転職という選択肢
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派遣先の社員がつらい…耐えなくていい。雇っているのは派遣元です

taishokuzenya
結論から
派遣先の人間関係でつらいとき、ひとりで耐える必要はありません。
派遣元(派遣会社)の営業担当に相談する。これが、正社員にはない選択肢です。
派遣元は、あなたを雇っている会社です。就業先との間に入るのが、営業担当の仕事です。
相談するときは、気持ちではなく日時と事実を伝えてください。記録があると、動いてもらいやすくなります。
派遣先を変えてもらうことも、実際にあります。

派遣先で、自分にだけ冷たい社員がいる。

質問しても、めんどうそうに答えられる。

分からないまま放置されて、「まだ終わってないの」と言われる。

正社員ではないから、強く言えない気がする。

この記事は、派遣だからこそ使える方法を書きます。

正社員と、いちばん違うところ

つらいとき、逃げ場の数が違います。

正社員派遣
相談先社内の上司・人事派遣元の営業担当+派遣先
相手との関係同じ会社の人別の会社の人
環境を変える異動を待つ・辞める契約の区切りで変えられる
間に入る人いない派遣元がいる

ここが、いちばん大事なところです。

あなたを雇っているのは派遣元です。

派遣先は、あなたに指示を出す立場ではありますが、雇い主ではありません。

だから、こう考えてください
派遣先で困ったことは、派遣元に報告する。
これは告げ口ではなく、就業状況の報告です。
営業担当にとっては、知らないまま辞められるほうが困ります。

相談する前に、記録を取る

相談が通るかどうかは、記録があるかで変わります。

「つらいです」だけだと、「もう少し様子を見ましょう」で終わりがちです。

1行で足ります
・日付と時間(9/25 14:20)
・誰が、何と言ったか(できるだけそのままの言葉で)
・まわりに誰がいたか
・そのあと仕事がどうなったか(作業が止まった・やり直しになった)

スマホのメモで構いません。

派遣先のパソコンには残さないでください。会社の持ち物なので、見られる可能性があります。

同じことが3回書かれていれば、たまたまではないと伝えられます。

放置されて、仕事を教えてもらえないとき

嫌味を言われるより、何も教えてもらえないほうがつらい、という声もあります。

この場合、困っているのはあなただけではありません。

仕事が止まれば、派遣先も派遣元も困ります。

この順番で動いてください
① 誰に聞けばいいかを、指揮命令者(現場の担当者)に確認する
② それでも進まないなら、止まっている作業を具体的に伝える
③ 改善しないなら、派遣元の営業担当に報告する
そのまま使える言い方
「◯◯の手順が分からず、作業が止まっています。どなたに伺えばよろしいでしょうか。」
(派遣元へ)「◯◯の業務について説明を受けられず、2日ほど作業が進んでいません。ご確認いただけますか。」

「教えてもらえない」ではなく、「作業が止まっている」と言い換えてください。

人の問題ではなく、業務の問題として扱われます。

契約で決まっていない業務をさせられている場合も、同じように報告してください。

派遣元への、伝え方

営業担当には、定期的に連絡が来るはずです。

そのタイミングで伝えるのがいちばん自然です。

そのまま使える言い方
「就業状況で、ご相談したいことがあります。
◯月◯日に、◯◯部の◯◯さんから「(言われた言葉)」と言われました。
同じようなことが◯回あり、業務に支障が出ています。
対応をご相談させてください。」

ポイントは、「業務に支障が出ている」と伝えることです。

人間関係の話としてだけ伝えると、「合う・合わない」で処理されます。

仕事が止まっていると伝えれば、派遣先に確認する理由ができます。

メールでも電話でも構いませんが、一度は文字で残しておいてください。

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指揮命令者と、営業担当の違い

派遣で働くときは、関わる人が3種類います。

誰どこの人何を頼むか
指揮命令者派遣先日々の仕事の指示・質問
派遣先責任者派遣先就業環境の苦情(現場で解決しないとき)
営業担当派遣元契約・待遇・環境の相談。すべての窓口

この3人の名前と連絡先は、就業条件明示書に書いてあります。

契約のときにもらった書類を、一度出してみてください。

「誰に言えばいいか分からない」という状態が、いちばん消耗します。

書類を見れば、宛先はもう決まっています。

派遣先を、変えてもらえるか

結論から言うと、変わることはあります。

タイミング変わりやすさ
契約の更新時いちばん変えやすい。更新しない選択ができる
契約の途中原則は難しい。ただし事情によっては動くことがある
就業してすぐ相談しやすい。合わないと早めに分かるほうが派遣元も助かる

いちばん確実なのは、更新のタイミングで断ることです。

そのとき「次は別の就業先を紹介してほしい」と伝えれば、話が早く進みます。

契約の途中でも、相談すること自体は自由です。

ただ、期間の途中で交代するには、派遣先との調整が必要になります。

すぐには動かないことが多い、と知っておいてください。

これはハラスメントかもしれない、というとき

人間関係の悩みと、ハラスメントは分けて考えてください。

こうした行為は、相談していい話です
・大勢の前で、繰り返し責められる
・あいさつを無視される、話しかけても答えてもらえない
・必要な情報を、わざと教えてもらえない
・できない量の仕事を押しつけられる/仕事を与えられない
・私生活のことを、しつこく聞かれる

厚生労働省は、パワーハラスメントの例として、人間関係からの切り離し(無視・仲間はずれ)や精神的な攻撃(人前での侮辱)を挙げています。

そして、派遣で働く人も、この対象に含まれます。

派遣元だけでなく、派遣先にも、防止のための措置を取る義務があるとされています。

つまり、「よそから来た人だから関係ない」ということにはなりません。

ただし、あてはまるかどうかは個別の事情で判断されます。

迷ったら、記録を持って派遣元に相談してください。

派遣元が動いてくれないとき

相談しても「もう少し頑張って」で終わることがあります。

次にできること
・担当を変えてもらう(派遣会社の別の窓口・支店に連絡する)
・派遣会社の相談窓口(ハラスメント窓口)に直接伝える
・更新しない意思を伝える(区切りで離れる)
・各労働局の総合労働相談コーナーに相談する(無料)

派遣会社には、苦情を受け付ける窓口が定められています。

営業担当以外の連絡先が、契約書や派遣会社のサイトに書いてあることが多いです。

担当者ひとりで止まっているなら、別の人に話すのが早いです。

「派遣だから」と思わなくていい

つらいとき、「自分が派遣だから軽く扱われる」と感じることがあります。

たしかに、そういう人はいます。

ただ、ここは分けて考えてください。

分けて考える
・立場が違うのは事実(契約の形が違います)
・雑に扱っていい理由にはならない(これは別の話)

仕事の範囲や責任が違うのは、契約でそう決まっているからです。

でも、あいさつを返さない、人前で責める、無視する。

これらは契約の形とは関係のない話です。

「派遣だから仕方ない」と自分に言い聞かせて我慢すると、

相談していい場面まで飲み込んでしまいます。

立場の違いと、扱い方の問題は、別々に考えてください。

日々の距離の取り方

相談と並行して、その場でできることもあります。

消耗を減らす4つ
・聞く相手を分ける(その人以外に、答えられる人を見つけておく)
・やり取りを短くする(用件だけ。世間話で距離を縮めようとしない)
・記録を残す(言われたこと・指示された内容をメモする)
・昼休みは席を離れる(同じ空間にいる時間を物理的に減らす)

とくに聞く相手を分けるのが効きます。

質問先が2つ以上あると、その人に頼らなくて済みます。

無理に好かれようとしなくて大丈夫です。

契約の期間が終われば、関係も終わります。ここは正社員より気が楽なところです。

タイプ別|いま、どれに当てはまるか

距離を取れば足りるタイプ
□ 言い方がきついが、仕事は回っている
□ 特定の一人だけ
□ 更新まで数か月

このタイプは、やり取りを短くして、更新で区切るのが現実的です。

派遣元に相談するタイプ
□ 必要な情報が回ってこない
□ 仕事が止まっている
□ 同じことが何度もある

このタイプは、記録を取って、業務の話として営業担当へ。

すぐ動いたほうがいいタイプ
□ 人前で繰り返し責められる
□ 無視されている
□ 眠れない・食べられない日が続く

このタイプは、派遣元と、必要なら外部の窓口へ。体調に出ているなら医療機関にもかかってください。

よくある質問

Q. 相談したら、派遣元に「面倒な人」と思われませんか

黙って辞められるほうが困ります。早めに知らせてくれる人のほうが、営業担当は動きやすいです。

Q. 派遣先の上司に、直接言ってもいいですか

言っても構いませんが、先に派遣元に伝えてください。派遣元が知らないところで話が進むと、あとで調整が難しくなります。

Q. 同じ派遣会社の人から、いじめを受けています

その場合も派遣元に伝えてください。同じ会社に雇われている者どうしなので、派遣元が直接対応すべき話です。

Q. 契約の途中ですが、もう行きたくありません

まず派遣元に電話してください。無断で行かなくなると、次の紹介に影響します。体調のこと、ハラスメントのことは、事情として伝えていい話です。

Q. 営業担当と、あまり話したことがありません

それでも構いません。契約しているのはその会社です。「就業状況でご相談があります」と切り出せば、話を聞くのが仕事です。

Q. 我慢していれば、そのうち慣れますか

慣れることもありますが、体調に出ているなら別です。眠れない、食欲がない、朝起きられないといったことが続くなら、慣れるのを待たないでください。

Q. 次の派遣先でも同じことになりませんか

職場によってまったく違います。ただ、毎回同じつらさが起きるなら、派遣という働き方そのものが合っていない可能性もあります。転職エージェントの選び方で、直接雇用の道も含めて見ておくと、選択肢が増えます。

今日の一歩
まず、就業条件明示書を出して、営業担当の連絡先を確かめてください。相談するかどうかは、そのあとで決めて構いません。宛先が分かるだけで気持ちが変わります。

Q. 相談したことが、派遣先に伝わりませんか

営業担当に「名前を出さずに確認してほしい」と先に伝えてください。状況によっては難しいこともありますが、希望を言っておくと配慮されます。

Q. 派遣先の人と、どこまで親しくすればいいですか

仕事の話ができる関係があれば十分です。契約の期間が終われば会わなくなる相手なので、無理に飲み会や雑談に加わる必要はありません。

Q. 更新の面談で、人間関係のことを聞かれました

事実だけ答えて構いません。「◯◯の件で作業が止まることがありました」という言い方なら、愚痴ではなく報告として受け取られます。

Q. 我慢できずに、その場で言い返してしまいました

あとから派遣元に、自分から先に伝えておいてください。派遣先から先に話が行くより、こちらから状況を説明したほうが、営業担当も動きやすくなります。

Q. 我慢して続ければ、直接雇用してもらえますか

その可能性はありますが、確かなものではありません。体調を崩してまで続ける理由にはなりません。直接雇用を希望するなら、その意思を派遣元に伝えておいてください。

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雇っているのは、派遣元です

やることは3つ
① 言われたことを、その日のうちに1行メモに残す
② 派遣元の営業担当に「業務に支障が出ている」と伝える
③ 動かないなら、別の窓口か、更新で区切る

派遣先の人間関係は、ひとりで耐えるものではありません。

間に入ってくれる会社がある、というのは派遣の数少ない強みです。

更新のタイミングで離れたいなら、派遣の契約更新を断りたいときに、そのまま使える文例をまとめています。

職場の人間関係そのものに疲れているなら、職場の人間関係に疲れたときも参考になります。

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※本記事は一般的な情報の解説であり、法的助言ではありません。パワーハラスメントにあたるかどうかは、個別の事情によって判断が異なります。参考:厚生労働省「職場におけるハラスメントの防止のために」。困ったときは派遣元の担当者・派遣会社の相談窓口、または総合労働相談コーナー(各労働局)にご相談ください。体調がすぐれないときは医療機関にご相談ください。※本記事には広告(PR)を含みます。

辞めたいのに、動けない夜に。
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退職前夜

新卒で入った会社を、休職を経て辞め、個人事業主として独立しました。「辞めたいな…」と思う夜に、そっと寄り添う記事を書いています🌙

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