転職という選択肢
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上司に退職を伝えるのが怖い…日時を決めた瞬間、半分終わります

taishokuzenya
結論から
伝える時間は、3分です
怖いのは、その3分ではなく、切り出すまでの数週間のほうです。
日時を決めた瞬間に、怖さの半分は終わります。
この記事では、怖さの正体と、明日決められる形を書きます。

辞めると決めた。

なのに、何週間も言えていない

今日こそ言おうと思って出社して、上司の顔を見た瞬間にやめる

忙しそうだった。

機嫌が悪そうだった。

言い出せる空気じゃなかった。

それを毎日、繰り返している。

この記事は、その状態から抜けるために書きます。

怖さの正体は、3つに分かれます

まとめて怖がると、何も手がつきません

怖さの中身実際に起きること
怒られる・責められるその場で怒鳴られることは、まずありません。多くは「そうか」で終わります
引き止められて断れないこれは実際に起きます。ただし返す言葉を決めておけば対応できます
気まずくなる・裏切り者に見られる数日は気まずいです。ただし、たいてい1〜2週間で日常に戻ります

この3つのうち、本当に準備が要るのは2つ目だけです。

なぜ「怒られる」と思ってしまうのか

多くの場合、まだ何も起きていません

起きているのは、頭の中で最悪の場面を再生することだけです。

しかも、再生するたびに反応がひどくなっていきます

これは、先延ばしにするほど悪化する種類の不安です。

だから、早く終わらせるのがいちばんの対処になります。

いちばん効くのは「日時を決める」ことです

これだけで、状況が変わります。

言えない人の多くは、「タイミングを待って」います

上司の機嫌がいいとき。

忙しくないとき。

でも、そのタイミングは来ません

管理職は、だいたいいつも忙しいからです。

今日やること
「〇月〇日の〇時に言う」と決める(3日以内がおすすめ)
② その時間に「10分だけお時間いただけますか」とだけ伝える
③ カレンダーに予定として入れる

②はアポを取るだけです。中身はまだ言いません。

②が効きます。

アポを取った時点で、後戻りできなくなります。

そして相手も、身構えて聞く準備ができます

いきなり切り出すより、お互いに楽です

言えないまま過ごす日々のほうが、重い

これは、知っておいてほしいことです。

状態起きていること
言えないまま毎朝「今日こそ」と思い、毎晩「また言えなかった」と思う。これが毎日続きます
言ったあと数日は気まずい。ただし、あとは手続きが進むだけ

つまり、つらさの総量は「言えないまま」のほうが大きいのです。

しかも、言えない期間は自分で終わらせない限り終わりません

先延ばしが生む、実務的な問題

言えない期間が延びると、こうなります
転職先の入社日に間に合わなくなる(引き継ぎ期間が取れない)
有給を消化する日数が足りなくなる
繁忙期に入ってしまい、余計に言いにくくなる
内定先を待たせることになる

気持ちの問題だけではなく、実際に選べる条件が減っていきます

とくに転職先が決まっている場合は、先延ばしが直接そちらに響きます。

切り出す時間帯とタイミング

タイミング向き不向き
朝いちばん✕ 相手がその日の段取りで頭がいっぱい
午前の落ち着いた時間◎ 話したあと、一日の中で気持ちを整理できます
昼休み直後◯ 会議が入りにくい時間帯です
終業間際△ 相手は帰りたい。ただし短く終わるのは利点
金曜の夕方✕ 週明けまで宙ぶらりんになります

場所は、会議室など人がいないところにしてください。

席で話すと、周りに聞かれて、噂が先に広がります

伝える前に、次の選択肢を確かめておく ▶
相談は無料・在職中でも・相談だけの利用もできます

そのまま読み上げられる原稿

原稿があると、緊張がかなり減ります

メモを見ながらで構いません。

お忙しいところ、お時間をいただきありがとうございます。

私事で恐縮ですが、退職させていただきたいと考えております。

〇月〇日をもって退職したいと考えており、ご相談させていただきたくお願いいたします。

これまでご指導いただき、ありがとうございました。

30秒で終わります。

ポイントは3つです。

①「相談」でなく「決めたこと」として言う ②日付を出す ③理由は言わない

「相談があります」と言わないでください

やわらかく伝えようとして、「相談したいことが」と切り出す人が多いです。

でも、相談と言うと、相手は「変えられる」と受け取ります

そこから、引き止めが始まります

決めたことを伝える形にすれば、話が短くなります

理由は聞かれてから、短く

こちらから説明を足さないでください。

話すほど、相手が反論できる箇所が増えます

自分のやりたいことを考えた結果です。
会社に不満があるわけではありません。

これで十分です。

「給料が」と言えば「上げる」と返ってきますし、「人間関係が」と言えば「異動を検討する」と返ってきます。

伝え方の詳細は退職の切り出し方・伝え方にまとめました。

引き止められたときの返し方

ここだけ、先に決めておいてください

「考え直してほしい」
→ ありがたいお言葉ですが、よく考えたうえでの結論です

「条件を見直す」
条件面での判断ではありませんので、結論は変わりません。

「後任が決まるまで」
→ 引き継ぎはできる限りのことをさせていただきます。ただ、退職日は〇月〇日でお願いいたします。

「無責任だ」
→ ご迷惑をおかけすることは申し訳なく思っております

共通しているのは、謝る言葉は入れるが、結論は動かさないことです。

その場で答えを出す必要もありません。

一度持ち帰りますが、気持ちは変わらないと思います。

この一言で、その場を切り上げられます

引き止めが長引くときの対処は退職の引き止めがしつこいときにまとめました。

実際に切り出したあと、何が起きるか

先が見えないから怖い、という面もあります。

だいたい、この順番で進みます

当日:上司に伝える(3分)。その場で引き止められるか、「分かった、考えさせて」で終わる
数日以内:上司から返答。退職日のすり合わせ
1〜2週間後:退職届を提出。人事の手続きが始まる
そのあと:引き継ぎ。後任が決まれば具体的に進む
最終出社日の前:有給消化に入る

つまり、当日に全部が決まるわけではありません

その場で退職日を確定させる必要もありません。

「まず意思を伝える」だけでいいのです。

周りへの伝わり方

同僚にいつ知られるかは、会社が決めます

自分から先に同僚へ言うのは、やめておいたほうが無難です。

上司より先に噂が回ると、上司の心証が悪くなります

伝える順番は、①直属の上司 ②人事 ③同僚

これだけ守れば、大きくもめません

どうしても言えないとき

何週間も言えないままなら、やり方を変えてください

「言えない」が続くのは、意志が弱いからではありません
・上司が威圧的で、日常的に強く言われている
・過去に辞めようとした人が責められるのを見た
体調に影響が出ている

こういう状況なら、普通に言えなくて当然です。
自分を責めないでください。

その場合の手段は、2つあります。

1. 直属の上司を飛ばす

本来は直属の上司に伝えるのが順番ですが、それが難しい事情があるなら、人事に相談して構いません

「上司に伝えづらい事情がある」と言えば、間に入ってもらえることがあります

2. 退職代行を使う

最終手段ですが、知っておくだけで気持ちが変わります

「どうしても無理なら、この手がある」と分かっていれば、自分で言う勇気も出やすくなります

選び方は退職代行の選び方にまとめました。

伝える前に、やっておくこと

準備しておくと、その場で慌てません

4つだけ
就業規則で「何ヶ月前までに」を確認する(たいてい1〜3ヶ月前)
有給の残日数を調べる(給与明細か勤怠システムで分かります)
退職希望日を決める(引き継ぎ+有給消化から逆算)
担当業務を書き出す(引き継ぎの話になったとき役立ちます)

②が意外と大事です。

有給が何日残っているかを知らないまま退職日を決めると、捨てることになります

20日残っていれば、実質1ヶ月早く働かなくてよくなります

退職日は、自分から出す

「いつがいいでしょうか」と聞くと、会社の都合で決まります

そうすると、「後任が決まるまで」と延びていきます

〇月〇日をもって退職したいと考えております。
引き継ぎは、それまでにできる限りのことをさせていただきます。

日付を先に出すこと。

これが、ずるずる延びるのを防ぐいちばんの方法です。

逆算の仕方は退職はいつ言うべき?にまとめました。

こういう人は、先に準備したほうがいい

当てはまるなら、伝える前にひと手間かけてください
過去に辞めようとした人が、強く責められるのを見た
上司が日常的に威圧的
人手不足で、辞めさせてもらえない空気がある
「損害賠償」という言葉が社内で出たことがある

この場合は、記録を残しておいてください

残しておくもの
いつ、誰に、何を伝えたか(メモで十分)
退職の意思を書面かメールでも送る(口頭だけにしない)
就業規則の該当ページ(写真で可)

大げさに聞こえるかもしれませんが、もめたときに効くのは記録だけです。

何もなければ、使わずに終わるだけです。

それでも辞めさせてもらえないとき

会社が受理しない、話し合いにならない、という状態が続く場合は、一人で抱えないでください

労働基準監督署などの公的な相談窓口があります。

進め方は人手不足で辞めさせてくれないときにまとめました。

よくある質問

Q. 言おうとすると涙が出そうになります

緊張が強いときに起きます。泣いても問題ありません。気になるなら、紙に書いたものを読み上げる形にしてください。「うまく話せないので、書いてきました」と前置きすれば、それ自体が誠実に伝わります

Q. 上司が怖くて、話しかけることすらできません

無理に対面にこだわらなくて大丈夫です。まずメールやチャットで「お時間をいただきたい」と送るだけでも、一歩進みます。それも難しい状態が続くなら、人事に相談するか、退職代行という手段があります

Q. 何度も日時を決めては、直前でやめてしまいます

一人で決めていると、自分で取り消せてしまうのが原因です。対策は先にアポを取ることです。「10分お時間ください」と伝えてしまえば、相手の予定になるので取り消しにくくなります

Q. メールで伝えてもいいですか

原則は口頭ですが、対面が難しい事情があるなら、メールでも意思は伝わります。ただし送りっぱなしにせず、その後に話す機会を作ってください。記録が残る点では、メールのほうが安全な場合もあります。

Q. 何ヶ月前に言えばいいですか

就業規則に書かれていることが多いので、まず確認してください。1〜3ヶ月前が一般的です。逆算の仕方は退職はいつ言うべき?にまとめました。

Q. 転職先が決まっていなくても言っていいですか

言えますが、おすすめはしません。収入が止まると、時間が経つほど条件を下げてしまいます。詳しくは転職先が決まっていないのに辞めていい?にまとめました。

Q. 言ったあと、居づらくなりませんか

数日は気まずいです。ただ、多くの場合1〜2週間で日常に戻ります。周りは、思っているほどあなたのことを考えていません。普段どおり働くのが、いちばん早く戻る方法です。

Q. 上司が休職中・不在です

その場合は、そのまた上の役職の方か、人事に伝えて構いません。「直属の上司が不在のため」と一言添えれば、順番を飛ばしても問題ありません。

怖いのは、あと数日だけです

今日やること
言う日と時間を決める(3日以内)
カレンダーに入れる
③ 上の原稿をメモに書き写す
④ 引き止めの返し方を1つだけ覚える

準備は10分です。

言えないまま過ごす1日は、言ったあとの1日よりずっと重いです。

言ってしまえば、あとは事務手続きが進むだけになります。

怖いのは、切り出す前の数日だけです。

そして、その数日を長くしているのは、日時を決めていないことです。

上司の機嫌がいい日は来ません。

だから、こちらで決めてください。

もし、伝えたあとの進路がまだ固まっていないなら、先に選択肢を持っておくと気持ちが軽くなります

進め方は転職エージェントの選び方にまとめました。

辞める前に、次の選択肢だけ確かめておく ▶
相談は無料・在職中でも・相談だけの利用もできます

※本記事は一般的な情報の解説であり、法的助言や医学的助言ではありません。心身の不調が続く場合は、医療機関や公的な相談窓口にご相談ください。※本記事には広告(PR)を含みます。

辞めたいのに、動けない夜に。
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退職前夜
この記事を書いた人
退職前夜

新卒で入った会社を、休職を経て辞め、個人事業主として独立しました。「辞めたいな…」と思う夜に、そっと寄り添う記事を書いています🌙

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