが難しいことが多いです。
理由は、先に許可を取っていないからです。
会社の側から見ると、頼んでいないものを買われた形になります。
だから、これからの分についてこうしてください。
「◯◯が必要なのですが、備品として頼めますか。なければ自分で買って、あとで精算をお願いできますか」
この形なら、どちらの答えでも先に分かります。
「自分で買って」と言われたら、それが答えです。
金額が大きいものや、まとめて買う必要があるものは、必ず先に聞いてください。
支給されないものが多いと感じたら
ここまでやっても、ほとんど何も出ない職場があります。
その場合、見ておきたいことがあります。
□ 文房具を全員が自分で買っている
□ 備品を頼む先が、誰にも分からない
□ 「自分で買って」が当たり前になっている
□ 立場によって、備品を使えるかどうかが違う
□ 業務で使うものを、毎月自腹で買っている
3つ以上当てはまるなら、文房具の話ではありません。
会社が、働くための道具をそろえていない状態です。
金額は小さくても、続くと積み上がります。
4つ目については、扱いが分かれる場合もあります。
納得できないときは、社内の相談窓口に確認できます。
在宅で働く日があるとき
家で働く日がある場合、線引きがもう一つ増えます。
家で使うものを、会社が出すのかどうかです。
多くの会社では、在宅の分は自分で用意する形になっています。
ただ、机や椅子、通信費について手当がある会社もあります。
あるかどうかは、聞かないと分かりません。
「在宅の日に使うものについて、手当や支給の仕組みはありますか」
なければ「ありません」で終わります。聞くだけなら、何も失いません。
印刷が必要な仕事なら、そこも確かめてください。
家で印刷すると、紙とインクが自腹になります。
出社の日にまとめて印刷する形にできるなら、そのほうが早いです。
やらないほうがいいこと
| やりがちなこと | なぜ避けるか |
|---|---|
| 入る前に買いそろえる | 支給されるものを買って、無駄になる |
| 聞かずに自分で買い続ける | 本来会社が出すものを、毎月自腹で払うことになる |
| 電気を使うものを勝手に持ち込む | 安全の決まりがある。その日に片づけになる |
| 会社のものを持ち帰る | 混ざると、あとで面倒になる |
| 高いものを職場に持ち込む | なくなったときに、誰も責任を取れない |
いちばん下について、ひとつだけ。
気に入った高いものを職場に置くのは、やめておいたほうがいいです。
なくなっても、誰かを疑うことになるだけです。
職場に置くものは、なくなっても困らないものにしてください。
よくある質問
Q. 初日に文房具を持っていったほうがいいですか
ボールペン1本とメモ帳があれば十分です。書類に記入する場面があるので、書くものだけは持っていってください。それ以外は、その日に分かります。
Q. 印鑑は必要ですか
書類に押す場面があるので、認印を1つ持っておくと安心です。会社が支給することは、ほとんどありません。
Q. 自分の使いやすいものを使いたいです
構いません。見た目が浮かないものを選んで、共有のものと混ざらないようにしておけば、何も言われません。
Q. 備品を頼むのが、気が引けます
必要なものを頼むのは、仕事の一部です。むしろ、切れる前に頼んでおく人のほうが、周りにとって助かります。
Q. 立場によって使えるものが違うと言われました
扱いが分かれる場合もありますが、業務で必要なものであれば、確認する価値があります。社内の相談窓口か総務に聞いてみてください。
Q. 前の職場と、やり方が全然違います
文房具のような細かいことは、職場ごとにかなり違います。前の職場のやり方は、いったん置いておいてください。「こちらではどうされていますか」と聞くのが早いです。
Q. 支給品が使いにくいときは、自分で買ってもいいですか
構いません。支給されたものを使わないことを責められることは、まずありません。ただ、支給品も受け取っておいてください。予備があると助かります。
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買う前に、聞くだけで足ります
① 「文房具はどちらに言えばよいですか」と聞く
② 毎日使う書くものだけ、自分で選ぶ
③ 私物は、浮かないもの・混ざらないもの・電気を使わないものに
仕事で使うものは、基本的に会社が用意します。
自分で買っているなら、それは聞いていないだけかもしれません。
一言聞くだけで、毎月の出費が消えることがあります。
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※本記事は一般的な情報の解説であり、法的助言ではありません。備品の支給範囲や私物の持ち込みは、勤務先の規定によります。業務に必要なものの負担について納得できない場合は、社内の相談窓口や総合労働相談コーナー(各労働局)にご相談ください。※本記事には広告(PR)を含みます。