転職という選択肢
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仕事が続かない自分に悩んでいる…「根性がない」と責める前に知ってほしいこと

taishokuzenya
この記事の結論
仕事が続かないのは、根性がないからではありません。多くの場合、「合わない場所」を、選び方を知らないまま引き続けてきただけです。これまで辞めた理由を並べて共通点を見つければ、それはそのまま「あなたが働き続けるための条件」になります。条件から逆算して選び直せば、続く場所はちゃんと見つかります。

また、辞めてしまった。

履歴書の職歴欄が増えるたびに、胸の奥が重くなる。

家族には呆れられ、友人には「またか」という顔をされ、自分でも「どうして自分は続かないんだろう」と責めてしまう。

この記事は、そんなふうに自分を責めているあなたのために書きました。

最初に言っておきます。

仕事が続かないことは、人間としての欠陥ではありません。

そして、これまでの「辞めた経験」は、次で失敗しないための、いちばん確かな材料になります。

まず、いまの状態をセルフチェック

いまのあなたに、いくつ当てはまりますか。

  • ☑ これまでの退職は、いつも「もう限界」まで我慢してからだった
  • ☑ 辞めた理由を、人にうまく説明できない
  • ☑ 仕事を選ぶとき、「入れるところ」で決めてきた
  • ☑ 「自分はどこへ行ってもダメだ」と思うことがある
  • ☑ でも、働くこと自体を嫌いになったわけではない

4つ目に心当たりがあっても、5つ目にも当てはまるなら、大丈夫です。

あなたに足りないのは根性ではなく、「自分に合う場所の選び方」の情報です

順番に、ほどいていきましょう。

「続かない」は、あなたの欠陥ではない

まず、この思い込みから外していきます。

仕事が続くかどうかは、本人の根性だけで決まるものではありません。

職場との相性、仕事内容との相性、人間関係、労働条件。

続くかどうかは、その掛け算で決まります。

あなたがこれまで辞めてきたのは、たまたま「合わない場所」を引き続けてきたからかもしれません。

くじ引きで外れを引き続けた人に、「引き方が悪い」とは言えないはずです。

ただし、ひとつだけ変えられることがあります。

それは、次のくじを、中身を確かめてから引くことです。

ここからが、この記事の本題です。

辞めた理由を並べると、「共通点」が見えてくる

紙とペンを用意して、これまで辞めた仕事を、ひとつずつ書き出してみてください。

そして、それぞれの横に「本当の辞めた理由」を書き添えます。

建前ではなく、本音で書くのがコツです。

「上司が怖かった」「同じ作業の繰り返しが耐えられなかった」「シフトが不規則で体を壊した」。

誰にも見せないメモですから、正直に。

書き終えたら、眺めてみてください。

おそらく、共通点が見つかるはずです。

  • 毎回、人間関係(特に上司との関係)が理由で辞めている
  • 毎回、単調な作業に飽きて辞めている
  • 毎回、労働時間や休みの不規則さで体調を崩している
  • 毎回、「思っていた仕事と違う」と感じて辞めている

この共通点こそ、あなたにとっての「地雷」、つまりまっさきに避けるべき条件です。

あなたは「何でも続かない人」ではなく、「特定の条件に、人一倍耐えられない人」なのです。

これが分かると、対策は一気に具体的になります。

「地雷」は、裏返すと「あなたの条件」になる

見つけた地雷は、裏返してみてください。

それが、あなたが働き続けるために必要な条件になります。

  • 人間関係で辞めがち → 少人数で固定メンバーの職場、または人と関わりすぎない仕事
  • 単調さで辞めがち → 日によって業務が変わる仕事、複数の役割を持てる職場
  • 不規則さで辞めがち → 勤務時間が固定の職場、シフトのない仕事
  • 「話が違う」で辞めがち → 入る前に仕事内容を細かく確認できる、エージェント経由の転職

世の中の仕事選びは、「何がしたいか」で語られがちです。

でも、続かないことに悩んできた人にとって、先に決めるべきは「何がしたいか」ではありません。

「何を避ければ、自分は続けられるのか」です。

地雷を避けた場所でなら、「したいこと」はあとから育ちます。

ヒント
「こんな条件を出したら、わがままだと思われる」と心配になるかもしれません。でも、自分の地雷を知っていて避けるのは、わがままではなく自己管理です。採用する会社にとっても、長く続けてくれる人のほうがありがたいのですから。

続く仕事を選ぶ、3つのコツ

地雷と条件が見えたら、あとは選び方です。

次の3つを守るだけで、「また外れを引く」確率は大きく下がります。

① 「入れるところ」ではなく「条件に合うところ」から選ぶ

焦って「採用してくれるならどこでも」で選ぶと、また地雷を踏みます。

求人を見る順番を、給料や知名度からではなく、「自分の地雷がないか」から見る癖をつけてください。

② 入る前に、確かめる質問をする

面接は、確かめる場でもあります。

「職場は何人くらいのチームですか」「1日の仕事の流れを教えてください」「残業や休日出勤はどのくらいありますか」。

自分の地雷に関わる部分は、遠慮せずに聞いてください。

ここで曖昧にしか答えない会社は、入ってから「話が違う」になりがちです。

③ 職歴の多さは、正直に、前向きに伝える

面接で必ず聞かれる「なぜ何度も転職を?」には、こう答えれば大丈夫です。

職歴の多さを聞かれたときの答え方(例)
これまでは、自分に合う条件を分からないまま仕事を選んで、長く続けられませんでした。その反省から、自分が働き続けるために必要な条件を整理してきました。御社の◯◯という環境なら、腰を据えて長く働けると考えて応募しました。

過去を取り繕うのではなく、「分析して、選び方を変えた」と語る。

これは、採用側から見ると誠実で、むしろ評価される答え方です。

「続いている人」と、自分を比べなくていい

ひとつの会社で長く働いている友人や同級生を見ると、まぶしく感じるかもしれません。

「あの人は偉くて、自分はダメだ」と。

でも、続いている人が偉いのではなく、多くの場合、その人は「たまたま最初に合う場所に出会えた人」です。

初めての職場との相性は、ほとんど運です。

あなたはその運に恵まれなかっただけで、人としての価値の差ではありません。

それに、合わない場所に長くとどまり続けることが、いつも正解とも限りません。

合わない場所から離れられるのは、それはそれでひとつの力です

あなたの「離れる決断力」は、向きさえ整えば、これからの武器になります。

ヒント
なお、見つけた「地雷」は、一生ものとは限りません。経験を積むうちに平気になるものもあれば、年齢とともに増えるものもあります。転機のたびに書き出し直すと、そのときの自分に合った選び方ができます。

「辞め癖」という言葉に、傷つかなくていい

続かないことに悩む人が、いちばん恐れている言葉があります。

「辞め癖がついている」という言葉です。

はっきり書きます。

一度や二度、早く辞めたからといって、辞めることが癖になるという根拠はありません。

あなたが辞めてきたのは、癖ではなく、そのつど理由があったからです。

その理由を、今回はじめて分析したのですから、次は違う結果になります。

「どこへ行っても続かないよ」という言葉も、同じです。

ある場所で続かなかったことと、どこでも続かないことは、まったく別の話です。

環境が合えば、人は驚くほど自然に続けられます

家族や周りの目が、気になるとき

続かないことに悩む人の多くが、実は仕事そのものより、周りの目に苦しんでいます。

「また辞めたの?」という家族のため息。

「次は続くといいね」という悪気のない一言。

それらが、次に動く足を重くします。

ここで覚えておいてほしいのは、周りの人はあなたの職歴の「回数」しか見えていない、ということです。

それぞれの職場で何があったか、あなたがどれだけ我慢したかは、見えていません。

見えていない人の評価に、あなたの次の選択を委ねる必要はありません。

もし家族に説明するなら、回数の言い訳ではなく、これからの話をしてください。

「今回は、続かなかった理由を分析して、条件から選び直す」。

計画を語る人を、人は応援したくなります

過去を責める人にも、未来の計画は否定しにくいものです。

ひとりで選ばない。それが同じ失敗を避ける最短ルート

ここまでの分析と選び方は、ひとりでもできます。

ただ、最後のひとつだけ、人の手を借りることをおすすめします。

それは、求人の「内情」の確認です。

これまでのあなたは、求人票の限られた情報だけを頼りに、ひとりで選んできました。

一人で悩んで、一人で決めて、外れを引いてきたのなら、今度は選び方そのものを変えてみませんか。

職場の人間関係、実際の残業、仕事内容の詳細。

あなたの地雷に関わる情報は、求人票にはほとんど書かれていません。

そこで、転職エージェントの出番です。企業の内情を踏まえて、あなたの「避けたい条件」に合わない求人を最初から外して紹介してもらえます。

転職エージェントは、採用が決まった企業から報酬を受け取る仕組みのため、求職者は無料で使えます。

エージェントは、年齢と地域で選ぶのが失敗しないコツです。

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年齢や住まいを問わず、全国の求人からオンライン相談で選びたいならMyStyle転職が向いています。

面談では、地雷リストをそのまま伝えて構いません。

エージェントへの最初のひとこと(例)
これまで仕事が続かず、悩んできました。振り返ると、辞めた理由はいつも◯◯です。今度こそ長く働きたいので、◯◯がない職場という条件で、探してもらえますか。

「続かなかった経歴」を話すのは勇気が要るかもしれません。

でも、エージェントは同じような相談を数えきれないほど受けています。

正直に話すほど、紹介の精度は上がります。

選び方をまとめて比べたいときは、こちらもどうぞ。

よくある質問

Q. 職歴が多くて、書類選考で落とされませんか?

職歴の数だけで機械的に落とす会社も、正直あります。

でも、それは「長く働いてほしい会社」と「あなた」のミスマッチを、入る前に防いでくれたと考えることもできます。

エージェント経由なら、職歴より人柄や意欲を見る会社を選んで紹介してもらえるので、書類の通過率は自分で応募するより上がる傾向があります。

Q. もう正社員は、あきらめたほうがいいのでしょうか

あきらめる必要はありません。

20代なら、職歴の多さを含めて受け入れる未経験歓迎の正社員求人は多くあります。

大事なのは雇用形態より、地雷のない職場を選ぶことです。

合う場所でなら、雇用形態はあとからいくらでも変えていけます。

Q. また辞めてしまったらと思うと、怖くて動けません

その怖さは、これまで「なぜ辞めたのか」が分からないまま繰り返してきたから生まれています。

今回、地雷を分析したあなたは、もう同じ状態ではありません。

それでも不安なら、次の職場は「試用期間はお互いのお試し期間」と割り切って入るのも手です。

完璧な覚悟は要りません。

Q. まずはアルバイトや派遣から始めるのは、ありですか?

ありです。

特に、働くこと自体への自信が落ちているときは、短い時間から生活のリズムを立て直すのは理にかなっています。

ただ、「正社員はもう無理だから」という消去法で選ぶのは待ってください。

地雷を避けた職場選びさえできれば、正社員として続けられる可能性は十分残っています。

雇用形態は、自信の回復度に合わせて選べばいい、それだけのことです。

Q. 入ってすぐ「また合わないかも」と感じたら、どうすれば?

まず、慣れの問題か地雷の問題かを1〜2ヶ月見極めてください。

単なる緊張や不慣れなら、時間が解決します。

明確に地雷(分析した共通点)に触れているなら、早めの判断も選択肢です。

入社してすぐの退職について詳しくは、入社1ヶ月で辞めたい…甘えじゃない理由と後悔しない決断の仕方にまとめています。

続かなかった過去は、次で活きる

何度も辞めてきたあなたは、「どんな職場が人を消耗させるか」を、身をもって知っています。

それは、一度も転職したことのない人には持てない、実践的な知識です。

その知識を、今回はじめて「選ぶ側」として使ってください。

地雷を知り、条件を決め、確かめてから入る。

それだけで、次の職場は、これまでとは違う場所になります。

続かなかったのは、あなたが弱いからではありません。

合う場所に、まだ出会えていないだけです。

ヒント
【今夜の一歩】今夜は、紙に「これまで辞めた仕事と、本音の理由」を書き出すところまでで十分です。共通点がひとつ見つかれば、それが、次で失敗しないための最初の武器になります。
辞めたいのに、動けない夜に。
あなたに合う一歩を、静かに選べます。
退職前夜
この記事を書いた人
退職前夜

新卒で入った会社を、休職を経て辞め、個人事業主として独立しました。「辞めたいな…」と思う夜に、そっと寄り添う記事を書いています🌙

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